美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい!
青年編 第6話 ウイルス的な可能性
俺のスキル【魅了】がウイルス的なものであるというのは一体どういうことか……
まず、ウイルス的なと言ったのは厳格には全然ウイルスとは違うものだからである。
なぜか俺はこの言葉を今使いたいそう思ってしまったから使ったのである。
まぁそんな時事的なことは置いといて……
俺のスキルのウイルス的な力はなんなのか?
それは俺のスキルにはおそらく潜伏期というものが存在する……ということだ。
今まで、俺は【魅了】のスキルを媚薬のように扱っていた。
親愛度が80を超えた時に、媚薬を飲ませ、メロメロにする、と言った感じにだ。
だが、美幸の攻略において明らかになったのが、スキルのウイルス的な可能性である。
親愛度が80を超えない状態で、俺と体液交換を行う、そして、何らかの出来事によって親愛度が80を上回った時に、スキル【魅了】が発動して、その体液交換をした人物たちは俺にメロメロになってしまう。まぁ、その人物の性格とかも兼ね合って個人差は多少はあるのだが……
そんな能力が俺の【魅了】にはある……
今更ではあるが、ぶっ飛んだチート能力なわけだ……
たとえば俺が俺の体液を日常に使われる生活水に混ぜ込んでいたとしたら……
どんなことが起こったのだろうか……
考えるだけでも恐ろしい……
俺は人気子役として大活躍……
そして今も俳優としてもモデルとしても大活躍……
つまり、日本の大抵の女性が俺の妻になる……可能性があったわけだ。
それを考えるだけで鳥肌が立つ……
俺のスキル【魅了】の潜伏期は一体どれくらいなんだろうか?
これはいまだにわからない……
美幸の場合は親愛度が常に70前後で、ある程度距離も適切な感じだったから、自分の体液が交換されていても、何ら問題ないと俺は思っていた。
だが、不良から救った時に一瞬でも80を超えてしまったために、彼女に俺の【魅了】が働いてしまった。
だから、日常で体液を交換していた間柄の相手と親愛度が80を超えて発動としてしまった【魅了】スキルの潜伏期という可能性。
それの時間的関係性を測るのは難しいのである。
だが、これは試そうにも試せない……
なぜならこれが及ぼす影響があまりにも大きすぎる……
だからこの実験には俺は少し冷静にならなければならない……
まぁ、今わかることはおそらく潜伏期は最低でも1日以上であるということだ。
やはりこれだけでもかなりのチートな能力である。
だから俺はそのことを知ってからすごい対策をしている。
まず、俺は排泄物を師匠を使ってうまく調整して、体液が漏れないようにしている。
うん……俺は人間なのだろうか……
もうそんなことは些細な問題だ……
師匠がいる時点で俺は別種の生き物だ……
だから人間なんて狭い考え方はやめにしよう……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
よもぎ大学附属高等学校。校門にて。
「「「「きゃぁぁぁぁ♡」」」」
女の子の黄色い歓声が満天の青空へと響き渡る。
その女の子の視線の先には……
「あっちゃんはやっぱり人気者ね」
「まぁな……これは仕方ないことだな」
「そうだね! なんたって大ブレイク中の人気者さんだもんね」
「…………なんだよ。その棘のある言い方は……」
「ううん。なんでもないよ〜」
「なんなんだよ……お前は……」
俺と美幸が校門をくぐって、学校内へと歩みを進める。そこに俺の到来に気づいたファンたちが、
「「「「あつきさまー♡」」」」
再び湧き上がる黄色い歓声。
俺も流石に大スターとして無視するなんてことはなく、彼女たちに笑顔を向けて軽く手を振る。
「「「「きゃぁぁぁ♡」」」」
「今見たよ♡」
「いや! 違うわよ! 今のは私を見たんだよ?」
「違うわよ! 私よ!」
「いいや! わたし!」
俺のファンの女子たちが俺と目があったと興奮して、ついには言い争いをはじめていた。
そんな俺の様子を見ていた美幸はというと、
「ほら……やっぱり、あっちゃんは人気者さんね〜」
「なんだよ……その含みのある言い方わ……」
「わたし、あっちゃんと隣に歩いていると自分が恥ずかしくなってきちゃうわ」
「そんな……俺と比べんなよ……」
「ううん……そんなことじゃないの。わたしまでみんなに見られて注目されちゃうからね……まぁ、別にいいんだけどさ!」
「そうか……まぁ、そんなに周りの目なんて気にすんなって!」
「うん……そうするね」
「まぁ……なんか困ったことがあったら俺に言ってくれ」
「………………」
あれ!? 俺なんかもしかしてかっこいい?
さりげなく救いを与える、オレ!
性格イケメンな主人公じゃね!?
やっべーー! オレの株上がるぜ!
「…………ねぇ、あっくん。どう考えてもかっこいいセリフが台無しよ……その気持ち悪い顔を治してからわたしに優しい言葉をかけてね!」
「…………」
やはり、この女侮れない……
俺と長い年月を共にしているせいか、俺の本性まで知っているのか、俺の脳内を読みやがる……こいつはエスパーだ……
俺たちはたわいもない会話をしている間に歩みを進めて校舎内へと入った。
「…………もうチャイムなっちゃうよ? 早く自分の教室に向かったら?」
「あぁ。そうするよ! またな」
「うん! またね! あっちゃん」
俺と美幸はクラスが違う、俺は2年E組で美幸は2年A組だ。
俺は美幸と別れ、自分の教室へと向かっていった。
まず、ウイルス的なと言ったのは厳格には全然ウイルスとは違うものだからである。
なぜか俺はこの言葉を今使いたいそう思ってしまったから使ったのである。
まぁそんな時事的なことは置いといて……
俺のスキルのウイルス的な力はなんなのか?
