美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい!

月風レイ

園児編 第38話 あの子を落とせ〜春先生のトキメキ編⑧〜

俺、佐藤篤樹さとう あつきは今日、春先生とのデートがあります。

今は土曜日の朝10時頃。
土曜日は母さんがお仕事だ帰ってくるのが5時過ぎになります。
父さんはというと、土曜日には仕事はありません。
サラリーマンのくせに……働けよ……と思ってしまいますがそんなことを言っても仕方がありません。

父さんは俺のために必死に働いてくれていますからね……

俺が外に出て自由に行動するためには一つの問題点を克服しなければなりません。
その問題とは…………

『父さんの存在』です。


悲しいですが、父さんをこの世から処理しなければなりません。

どの世界へと送り込みましょうか……

父さんがこの世界に留まり続けていたら、俺は外に遊びに行けません……


だから、俺は決心しました。

父さんをこの世から排除しようと……

父さん……ごめんね。
そして、ありがとう。そして、さようなら。


俺はキッチンへと向かい、あるものを手にしました。


それはとある粉……白い粉
この粉を飲むと、あら不思議……
ある異世界へと飛ばされてしまう……

そんな魔法の粉です。
俺はこの粉をどうするのかというと……

「おとうさん! お父さんのためにコーヒー作ったよー!」

そう! 俺はこの魔法の粉をコーヒーに混ぜてやりました。
6歳にしてコーヒーを入れれるおれ、すごくね? まぁ、精神年齢26なんだけどな。

でも、なんだか俺の精神年齢26歳っていう設定も崩れ始めている気がするが……

そんなことはどうだっていいな……

「おぉー、アツキ! 父さんのために淹れてくれたのか? ありがとな!」

「そうだよー! おとうさんのために作ったー! これを飲んだら美味しすぎて天国にだって行けるよー」

「おーー! そんなに美味しいのか! それじゃいただこうかな」

「おとうさん! 早く飲んでー!」

「あぁ。(ズルルル) おぉー! 上手いな! アツキはすごいなぁ」


えっへん! なんたっておれは26歳のサラリーマンだったからな! 味は保証するよ……

命は保証しないがな…………


「なんだか父さん眠くなってきたよ」

「おとうさん、もう寝ちゃうのー?」

「あぁ。すごい眠い……アツキ、父さん寝るからな。なんかあったら起こしてくれよ!」


「うん! わかった! おとうさんおやすみーー」

それでは夢の世界へとがゆっくり〜〜


ハハハハハハハハハハ! 作戦成功だぜ! 俺が実行した作戦、それは父さんのコーヒーに睡眠薬を入れる。どれだけ入れればいいか分からなかったから、結構入れたよ。
ドバドバと。
父さんにはすまんが、父さんには眠っていてもらわないと困るんだぜ? なんたって父さんってそういう立ち回りの役なんだからな。まぁ、永眠はして欲しくないけど、まぁ、ぐっすり寝ててくれよ。仕事で疲れてるだろ?だからな、おやすみーー。


「よし! じゃあ! おとうさん! お外遊んでくるねー! 行ってきまーす!」

「………………」

ん!? なんか大切なことを忘れている気がする! デートに行くってことは、お金が必要だよね!?

「ん? おとうさーん! あーあ、完全にぐっすりだよ。これならバレないよね?」

「………………」

俺はお父さんのお財布から千円札を2枚引き抜いた。

今日は公園でのお散歩だけだし、これだけでいいよね?

「じゃあ、今度こそ行ってきまーす!」


俺はこうして、丸の池公園の時計にまつ、彼女こと春先生の下へと大樹(ひろき)として向かっていったのである。

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