色気より食い気の俺が料理上手の幼馴染に『毎朝、お前の作ったみそ汁が飲みたい』と言ったらすぐ同居することになった
25 小悪魔ビッチ
俺たちは教室で堂々とイチャつくようになっていた。
「はい、ミーくん。あ~ん♡」
「あーん」
俺はパクリと結菜のお手製おかずを食べる。
「美味しい?」
「ああ、結菜の料理はいつも最高だよ」
「そんな照れちゃう……」
結菜は赤らめた頬を押さえて身をくねらせる。
「ちくしょう、湊人! よそでやりやがれ!」
「見せつけんな!」
「もぐぞ!」
男子たちが泣きながら叫ぶ。
「ちょい、男子うっさい」
「微笑ましいと思って見守れないのかね~?」
「だから、あんた達はモテないんだよ」
女子たちに冷ややかな目を向けられて、奴らのライフゲージが一気にゼロになった。
チーン、と。
「結菜、やっぱりあいつらにちょっと悪いから、今度から二人きりで食べようか」
「ミーくんと二人きり……きゃっ、ドキドキしちゃう♡」
結菜は言う。
「新婚さ~ん!」
すると、陽気な声が迫って来た。
「あ、蘭ちゃん」
「やっほー、結菜たん。旦那さまとのイチャラブを見せつけてくれちゃって、この~」
小鳥遊は背後から結菜の胸を揉みしだく。
「ちょっ、やっ、あんっ……ふあああああああああああぁん!」
すると、結菜の喘ぎ声によって瀕死状態だった男子たちが一瞬だけ蘇る。
「ら、蘭ちゃん……やめて……んああああああああああああぁん!」
「う~ん、結菜たんは感じやすいね~。湊人くんに開発されたのかな~?」
「そ、そうだよ……ミーくんがいっぱい、いっぱい、私のことを可愛がってくれたから」
「お、おい、結菜」
「「「ゴハッ!?」
大量吐血した男子たちが完全に死亡した。
「う~ん、あたしの小さな手じゃこの豊満なお乳を包みきれないなぁ~。ねえ、湊人くん、いつもどんな風に結菜たんのお乳を揉んでいるの?」
「えっ?」
「実践、実践~♪」
「いや、しないから」
「ちぇ~、つまんないの。じゃあ、代わりにあたしのおっぱいを揉む?」
「お蘭、あんた乳ないでしょーが」
「そうそう~、Aカップ娘ぇ~」
「うるさいよ!」
周りの女子に茶化されて小鳥遊はぷんと頬を膨らませる。
「うえ~ん、結菜た~ん! みんながあたしをいじめるよ~!」
小鳥遊は結菜の胸に抱き付く。
「よしよし」
「ぐすっ。あのね、結菜たん。ちょっとお願いがあるの」
「え、何かな?」
「あたしもね、おっぱいが大きくなりたいの。だから、結菜たんに指導をしてもらいたくて。おっぱいを大きくするための」
「そ、そんな、指導なんて……」
「お願い、結菜先生!」
小鳥遊は潤んだ目をキラキラとさせて言う。
「結菜、そこまで言うなら、頼みを聞いてあげれば? 俺も、結菜先生に助けてもらったし」
「うん、ミーくんがそう言うなら……」
「本当に? ありがとう、結菜たん!」
小鳥遊はまた笑顔で結菜に抱き付く。
「よーし、あたしもこのふかふかおっぱいを手に入れて彼氏を癒しまくるぞ~!」
「いや、無理でしょ。ていうか、彼氏もいないでしょうが」
「お蘭ウケル~」
「もう、みんなひどいよ!」
◇
そんな訳で、今日は家に小鳥遊が遊びに来た。
「お邪魔しまーす。わぁ、ここが二人の愛の巣なんだね♡」
「愛の巣って……まあ、そうだけど」
「蘭ちゃん、遠慮しないでくつろいでね」
「うん、ありがとう」
小鳥遊は笑って言う。
「クンクン」
「何を嗅いでいるんだ?」
「いや、エッチな匂いがするかなって。二人とも、新婚だからお盛んでしょ?」
「なっ……お前はバカか!」
「そ、そうだよ、蘭ちゃん!」
「メンゴ、メンゴ~。初々しい新婚夫婦をからかっちまったぜ~」
小鳥遊は先ほどから終始ニヤついている。
何だか引っぱたきたいけど、女子なのでさすがにやめておく。
「じゃあ、結菜先生。早速だけど『おっぱいレッスン』をよろしくお願いします!」
「う、うん。けど、特別なことなんて何もしていないよ?」
「つまり、重要なのは遺伝ですか?」
「うん、たぶん。私はお母さんも大きいから」
「あたしのお母さんは同じくちっぱいだ……ちくしょう!」
小鳥遊は本気で悔しそうにテーブルを叩く。
「お、落ち着いて、蘭ちゃん」
「酒だ! 酒を持って来てくれ!」
「ねーよ、そんなの」
「えぇ? いつも二人でエッチな晩酌をしているんじゃないの? 結菜たんの豊満なお乳の谷間に『ウケケ、これぞおっぱい酒だ』とか言ってお酌させているんじゃないの?」
「お前の中で俺のイメージがひどすぎるぞ」
「そんなことないよ♡ 湊人くんはスポーツマンだよ、エッチな」
「どうしても俺たちをエロ夫婦に仕立てたいようだな」
「だって、湊人くんって絶倫っぽいし」
「おい、女の子が軽々しくそんなことを言うな」
「やん、紳士ねぇ。変態紳士♡」
「何なんだ、お前は。なぁ、結菜?」
「た、確かに、ミーくんは絶倫だけど……」
「結菜さん?」
