しまおのみち、しまおのへんか。

Tea こうちゃ。

七話

いつもの毎日が始まった。






そう。



ただ忘れることだけを思って。





部活にも入った。



中学からバスケをしてたので


とりあえずバスケ部に入った。



適当にやってた。



よく練習をさぼり、


上手くなる気もなかった。




まあ、もとから上手くもなかったが。





そこに同じクラスメイトの大輔もいた。



大輔はクラスでも人気者。


もちろん女子にも人気がありイケメンだ。



しまおとは正反対。




人としゃべらず、友達もいない。


イケメンとは到底言えない。





そんな大輔と部活とクラスが

一緒ということで  

少しずつ

仲良くなっていった。





少しして、



大輔がある女の子を好きになったと

聞いた。




相手は同じクラスで

背が高くモデルみたいに

かわいい田島愛。





そんなときに


席替えで


大輔と田島が隣り同士になり


よく喋っていた。





それを見ながら


「ああ、あんな風に好きな人と

 会話できるってすごいわ。

 僕もそう出来たらな…





 いや、もうそれはいい

 
 


 
 うん。いいんや。」





そう思いながらも




羨ましくも思い、


尊敬の念すらあった。










しまおも大輔としゃべるようになり


休み時間もよく一緒にいた。




昼休みに弁当食べて


バスケ部の先輩の文句を話してたら、



田島が来て


大輔と話し出した。




しまおは邪魔しないようにと


その場を離れようとしたとき



「なあ。」



誰かが話しかけてきた。



顔をあげたら



そこには綺子がいた。



 

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