色気より食い気の俺が料理上手の幼馴染に『毎朝、お前の作ったみそ汁が飲みたい』と言ったらすぐ同居することになった
23 結菜先生にお任せ♪
そして、すぐに中間テストがあった。
俺はその結果を前に、軽く絶望している。
「……つ、追試を食らってしまった」
おかしい。
俺は確かに頭が良い方じゃない。
けれども、今まで追試なんて受けたことが無かった。
いや、原因は分かっている。
結菜と同居を始めてから、毎日エッチなことをしまくりで。
結菜とラブラブになるほどに、俺の成績は急降下して行ったのだ。
何というジレンマ。
「ミーくん、大丈夫?」
リビングのテーブルに突っ伏す俺に対して結菜が心配そうに声をかけてくれる。
「あ、ああ……ちなみに、結菜はどうだった?」
「えっと、私は……」
結菜は遠慮がちにテストの答案用紙を見せてくれる。
俺はそれを見てあんぐりとした。
「……お前はどこまで出来た幼馴染……いや、嫁なんだ」
「ご、ごめんね」
「謝ることはない。結菜は昔から勉強が出来て賢かったからな」
俺はハハハ、と苦笑する。
「可愛くて、頭も良くて、料理も上手で、ハイスペックな結菜。けど、俺は大した取り柄もないデクの坊だ」
「そんなことないよ! ミークンはかっこいいし、スポーツも万能だし、優しいし、エッチだって……凄いもん」
「ゆ、結菜……」
「ミーくん……」
俺たちは見つめ合う。
お互いに唇を寄せ合うが、俺はハッとした。
「いや、ダメだダメだ!」
「ミーくん? ちゅーしないの?」
「結菜、すまん。しばらくエッチなことはお預けだ。俺がきちんと追試に受かるまで」
俺は頭を下げて言う。
「そんな顔しないで。私も協力するから」
「本当か? ありがとう」
「うん。だって、早くミーくんとまたエッチがしたいんだもん」
「ゆ、結菜……何でお前はそんなに可愛いんだ」
「ミーくんの前だからだよ」
「結菜……」
「ミーくん……」
「……って、ダメだああああああああああぁ!」
◇
それから、俺の禁欲デイズがスタートした。
「結菜、5月になって気温も高い所申し訳ないけど、あまり肌の露出がある服は控えてくれ。清楚系で頼む」
「うん、分かったよ」
とは言え、結菜のエロボディは隠しても、俺の類まれなるイマジネーションによって服の下のエロボディを想像してしまう。
じゃあ、顔にだけ集中すれば良いと思うが。
マジで可愛過ぎて無理。
クソ、真の意味で禁欲するには、一度結菜と別居するしかないのか。
そう言ったら、
「それも仕方ないかもね……けど、もう私の生活はミーくんが中心だから。もし、ミーくんと離れ離れになったら……きっと、すごく寂しいし……前よりもずっと一人でしちゃうかも……」
などと言われたら、可愛い嫁と離れることなど出来ない。
俺のせいで結菜が腱鞘炎になり、この家からティッシュが消えてなくなるかもしれないのだから。
それに、結菜はそばで俺のことをサポートしてくれるのだから。
「よし、二人でこの危機を乗り越えよう。頼む、結菜」
「うん、ミーくん♡」
そして、俺は休日返上で猛勉強をしていた。
家庭教師はもちろん結菜先生だ。
今日はメガネまでかけている。
正に先生スタイルだ。
「さあ、ミーくん。今日もお勉強をがんばろう♪」
「はーい!」
「じゃあ、まずは数学からよ」
結菜先生はニコリと微笑みながら俺のそばに座る。
「分からない所があったら、遠慮なく聞いてね」
「分かりました!」
「うふふ、元気がよろしい♡」
俺は優しい結菜先生に見守られながら、ガリガリとペンを走らせる。
「う~ん……ぐぬぬ」
俺は速攻で壁にぶち当たった。
「どうしたの、ミーくん?」
「いや、この問題が分からなくて……」
俺はギョッと目を見開く。
「うーん、これはね……」
結菜は髪を耳にかけて問題を見る。
だが、俺の視線は結菜の胸に釘付けだった。
今日も結菜は俺の注文通りに清楚な出で立ちだ。
けれども、ウエストをきゅっと締めるタイプの服なのだ。
おかげで、結菜の大きなお乳が目立って……
「よいしょと」
わざとなのか、天然なのか分からないけど。
結菜はまるで俺に見せつけるかのように、その清楚な巨乳をテーブルに載せた。
「えっとね、この問題はΠrを使って……」
「た、確かに、ぱいがあるけど……しかも、デカい」
「それでね、こうするの。分かった?」
「いや、分からない……何で、そんなに魅力的なんだ」
「え、ミーくんって数式の美しさとか理解できる人なの?」
「ああ。結菜のスリーサイズを聞いた時、とても美しいと思った」
「もう、ミーくん! 何の話をしているの~?」
俺はハッとする。
「すまん……結菜の清楚な巨乳に見惚れて思考がバグった」
「あっ」
結菜も指摘されて、ようやく気付いたようだ。
「ご、ごめんね。わざとじゃないんだよ?」
「天然か。結菜って頭は良いけど、そう言う所があるよな」
「怒っちゃう?」
「いや、可愛いよ」
「うふふ♡」
結菜は嬉しそうに微笑む。
「ミーくん、ちょっと息抜きしよっか」
「え、でも、そんなことをしている場合じゃ……」
「あまり根を詰めても効率が悪いし。ちょっと息抜きをしてスッキリした方が、勉強も捗るよ? 何でも我慢ばかりじゃダメなの」
「そ、そうだな……じゃあ、そのおっぱいを食べても良いですか?」
「うふふ、どうぞ♡」
結菜は服を脱ごうとするが、
「いや、待て! その服を着たままで」
「え、着たまま?」
「あ、やっぱり服が汚れるからダメかな?」
「ううん、良いよ。ミーくんの好きにして♡」
「じゃあ、遠慮なく」
俺は服の上から結菜のおっぱいをかぷっと食べた。
「あんっ♡」
久しぶりに食べたそれは、とても美味しかったです。
          
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