「え、一晩の回数は?」
「えっと、昨日は……」
「結菜さ~ん!?」
俺の声に結菜はハッとする。
「ご、ごめんなさい」
「ちっ、もう少しで夫婦の性事情を聞ける所だったのに」
「何か趣旨が変わってないか?」
「突撃! となりの新婚夫婦!」
「いや、となりに住んでないでしょ」
「もう、湊人くんって案外つまらない人だね」
「何か傷付くな」
「あ、そうだ。おっぱいを大きくするためには唐揚げとキャベツだよ、結菜たん!」
「急におっぱいに戻ったな」
「ほら、結菜たんってメチャ料理上手っしょ? 家庭科の調理実習でもダントツで美味しかったし」
「ああ、そうだ。結菜の料理は最高だよ」
「ミーくん♡」
「はいはい、ラブラブ夫婦おつ」
「雑だな~」
「あ、でも唐揚げの材料が無いよ。キャベツも」
「え~、そうなの~?」
「じゃあ、今から買いに行くか。俺が行くよ」
「ううん、私が行くよ、ミーくん。買い物も主婦の仕事ですから♡」
「ゆ、結菜」
「おーい、熱々の新婚さ~ん。とろけちゃいますよ~?」
「ご、ごめんなさい。じゃあ、行って来るね」
結菜は制服のまま買い物に出かけた。
「さて、結菜が帰って来るまでテレビでも見るか」
俺は欠伸まじりにリモコンを手に取る。
「やっと二人きりになれたね、湊人くん」
ふいに、背後から小鳥遊が抱き付いてきた。
そのまま、細い腕を俺の首に回す。
「おい、何の真似だ。やめろよ」
「ねえ、あたしが言ったこと覚えている? あたし、湊人くんが結菜たんと夫婦になったって知って、ガッカリしたんだよ?」
「え?」
「あぁ、結菜たんが羨ましいなぁ。毎日、このたくましい肉体に抱いてもらっているんだなんて」
「小鳥遊? いい加減にしろよ?」
「うふふ、何を言っているの。まだ始まってもいないじゃない」
小鳥遊は甘く絡みつくような吐息を吹きかけてくる。
「小鳥遊、お前……」
小鳥遊は一度、腕を解くと、俺の正面に座った。
「安心して。結菜たんから君を奪うつもりはないよ。ただ、カラダの関係を築きたいなって」
「それは浮気だろ。俺は絶対にしないぞ?」
「チラ♡」
制服のボタンを外した小鳥遊は、胸チラをして来た。
「な、何だよ?」
「普段、結菜たんの巨乳ばかり拝んでいるから、たまには貧乳もそそるでしょ?」
「お、俺は他の女の胸なんて興味ない」
「とか言いつつ、見てるじゃん♡」
「いや、これは男の性と言うか……」
「あ、そうだ。食事以外にも、おっぱいを大きくする方法があったよ」
小鳥遊は言う。
「湊人くん、あたしの胸を揉んで♡」
小鳥遊は小悪魔な笑みを浮かべた。
          
「色気より食い気の俺が料理上手の幼馴染に『毎朝、お前の作ったみそ汁が飲みたい』と言ったらすぐ同居することになった」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた
-
19
-
-
家出中の美女を拾ったら、僕が好きなあの子のお姉さんだった
-
26
-
-
【完結】クールな白刃さんはデレで殺す
-
16
-
-
となりの席の女が俺にだけ毒舌なので理由を聞いたら『将来、あなたと結婚したいから』と言われて学園生活が一気に楽しくなった
-
48
-
-
ワガママな後輩彼女にフラれたら、優しい先輩彼女とお付き合いすることになりました。
-
12
-
-
妖精の魔法で俺にモテ期到来!?
-
9
-
-
いつも俺に厳しい姉さんのおっぱいに触ったら何かデレ始めた。けど、エッチをしたいからもっとデレさせると決めた。
-
29
-
-
不器用な愛し方
-
14
-
-
俺(私)のことが大嫌いな幼馴染と一緒に暮らすことになった件
-
25
-
-
俺をとりまく彼女らからの愛が深すぎる
-
21
-
-
なぜかウザカワ後輩美少女に惚れられました
-
33
-
-
お互いに好きだけど好きと言えない幼馴染の同居生活
-
53
-
-
俺の彼女がいつに間にかあざとカワイイ小悪魔どころか独占欲が強い魔王様になっていた件について
-
18
-
-
人間嫌いな俺とビッチな少女
-
14
-
-
上京して一人暮らしを始めたら、毎日違う美少女が泊まりに来るようになった
-
57
-
-
絶対お兄ちゃん主義!
-
37
-
-
落ちこぼれの冒険者だけど、地上最強の生き物と共に最強を目指すことになりました。
-
9
-
-
美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい!
-
26
-
-
学年で1番怖いと噂のヤンキー娘が隣の席になって学園生活終了と思ったけど、実は超良い子でおまけに金髪・碧眼・巨乳の三拍子が揃った美少女だった
-
47
-
-
シスコンの兄、ブラコンの妹、学園に通う!?~国王に協調性を身に付けろとか言われて学園に通うことになりました~
-
9
-
コメント