美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい！
青年編 第30話 帰宅部活動録②
俺、高橋智也は5限のチャイムが鳴り、親友に別れをささっと済ませた後、2年A組へと向かう。
「美幸さん！」
「あっ。今日も来てくれたの？ 外で待っていてくれればいいのに」
「来ちゃいましたね……」
「じゃあ、ちょっと待っててね。荷物とってくるから」
「はい！」
美幸さんが教室の中へと戻り、自分の席の荷物を持って、俺のほうに歩いてくる。
「じゃあ行こっか」
俺と美幸さんの部活動が始まる。
俺と美幸さんは肩を並べて歩く。
側から見たら俺と美幸さんはカップルのそれだ。
「ねぇ。智也くん。今日はどうするの？」
「今日はどうしましょうね〜」
「あっ。智也くんも考えていなかったのね……」
「はい……情けないですけど……」
「じゃあ、近くの公園で少し話しましょうか」
「あっ、はい！」
俺と美幸さんは近くの公園に向かった。
公園って言っても、ブランコに滑り台、アスレチックにベンチがあるだけの簡素なものだ。
まぁ、公園って言えばそれが普通なのだろうけど。
俺と美幸さんは近くの木陰ができているベンチに座った。
日差しが強く照り付けている中、子供たちは元気よく外を駆け回っている。
「子どもってすごい元気だよね〜こんなに暑いのによく走り回れるよね〜」
「本当ですよね！ 僕にもあんな時期があったと思うとなんだか信じれませんよね」
「そうだね〜でも、ここはなんだか涼しくてとても気持ちいいね〜」
「そうですよ！ たまには外に出て風を浴びないとねって、バスケ部が言うのもあれなんですけどね」
「そうだよ。今なんか真っ当なこと言ってると思ったけど……損した気分」
「まぁ、それはそれとして気持ちいいですね〜」
俺と美幸さんは公園の木陰のベンチで元気に駆け回る子供達を眺めていた。
完全におじいちゃんおばあちゃんのすることだ……
そんな風にして少し時間が経った後、美幸さんの方から話題を振ってきた。
「あっちゃん、今日学校でどんな感じだった？」
アツキの話だった。
「そうだね〜。なんかいつも通りって感じだったよ！」
「そう……」
なんだか美幸がしょんぼりしている気がする……
「それがね〜！ 篤樹は今日も屋上に呼び出されてたな！」
「なんで？ 屋上？」
「そりゃぁ、告白だよ！ 女の子たちが篤樹を屋上に呼び出して」
「そう……」
また、美幸さんのテンションが下がっていく。俺も美幸さんにこんな思いをさせたいわけではない……
「まぁ、アツキはちゃんと振ってたみたいだぞ！ それも今回はめちゃくちゃ早かったな！ 屋上に行ってからすぐに戻ってきたからな」
「そう！ なんだ……」
少しばかり元に戻ってくれたみたいだ……
俺の美幸さんに沈黙が訪れる。
そして、その沈黙を破るのは、
「わたしね。今日智也くんの言う通りにしてみたの……」
「朝一緒に行かないってことだっけ？」
美幸さんが首をコクンとして頷く。
「それでね……あっちゃんから朝メールが届いたの……」
「…………」
俺は黙って、美幸さんの話を聞く。
「『俺先に行くね』ってそんなけが送られてきた……」
「…………」
「私、どうすればいいの……」
「それは……」
「智也くんの言う通りにしてみたけど、あっちゃんにはなんの効果もなかった……」
「…………」
「あっちゃんの周りには可愛い女の子がたくさんいて、それに幼馴染だって私だけじゃない……」
「…………」
はぁ……
そうだよな……
俺は気づかないふりをしていたかった……
だって、美幸さんが運命の人だと思っていたから……
美幸さんの本当の思いを……
誰からどうみたってわかるそんな思いに俺は目を背けたかった……
美幸さんのことが本気で好きだから……
俺は美幸さんが好きだ……
美幸さんはアツキが好きだ……
でも、譲れない……
ならば、いますべき事は……
「美幸さん！」
俺のあまりにも大きい声で、美幸さんも目をカッと開いて驚いている。
「俺と付き合ってくれ！」
「…………」
俺は美幸さんに自分の思いを告白した。
