しまおのみち、しまおのへんか。

Tea こうちゃ。

十三話

「じゃ、次の日曜にしよか。




 2人には内緒にしよ。




 で、お互いが誘って



 偶然ばったりみたいな。」





綺子からの提案だった。






「なるほど。」



ふむふむ。ばったりね。







「じゃ、ちゃんと誘ってよ。




 絶対2人には黙っててよ。」










「うん。」








「じゃ、明日、放課後、話そう。



 なんか考えといてな。」









「う、うん。」













綺子との電話が終わった。







しまおはベッドに横になり




今、起こったことを思い出した。




まさかの綺子からの電話。



4人で遊びにいくことの提案。



やってしまった感。


からの


まさかの


いいやん。





ああ。



なんて展開なんだ。





大輔、田島、ありがとう!







しまおは


ニヤニヤしながら


日曜の作戦を考えた。



大輔と田島の仲直り大作戦だから


頭がすごく回った。



自分のことじゃないから


やたら、色々うかんだ。





そう言えば、


綺子が、2人には黙っててよ。って言ってたな。と。




って言うことは



2人だけの秘密。





綺子と僕だけの秘密。






ニヤニヤが止まらず








気がつけば








窓から光が射していた。











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