美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい!

月風レイ

青年編 第8話 親友とあそぶ?

俺は屋上に呼び出され、No.251の少女にクッキーを渡した後、教室へと戻った。

「あつき! お疲れさん! はいよ!」

俺が教室に入り、声をかけてきたのは俺の大親友であるともこと智也だ。

智也は俺に向かって何かを放り投げてきた。放り投げてきたものは購買の名物のメロンパンとイチゴミルクである。
この学校の購買のメロンパンはめちゃくちゃうまい。
だからここの購買のおばちゃんはジャムおじ◯んみたいに、メロンパンおばさんと名前が付けられているほどだ。

でも、ジャムおじ◯んなんなんだろう……
そんなどうでもいいことは置いといて

「おぉ! とも、ありがとな!」

「いいってことよ! どうせお前なんも食ってねぇだろ?」

「まぁ、食ってはないけど俺弁当あるぞ?」

「あ! そうだった……お前の弁当、まじうまそうだもんな!」

「まぁな! でも、メロンパンとイチゴミルクはもらっておくよ!」


俺は学校に行く時は必ず母さんに弁当を作ってもらっている。
なんたって、母さんのお弁当だぜ?
それだけで食べる価値があるのに、それに加えて母さんの料理は本当に美味しい!
母さんは最高の女だ。美人で巨乳でエロくて、凄くて、ご飯が美味しい!
こんないい女そうそういない……

「それにしてもお前、ほんとモテるよな?」

「……まぁな!」

「男として羨ましいぜ!」

「お前もそこそこはモテるだろ?」

「お前といると俺はだいぶ霞んじゃうけどな……」

「まぁ、しゃあねぇ!」

「まぁ、そうだな」

俺と智也を比べること自体が間違っている。
俺の場合はこの学校に俺のことが好きじゃない人物の方が少ない。
居たとしても両手で数え切れるくらいだろうな。
居たら居たらで面白いだろうから、可愛ければ攻略してやりたいな。

そんなことを考えている俺に突然、智也が智也自身の今日の予定を告げてきた。

「あ! あつき! 俺今日部活ないんだわ!」

俺の大親友である智也はバスケットボール部に所属している。智也は俺ほど身長は高くはないが、一般的にみたらかなり身長は高い。
ちなみに俺の身長は187cmある。
智也はというと、身長179.5cmだ。
ギリギリ180cmに行かないあたりが少し可愛さを覚えるところではあるのだが……

「で!? 部活がないからどうしたんだよ?」

「遊びないかねぇか? たまには!」

「…………あぁ。そうだな! 最近仕事ばっかりで遊べてないから行っちょいくか?」

「おぉ! そうこなくっちゃな!」

「でも、俺とお前2人だけか?」

「うーん……どうしようかな……」

「おい! そこを考えてないのかよ?」

「全く考えてなかったよ……どうしような……男2人は湿っぽいからなぁ。女の子でも連れて行くか?」

「いやいや、ちょっと待て……俺、スキャンダルになるぞ? 女の子と合コンデートって記事になるぞ?」

「うーん……じゃあ、もう定番のあの子でしょ?」

「あの子ってのは誰のことだ?」

「お前の幼馴染の美幸ちゃんだよ!」

「美幸……か、まぁあいつなら大丈夫だな!」

「じゃあ、決まりだな! あぁ、そうだな! じゃあ俺美幸に伝えにいってくるよ!」


「よっしゃぁぁぁ!」

智也は美幸の同行を俺が許可したことよって、かなり興奮気味な様子。

俺は教室を出て、2年A組へと向かう。

この学校かなり校内が複雑で、2年A組は3階にあるのに、2年E組は2階にある。

俺は黄色い歓声を浴びながら、廊下を歩き、階段を登ろうとする。

俺は二階から三階へと階段を登り、2年A組へと角を曲がろうとした時、


ドンッ!
ガタガタガタガタ。

俺は女子生徒とぶつかって、その女子生徒の持っていた本がガタガタと落ちてしまった。

「あ! すいませんでした!」

「いえいえ……こちらこそ」

「怪我はありませんか?」

「はい。全く。 じゃあ、それでは」

女子生徒軽く会話した中でその女子生徒と目があった。
凄く綺麗な水色の瞳。でも、どこか冷徹さを感じる瞳。
だが、この場ではこれ以上なにも起こることがなく……

彼女は何事もなかったように、去っていった。

俺は彼女が去って行く後ろ姿をじっと眺めていた。
彼女の髪の毛も瞳と同じ水色で、その髪が彼女が歩くたびに、揺れていた。
綺麗に整った長い髪だった。
彼女はどうやら図書室に向かうようだった。

俺は彼女の後ろ姿を眺めているうちに、3階に何しにきたかを忘れ、自分の教室へと戻った。

俺が教室に戻ると、

「あつき! どうだった?」

「どうだった? って何がだよ?」

「何がって、美幸ちゃんだよ! 美幸ちゃん!」

「あ! 完全に忘れてた!」

「おい! なんだよ! 忘れるって!」

「いやぁ、ごめん! 本当にぼーっとしてたわ」

「なんだよぉぉ! じゃあ、どうすんだよ?」

「あぁぁ…………ごめん! やっぱり今日は無しにしてくれ!」

「なんだよぉぉ! 付き合い悪いなぁ!」

「ほんと! すまん! 今度埋め合わせすっから!」

「ったよ! 絶対だからな!」

「あぁ!」

俺には少しばかり気になることがある。
それは彼女のことだ。
水色の長い髪に水色の瞳の女子生徒。
彼女は本を持ってたし、きっと図書室にいるんだろうなぁ。

とりあえず、放課後に一回図書室にいってみるか……



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