婚約破棄された悪役令嬢が聖女になってもおかしくはないでしょう?~えーと?誰が聖女に間違いないんでしたっけ?にやにや~
3
そんなこんなで聖女認定式。聖女は時間になると光出してそれが神に任命された証になるの。
そして久々に檻から出られてるんるんな私が光ったわけです。もはやネタバレされたので結果だけ言います。
「な……っそんな、ありえない!」
「おーっほっほっほっ!まあまあ、神様はよく見てらっしゃいますわ!私みたいな純粋で穏やかな優しい人間を陥れようとする女が聖女なはずありませんのよ!」
「どういうことだリアン!」
「か、神の声を、神の声を聞いたんです……!なのになんで……!」
もうあの時と言ったら高笑いせずにはいられませんでしたわ。殿下の間抜けな顔に青ざめる性悪リアンの顔がね、もうおかしいのなんのって。
しかも神様も面白いことを言うんですもの。
「間違えたらしいわよ?」
「「は?」」
「殿下の婚約者である私が聖女で決まりだったのだけど、殿下が不貞を働くとは思わず殿下の隣にいるのが私と間違えて言ってしまったのですって。まあ殿下も聖女にはふさわしくない人物とよくわかったと神様が言ってらっしゃいますわ。まあ、人も失敗はつきもの、人を作った神様にだって失敗はありますでしょう。あまりお責めにならないで?」
「な……なんだと……」
「そんな……」
逆にこんな展開を与えてくださった神様に私は寧ろ感謝しかありませんけどね?
「えーと、誰が聖女で間違いないんでしたっけ?」
「き、きさ……!」
ああ、にやにやが止まりませんわぁ!はしたないでしょうけど、これは仕方ありませんわよねぇ?
「殿下……いえ、バカ殿?私は貴方より立場が上になりました。わかります?」
「ば……ば……!?」
「あ、わかりませんか?それもそうですわよね。私うっかりしてました!恋に盲目になり、本当の聖女との縁を切って自ら立場を貶めるのですもの!あ、でも恋してらっしゃるなら身分関係なく幸せですわよね!祝福いたしますわ!」
「うぐぐ……っ!お前なんかが……っお前なんかが……っ!」
「だめですよ?国一番の権力にお前だなんて……そうですわね、聖女の力ご覧にいれましょう!」
光を浴びた瞬間から聖女としてできることがわかるのはやはり神様からの力ということでしょう。もうこの時は楽しくて仕方ありませんでしたわ!
ピカーっと聖女の力を使えば周囲のざわめきと何が起きたときょろきょろするバカ殿。
「な、なんだ、何が起きた」
「特に何も……何かが起きたのはバカ殿だけですわ」
「でででででんか………っ」
「リアン!無事でよかった……どうしたんだ?」
だから貴方以外は何も起こってないのに本当イラつくお人。いえ、まあそれ以上に笑いが込みあげて苛立ちも消えますけど。
「か、髪が……っ!」
「髪?それがどう……し、た……?な、い?ないないないないー!髪がぁあぁぁ!」
何故聖女の力にこんな力があるのか不思議だったのですけど、髪がなくなる聖女のまじないらしいです。神と髪を当てたのかしら?神様ってばおちゃめよね。
「な、なんと惨いことを……」
「ちなみに髪は一生生えませんわ」
「なんと恐ろしい……!」
主に年配の方が真っ青で呟いてますけど、別に貴方たちまで巻き込むつもりはありませんのに……。既に髪が寂しいから未来に恐怖でもしたのかしら?これが二次被害……聖女の力って恐ろしいわね。
「ふ……っふふ」
「笑うなぁあぁぁっ!」
でもだめだわ!面白いもの!処刑よりは優しいんだからいいじゃない。私を檻に入れてくれたお礼としましょうか。
そして久々に檻から出られてるんるんな私が光ったわけです。もはやネタバレされたので結果だけ言います。
「な……っそんな、ありえない!」
「おーっほっほっほっ!まあまあ、神様はよく見てらっしゃいますわ!私みたいな純粋で穏やかな優しい人間を陥れようとする女が聖女なはずありませんのよ!」
「どういうことだリアン!」
「か、神の声を、神の声を聞いたんです……!なのになんで……!」
もうあの時と言ったら高笑いせずにはいられませんでしたわ。殿下の間抜けな顔に青ざめる性悪リアンの顔がね、もうおかしいのなんのって。
しかも神様も面白いことを言うんですもの。
「間違えたらしいわよ?」
「「は?」」
「殿下の婚約者である私が聖女で決まりだったのだけど、殿下が不貞を働くとは思わず殿下の隣にいるのが私と間違えて言ってしまったのですって。まあ殿下も聖女にはふさわしくない人物とよくわかったと神様が言ってらっしゃいますわ。まあ、人も失敗はつきもの、人を作った神様にだって失敗はありますでしょう。あまりお責めにならないで?」
「な……なんだと……」
「そんな……」
逆にこんな展開を与えてくださった神様に私は寧ろ感謝しかありませんけどね?
「えーと、誰が聖女で間違いないんでしたっけ?」
「き、きさ……!」
ああ、にやにやが止まりませんわぁ!はしたないでしょうけど、これは仕方ありませんわよねぇ?
「殿下……いえ、バカ殿?私は貴方より立場が上になりました。わかります?」
「ば……ば……!?」
「あ、わかりませんか?それもそうですわよね。私うっかりしてました!恋に盲目になり、本当の聖女との縁を切って自ら立場を貶めるのですもの!あ、でも恋してらっしゃるなら身分関係なく幸せですわよね!祝福いたしますわ!」
「うぐぐ……っ!お前なんかが……っお前なんかが……っ!」
「だめですよ?国一番の権力にお前だなんて……そうですわね、聖女の力ご覧にいれましょう!」
光を浴びた瞬間から聖女としてできることがわかるのはやはり神様からの力ということでしょう。もうこの時は楽しくて仕方ありませんでしたわ!
ピカーっと聖女の力を使えば周囲のざわめきと何が起きたときょろきょろするバカ殿。
「な、なんだ、何が起きた」
「特に何も……何かが起きたのはバカ殿だけですわ」
「でででででんか………っ」
「リアン!無事でよかった……どうしたんだ?」
だから貴方以外は何も起こってないのに本当イラつくお人。いえ、まあそれ以上に笑いが込みあげて苛立ちも消えますけど。
「か、髪が……っ!」
「髪?それがどう……し、た……?な、い?ないないないないー!髪がぁあぁぁ!」
何故聖女の力にこんな力があるのか不思議だったのですけど、髪がなくなる聖女のまじないらしいです。神と髪を当てたのかしら?神様ってばおちゃめよね。
「な、なんと惨いことを……」
「ちなみに髪は一生生えませんわ」
「なんと恐ろしい……!」
主に年配の方が真っ青で呟いてますけど、別に貴方たちまで巻き込むつもりはありませんのに……。既に髪が寂しいから未来に恐怖でもしたのかしら?これが二次被害……聖女の力って恐ろしいわね。
「ふ……っふふ」
「笑うなぁあぁぁっ!」
でもだめだわ!面白いもの!処刑よりは優しいんだからいいじゃない。私を檻に入れてくれたお礼としましょうか。
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