しまおのみち、しまおのへんか。

Tea こうちゃ。

八話

「なんで、あれから無視してるん?」








パニックを起こした。






無視はしていません

話す機会がなかっただけです





ってか


僕に話かけて来てないし


僕から話しかけれんし




ってか



急に話しかけてくるなよ






あ!



ってか



なんでおるねん!





一瞬でしまおの頭がパニックになった。






「あたしの事嫌いなん?」



「え?好きやし」











……











………












え?



何言ってんねん

ちょっと待て。

おかしいやろ


好き言ってもてるやん!





考える時間が無さすぎた。




意味がわからなくなった。









「じゃ、喋ってよ。」





「え?

 じゃ、喋ってきてよ。」





「なんなんそれ!」





「いや、別にしゃべることないし」




その瞬間


綺子の表情が曇った。





「やばい」




 ああ、もう無理だ

 好きって言ってもたうえに

 怒らせた



 
 終わった




 もう無理や




 どうでもいいや








そう思ったとき






「え?2人仲良いんや。」




田島が、そう言った。




2人とも


田島の方をみた。




「え?」




しまおは意味がわからないままだった。





「そうなんやあ。」




大輔がそう言った。




綺子の表情は曇ったままだったが


しまおは綺子の顔を見る余裕もなく




「前にしゃべったことあるから。

 他の女子とはしゃべれんけど…」






その瞬間



綺子の表情から曇りがなくなった。



















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