先輩と付き合うのは無理ゲーすぎる
第18話 私の先輩、私の後輩
「言いたいことは以上ですか?颯汰さん」
な、なんで藤倉がここに?
「お前さ~、正義のヒロインにでもなったつもりかよ!俺のこと殴っちゃってさ~オラっ!」
そういい、藤倉に殴りかかる颯汰くん。
「お前が舞香に俺のこと伝えて、舞香が俺の
ところに来たってことはお前振られたんだろ~
負けた男は黙って消えろっ!」
ドスっ!
「がはっ……ははっ、そうですよね、あなた
みたいな男に負けるなんて悔しい限りですよ、このクズ野郎がっ!」
そういった藤倉の顔は今まで見たことない怒りに満ち溢れていた。
 
バキッ!
「ぐはっ……もう、ほっとけよ。舞香がお前を好きになるとは思わないし、俺とヤっても関係ないだろ!」
「確かに僕はあなたが言うように振られた
男ですよ。だからこそ、ちゃんとした人と幸せになってもらいたいんでね!その相手はお前じゃない!」
「そうか、なら力ずくで……」
「もう、、もうやめて!」
わたしは2人が殴りあうのは望んでない。 
それに藤倉の言葉で目が覚めた気がした。
「颯汰くん、私のこと重いっていったよね?
そんな相手とヤったらどうなるかわかる?
私と離れることできないよ?重い女なら
なおさら!それにさ、好きになる人は私自身が決めるから、藤倉が颯汰くんにどうこう言われる筋合いないよ!」
「ふーん、舞香、そう言う風に言えるようになったんだ~。先輩相手には誰にでも媚び売ってニコニコしてるだけだったのにね」
い、今更そんなことを言ってなんのつもりなんだろう?
「それにさ~、年上好きアピール半端ないし
見てるだけで必死さ伝わってまじウケるし、
お前、舞香の後輩だろ?なにがいいの?」
 やっぱり……颯汰くんは私の悪口やらなん
やら言って、藤倉を取り込もうとしてる、、?
ここまでくると幼稚すぎで呆れるけど、、
「いやー、本当普段は話しかけても返事来ない時があるし、返事きても素っ気ないし、本当なんで好きなんでしょうね~」
 私、振った?相手になんかけなされてる?
確かに後輩とかに好意持たれるの嫌で素っ気なくしてたけど……
「でも、僕が大変な時は気にかけてくれる。
助けてくれる。ずっとバイト始めた時から先輩は憧れでした……その憧れが気づいたら好きに変わってて、、というか!好きな気持ちに理由なんてないです!」
藤倉翼、この子は私の気づかないところで
ちゃんと私のこと見てくれていたのかな……
少しだけ胸の中が熱くなった気がした。
「お前ら、本当におかしいぜ……なんで
こんなにも……本気で引く」
「颯汰さん、あなた本気で人を好きになったことないでしょ?本気で好きな人ができたらきっとわかりますよ」
「重い女の相手が終わったと思えば、本気の愛だとかを語るやつ。一緒にいたら本気でアホになりそう。疲れた、もういいよ、舞香のこと好きにしろよ!」
そう言って公園から立ち去る颯汰くん。
「でも、まあ本気で恋愛してみるのもたまには
いいかもな……」
 ボソリと言った言葉だったけど私には聞こえていた。私の中での思い出は颯汰くんの中では思い出ではなかった。散々なこと言われたし危うく襲われる
ところでもあった。
……だけど!
「颯汰くん、ありがとう!あの頃の私は泣いてばかりで言えなかったけど……今日は散々言われたからね。
今はもう何にも思えないけど、もう好きじゃないからこそいえる……見違えるほど立派になってよ!いつか颯汰くんとのこと笑って話せるようになりたい、、
だから私は颯汰くんとのこと忘れないよ!」
 そういうと、驚いた顔をした颯汰くんが振り向き、
 「……おう!……ありがとう」
 