俺の告白は、まだ明るい青空に響き渡る。
そして、子どもたちが俺たちを冷やかす。
「美幸さん！」
「あっ。今日も来てくれたの？ 外で待っていてくれればいいのに」
「来ちゃいましたね……」
「じゃあ、ちょっと待っててね。荷物とってくるから」
「はい！」
美幸さんが教室の中へと戻り、自分の席の荷物を持って、俺のほうに歩いてくる。
「じゃあ行こっか」
俺と美幸さんの部活動が始まる。
俺と美幸さんは肩を並べて歩く。
側から見たら俺と美幸さんはカップルのそれだ。
「ねぇ。智也くん。今日はどうするの？」
「今日はどうしましょうね〜」
「あっ。智也くんも考えていなかったのね……」
「はい……情けないですけど……」
「じゃあ、近くの公園で少し話しましょうか」
「あっ、はい！」
俺と美幸さんは近くの公園に向かった。
公園って言っても、ブランコに滑り台、アスレチックにベンチがあるだけの簡素なものだ。
まぁ、公園って言えばそれが普通なのだろうけど。
俺と美幸さんは近くの木陰ができているベンチに座った。
日差しが強く照り付けている中、子供たちは元気よく外を駆け回っている。
「子どもってすごい元気だよね〜こんなに暑いのによく走り回れるよね〜」
「本当ですよね！ 僕にもあんな時期があったと思うとなんだか信じれませんよね」
「そうだね〜でも、ここはなんだか涼しくてとても気持ちいいね〜」
「そうですよ！ たまには外に出て風を浴びないとねって、バスケ部が言うのもあれなんですけどね」
「そうだよ。今なんか真っ当なこと言ってると思ったけど……損した気分」
「まぁ、それはそれとして気持ちいいですね〜」
俺と美幸さんは公園の木陰のベンチで元気に駆け回る子供達を眺めていた。
完全におじいちゃんおばあちゃんのすることだ……
そんな風にして少し時間が経った後、美幸さんの方から話題を振ってきた。
「あっちゃん、今日学校でどんな感じだった？」
アツキの話だった。
「そうだね〜。なんかいつも通りって感じだったよ！」
「そう……」
なんだか美幸がしょんぼりしている気がする……
「それがね〜！ 篤樹は今日も屋上に呼び出されてたな！」
「なんで？ 屋上？」
「そりゃぁ、告白だよ！ 女の子たちが篤樹を屋上に呼び出して」
「そう……」
また、美幸さんのテンションが下がっていく。俺も美幸さんにこんな思いをさせたいわけではない……
「まぁ、アツキはちゃんと振ってたみたいだぞ！ それも今回はめちゃくちゃ早かったな！ 屋上に行ってからすぐに戻ってきたからな」
「そう！ なんだ……」
少しばかり元に戻ってくれたみたいだ……
俺の美幸さんに沈黙が訪れる。
そして、その沈黙を破るのは、
「わたしね。今日智也くんの言う通りにしてみたの……」
「朝一緒に行かないってことだっけ？」
美幸さんが首をコクンとして頷く。
「それでね……あっちゃんから朝メールが届いたの……」
「…………」
俺は黙って、美幸さんの話を聞く。
「『俺先に行くね』ってそんなけが送られてきた……」
「…………」
「私、どうすればいいの……」
「それは……」
「智也くんの言う通りにしてみたけど、あっちゃんにはなんの効果もなかった……」
「…………」
「あっちゃんの周りには可愛い女の子がたくさんいて、それに幼馴染だって私だけじゃない……」
「…………」
はぁ……
そうだよな……
俺は気づかないふりをしていたかった……
だって、美幸さんが運命の人だと思っていたから……
美幸さんの本当の思いを……
誰からどうみたってわかるそんな思いに俺は目を背けたかった……
美幸さんのことが本気で好きだから……
俺は美幸さんが好きだ……
美幸さんはアツキが好きだ……
でも、譲れない……
ならば、いますべき事は……
「美幸さん！」
俺のあまりにも大きい声で、美幸さんも目をカッと開いて驚いている。
「俺と付き合ってくれ！」
「…………」
俺は美幸さんに自分の思いを告白した。
俺の告白は、まだ明るい青空に響き渡る。
そして、子どもたちが俺たちを冷やかす。
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