勇者の身代わりになった俺の少女転生記
-序章②-
しかしその時は状況が違っていたとは夢にも思わなかった。。。
よくある事だが、工事の関係で通勤ルートを変えることが多い。
そしてどのルートを通るにしろ、必ずある交差点に必ず通るのだがそこの信号は22時以降になると点滅信号になるのだ。
普段車が来ないからと言って点滅の信号を速度を落とし停止せずに行くことが多かった。
深夜とはいえ普段は黄色点滅の交差点から右折することが多いので気にならなかったが、
たまたまその日は夜間工事で通行止めになっていたので別ルートを通るのだ。
赤点滅の方から出てくるのだ。
いつものように走ってると右から時速100km前後で走って来る車が居るのだ。
しかしその時はそんな速度で走って来る車には一切気が付かなかった。
そしてどうなったかというと、横から車がぶつかってきて吹っ飛ばされたのだ。
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そこで意識が無くなる。
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あれ、この空間どこかで見たことがある。。。
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真っ暗な空間で立っていた・・・。
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あれ、デジャブなのかな・・・これ。
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つい1時間前に起きた時こんな夢を見た気がする。。。。
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おや、一人誰かがいるので声をかけてみよう。
「あの・・・ここはどこですか?」
「不幸にも命を落とした方よ、あなたは亡くなりました。」
見た目は少年なのか少女なのか、どっちとでも取れる容姿を持っている。
どうやら俺は死んだらしい。
「俺はこれからどうなるんでしょうか?」
そう尋ねてみる。
天国と地獄とか死者世界とかそんなところに案内されるのかな。。。
某アニメみたいに長い道から落ちたら地獄とか、エンマ大王から仕事をもらって生き返るとか、そんなとこなのかな。
「いくつか選択があります」
「その選択とは?」
「通常は輪廻にたどって輪廻転生してもう一度人生をやり直すのが理に外れない方法でしょうが、僕から提案があります。」
この人声優さんみたいな可愛い声してるな。。。
見た目は少年だけど、少女にも見えてくる。
「どのような提案でしょうか?」
「あなたの生まれた世界以外の世界で転生してみませんか?
一応希望があれば、行ってみたいと思う世界に近いところに案内します」
お決まりのラノベにありそうな展開やな・・・。
希望が叶うようなので異世界でのんびり過ごすのも悪くない。
ある程度希望を伝えるとそのようにしてくれるらしい。
そしてある程度力をくれるとの事だった。
「じゃあ、お願いします」
「では、次は良き人生であることを願っています」
そう言い終わると光に包まれ目の前から視界が消える。
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