それは俺のスキルにはおそらく潜伏期というものが存在する……ということだ。
今まで、俺は【魅了】のスキルを媚薬のように扱っていた。
親愛度が80を超えた時に、媚薬を飲ませ、メロメロにする、と言った感じにだ。
だが、美幸の攻略において明らかになったのが、スキルのウイルス的な可能性である。
親愛度が80を超えない状態で、俺と体液交換を行う、そして、何らかの出来事によって親愛度が80を上回った時に、スキル【魅了】が発動して、その体液交換をした人物たちは俺にメロメロになってしまう。まぁ、その人物の性格とかも兼ね合って個人差は多少はあるのだが……
そんな能力が俺の【魅了】にはある……
今更ではあるが、ぶっ飛んだチート能力なわけだ……
たとえば俺が俺の体液を日常に使われる生活水に混ぜ込んでいたとしたら……
どんなことが起こったのだろうか……
考えるだけでも恐ろしい……
俺は人気子役として大活躍……
そして今も俳優としてもモデルとしても大活躍……
つまり、日本の大抵の女性が俺の妻になる……可能性があったわけだ。
それを考えるだけで鳥肌が立つ……
俺のスキル【魅了】の潜伏期は一体どれくらいなんだろうか?
これはいまだにわからない……
美幸の場合は親愛度が常に70前後で、ある程度距離も適切な感じだったから、自分の体液が交換されていても、何ら問題ないと俺は思っていた。
だが、不良から救った時に一瞬でも80を超えてしまったために、彼女に俺の【魅了】が働いてしまった。
だから、日常で体液を交換していた間柄の相手と親愛度が80を超えて発動としてしまった【魅了】スキルの潜伏期という可能性。
それの時間的関係性を測るのは難しいのである。
だが、これは試そうにも試せない……
なぜならこれが及ぼす影響があまりにも大きすぎる……
だからこの実験には俺は少し冷静にならなければならない……
まぁ、今わかることはおそらく潜伏期は最低でも1日以上であるということだ。
やはりこれだけでもかなりのチートな能力である。
だから俺はそのことを知ってからすごい対策をしている。
まず、俺は排泄物を師匠を使ってうまく調整して、体液が漏れないようにしている。
うん……俺は人間なのだろうか……
もうそんなことは些細な問題だ……
師匠がいる時点で俺は別種の生き物だ……
だから人間なんて狭い考え方はやめにしよう……
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
よもぎ大学附属高等学校。校門にて。
「「「「きゃぁぁぁぁ♡」」」」
女の子の黄色い歓声が満天の青空へと響き渡る。
その女の子の視線の先には……
「あっちゃんはやっぱり人気者ね」
「まぁな……これは仕方ないことだな」
「そうだね! なんたって大ブレイク中の人気者さんだもんね」
「…………なんだよ。その棘のある言い方は……」
「ううん。なんでもないよ〜」
「なんなんだよ……お前は……」
俺と美幸が校門をくぐって、学校内へと歩みを進める。そこに俺の到来に気づいたファンたちが、
「「「「あつきさまー♡」」」」
再び湧き上がる黄色い歓声。
俺も流石に大スターとして無視するなんてことはなく、彼女たちに笑顔を向けて軽く手を振る。
「「「「きゃぁぁぁ♡」」」」
「今見たよ♡」
「いや! 違うわよ! 今のは私を見たんだよ?」
「違うわよ! 私よ!」
「いいや! わたし!」
俺のファンの女子たちが俺と目があったと興奮して、ついには言い争いをはじめていた。
そんな俺の様子を見ていた美幸はというと、
「ほら……やっぱり、あっちゃんは人気者さんね〜」
「なんだよ……その含みのある言い方わ……」
「わたし、あっちゃんと隣に歩いていると自分が恥ずかしくなってきちゃうわ」
「そんな……俺と比べんなよ……」
「ううん……そんなことじゃないの。わたしまでみんなに見られて注目されちゃうからね……まぁ、別にいいんだけどさ!」
「そうか……まぁ、そんなに周りの目なんて気にすんなって!」
「うん……そうするね」
「まぁ……なんか困ったことがあったら俺に言ってくれ」
「………………」
あれ!? 俺なんかもしかしてかっこいい?
さりげなく救いを与える、オレ!
性格イケメンな主人公じゃね!?
やっべーー! オレの株上がるぜ!
「…………ねぇ、あっくん。どう考えてもかっこいいセリフが台無しよ……その気持ち悪い顔を治してからわたしに優しい言葉をかけてね!」
「…………」
やはり、この女侮れない……
俺と長い年月を共にしているせいか、俺の本性まで知っているのか、俺の脳内を読みやがる……こいつはエスパーだ……
俺たちはたわいもない会話をしている間に歩みを進めて校舎内へと入った。
「…………もうチャイムなっちゃうよ? 早く自分の教室に向かったら?」
「あぁ。そうするよ! またな」
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