美女女神から授かったチートスキル〜魅了〜を駆使して現代社会でたくさんの嫁を娶りたい!

月風レイ

園児編 第7話 あの子を落とせ〜いじめっ子少女編④〜

俺の名前は佐藤篤樹(サトウアツキ)。
見た目は子供、頭脳は大人の6歳児(精神年齢26)の保育園児である。

昼食が終わり、少し時間が経ち、暖かな大気に包まれた中庭へと園児たちが外へと駆け出していく頃。俺も一緒に外へと飛び出して、

俺は今、ある作戦のために必死に準備を整えている。

俺の掲げる目標というのは、光輝く俺自身から見てみれば、この日本の現代社会の救世主となりうる行為である。
なのだが、凡庸な人々から見たら、俺が今しようとしていることはとても下らないように見えてしまうであろう……

俺は美女、美少女をみんな俺のものにしたい。
可愛い妻たちに囲まれて、人生を謳歌したい。
そんな俺の欲望がきっと日本の社会を大改革する。
そんな日がいつかきっとくると俺はおもっている。
今の日本では少子高齢化がかなりの速度で進んでいるわけだが、そんな状況を打開する一つの妙案を思いついた。

俺がたくさんの嫁を娶り、たくさんの子供を作れば良い!

それが可能にできるのはきっとこの日本の中に俺くらいしかいないだろう。

俺はここ日本で新たな歴史を創り出す!
俺は新日本を創り出す立役者となるのだ!

そんな大きな目標の前に、俺には今やらなければならないことがある。

それは黒髪ツインテール、真紅の瞳。純白のパンツの少女の攻略である。


何を成し遂げるにせよ、まずは小さい事の積み重ねが大切だと俺は思うよ。まぁ、そんなことは置いといて……

この少女は何かにつけ、俺をいじめてきたわけだが、将来かなりの美女になることを知ったために、野放しにしてはおけない。
美女=俺のもの という方程式が俺の脳内で構築されているために俺はこの少女を攻略するための準備に時間を費やす。


【親愛度鑑定】によって彼女の嫌いなことが明らかとなった。彼女の嫌いなことというのは、"一人でいること"である。
彼女は強い気性の持ち主のくせに、かなりの寂しがり屋さんらしい。

意外と可愛いところもあるんだなぁ……

人はやっぱり相手の意外な一面をみて興味を持つものだよね……そんなことも置いといて……

嫌いなこと"一人でいること"を利用して、俺はいじめっ子少女の心をもつかんでやる。

俺が考えた作戦はこうである。
何とかして、いじめっ子少女を一人の空間へと追い込み、閉じ込める、まぁ幽閉するわけだ。
そこで彼女は一人の寂しさに恐怖を感じ悲嘆にくれる。
そんな彼女の下に、俺が颯爽と現れて彼女に優しく手を差し伸べる。

そして、いじめっ子少女の俺に対する親愛度が上がる。
そして、彼女の親愛度が80%を超えたときに強引にでも彼女の唇を奪う。
これが俺の考えた作戦である。

おい! そこのきみ! 犯罪者とか思わないでくれよ? これは現代日本のためであって、俺個人の欲望だけじゃないんだからな! まぁ、少しは俺の欲望もあるが、勘違いはして欲しくないなぁ……そう! これは新世界のため!



『HAHAHAHA』
乾いた女神の笑い声が脳内響き渡った。

よし、じゃあ作戦を始めようか。
まず、重要なのは彼女をどこに幽閉するのか、そしてどんな風にその場に誘い込むかである。

彼女の気を惹きつける方法。
それが今回の最大のポイントである。

彼女を惹きつけるエサは何かないか……

とそこに、彼女の【好きなもの】が表示された。
そう。それは、俺をいじめること。

何がそんなに面白いんだろうか……
好きなことにいじめることが入ってるなんて、こいつの人生相当つまんないんじゃないか? まぁ、そんなことは置いといて……

俺をいじめることが大好きな彼女は、きっと俺をかなりの頻度で眺めているはずである。

そんなときに俺が不自然な行動をしていたら、きっと俺のことが気になって仕方ないことだろう。

自意識過剰なんじゃないのか、って?
そりゃ、そうかもしれないけど、ある程度はいいよね?

よし、自分の体を張って彼女をある場所へ誘い込もう。

そして、誘い込んだ彼女を幽閉。
時間を開けて解放、救出。

そんな作戦が実行できるのはお昼を食べた後、1時間の間でしかできないだろう。

そうして、俺はお昼を食べた後、いつも通りに外遊びのために外へと駆け出してあったのである。

そんな俺に彼女も隠れながらもしっかりとついてきている。

よし、完全に準備は整った。


俺が今いる、保育園の中庭にはたくさんの遊具が存在している。
上り棒に、鉄棒、そして、アスレチック、小さな小山、砂場。
遊具の整備はしっかりとなされていて、安心して子供達も遊ぶことができる。

俺は他の子供各々が好きな遊具に向かう中、俺は遊具とは逆方向の建物裏にむけて歩き出していった。
建物の裏には木が鬱蒼と立ち並んでいてそこにはポツンと物置の倉庫があった。
その倉庫の扉はスライド式ではないドアノブ式の扉でかなり腐朽したものだった。
建て付けが悪く、開閉するのにはかなりの力がいる。
この倉庫こそが今回彼女を幽閉する場所である。

俺はそこの中へと彼女を誘い込むために、いろいろ小細工をしておいた。

決戦の相手はたかが、6歳の保育園児。
どれだけ荒削りな作戦でもきっと通用すると考えた俺は、扉の中に俺が入っていったように見せかけるために、扉を開けっぱなしにして、彼女が入っていくのを誘った。

俺は建物裏へと行く際に彼女が俺の後ろから来るのを確認していたので、偽装工作を済ませた後、彼女に見つからないように鬱蒼と茂る木に紛れて、姿をかくした。

俺がしたことは倉庫の扉をあけて、隠れる。そんなけのことだ。

彼女は俺の思惑通り、周りを見渡した後、開いたドアの倉庫へと注意を向け、元気よく駆け出して中へと入っていった。

うん! やっぱり、保育園児はちょろいな……

よし! ここまでは順調だ!

俺はここで、周りに誰もいないかを確認して、【身体操作】を使い、全身の筋肉を強化し、思いっきり駆け出して、彼女が入っていった扉の鍵を掛けるために全力疾走で駆け出していった。

「ガチャン」

俺は黒髪ツインテール純白のパンツの少女の幽閉に成功した。

ヘッヘッへへ、これでひと段落ついたぜ。
後は30分したら、何食わぬ顔で鍵を開けて、助けてやればこれでこいつはおれのものだ。ヘッヘッへへ。

俺は一仕事終えたかのように額の汗を拭いとり、アリバイ作りのために春先生の元へと向かっていった。



6歳なら何しても良いよね! 可愛いからさ!









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