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勇者の身代わりになった俺の少女転生記

すたりな

-序章④-

ミリーは3子次女という立ち位置だ。


つまり、上に兄や姉がいるので基本的に自由な立場である。


しかし過去の記憶が残っている。


確か、バイトに向かう途中で事故にあって、
意識もうろうとしてるところで小さな子供みたいな神様に出会って、
この場にいるわけだ。


5歳になるまでこの記憶を思い出す事すらまったくなかった。


そして女の子として転生を果たしている。


せっかくの異世界転生だから存分に謳歌しようと思う。




まずは体を鍛える!


これしかないね!




そして庭の周りを走り回り、疲れ果てたら日が沈む前に睡眠する。


今は、寝る→体を鍛える→寝るの繰り返しだ。


家庭教師のメイドっぽい人もい居るが、そこまで勉学には力を入れていないらしい。




俺にとっては好都合なわけだ。




前世では、碌な人生を歩んでこれなかったが、伯爵家という事もあり、
料理もうまいし、何をしてもよほどじゃなければ怒られないわけなので、
今はひたすら体を鍛えることに専念しているわけだ。


もちろん、勉学の中には魔法があるのでその項目も注目している。




この世界には、火、水、風、土の基本4属性があり、
上位種として光、闇、毒などの違う種別があるようだ。


どうも、俺は風が特に優れており、光と火も多少使えるという事が判明している。






7歳になると聖堂で儀式をやることで、国民登録と同時に向いてる属性に分かれるらしいのだが。


まあ今は関係ないね。







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