(って俺あんだけ酷いこと言ったのにな……お礼言えるって舞香らしいな、最後の最後まで重たいやつ
だよ。まあ、立派になれるかは知らねーけど)
……これで本当に終わり。お礼なんて本当に癪だけど私の中では大切な思い出だったから……
あっ、後ろを振り返るとボロボロになった藤倉が気まずそうな顔で立っていた。
「神楽坂先輩、なんか助けに来たはずが最後
いい感じになっちゃって、気まずいですよ!
まあ、でも先輩が無事でよかったですけど」
苦笑いでそう言う彼。きっと最後颯汰くんと
笑って終われたのは藤倉のおかげだ。
 私も彼の気持ちに向き合わなきゃ……
な、なんで藤倉がここに?
「お前さ~、正義のヒロインにでもなったつもりかよ!俺のこと殴っちゃってさ~オラっ!」
そういい、藤倉に殴りかかる颯汰くん。
「お前が舞香に俺のこと伝えて、舞香が俺の
ところに来たってことはお前振られたんだろ~
負けた男は黙って消えろっ!」
ドスっ!
「がはっ……ははっ、そうですよね、あなた
みたいな男に負けるなんて悔しい限りですよ、このクズ野郎がっ!」
そういった藤倉の顔は今まで見たことない怒りに満ち溢れていた。
 
バキッ!
「ぐはっ……もう、ほっとけよ。舞香がお前を好きになるとは思わないし、俺とヤっても関係ないだろ!」
「確かに僕はあなたが言うように振られた
男ですよ。だからこそ、ちゃんとした人と幸せになってもらいたいんでね!その相手はお前じゃない!」
「そうか、なら力ずくで……」
「もう、、もうやめて!」
わたしは2人が殴りあうのは望んでない。 
それに藤倉の言葉で目が覚めた気がした。
「颯汰くん、私のこと重いっていったよね?
そんな相手とヤったらどうなるかわかる?
私と離れることできないよ?重い女なら
なおさら!それにさ、好きになる人は私自身が決めるから、藤倉が颯汰くんにどうこう言われる筋合いないよ!」
「ふーん、舞香、そう言う風に言えるようになったんだ~。先輩相手には誰にでも媚び売ってニコニコしてるだけだったのにね」
い、今更そんなことを言ってなんのつもりなんだろう?
「それにさ~、年上好きアピール半端ないし
見てるだけで必死さ伝わってまじウケるし、
お前、舞香の後輩だろ?なにがいいの?」
 やっぱり……颯汰くんは私の悪口やらなん
やら言って、藤倉を取り込もうとしてる、、?
ここまでくると幼稚すぎで呆れるけど、、
「いやー、本当普段は話しかけても返事来ない時があるし、返事きても素っ気ないし、本当なんで好きなんでしょうね~」
 私、振った?相手になんかけなされてる?
確かに後輩とかに好意持たれるの嫌で素っ気なくしてたけど……
「でも、僕が大変な時は気にかけてくれる。
助けてくれる。ずっとバイト始めた時から先輩は憧れでした……その憧れが気づいたら好きに変わってて、、というか!好きな気持ちに理由なんてないです!」
藤倉翼、この子は私の気づかないところで
ちゃんと私のこと見てくれていたのかな……
少しだけ胸の中が熱くなった気がした。
「お前ら、本当におかしいぜ……なんで
こんなにも……本気で引く」
「颯汰さん、あなた本気で人を好きになったことないでしょ?本気で好きな人ができたらきっとわかりますよ」
「重い女の相手が終わったと思えば、本気の愛だとかを語るやつ。一緒にいたら本気でアホになりそう。疲れた、もういいよ、舞香のこと好きにしろよ!」
そう言って公園から立ち去る颯汰くん。
「でも、まあ本気で恋愛してみるのもたまには
いいかもな……」
 ボソリと言った言葉だったけど私には聞こえていた。私の中での思い出は颯汰くんの中では思い出ではなかった。散々なこと言われたし危うく襲われる
ところでもあった。
……だけど!
「颯汰くん、ありがとう!あの頃の私は泣いてばかりで言えなかったけど……今日は散々言われたからね。
今はもう何にも思えないけど、もう好きじゃないからこそいえる……見違えるほど立派になってよ!いつか颯汰くんとのこと笑って話せるようになりたい、、
だから私は颯汰くんとのこと忘れないよ!」
 そういうと、驚いた顔をした颯汰くんが振り向き、
 「……おう!……ありがとう」
 
(って俺あんだけ酷いこと言ったのにな……お礼言えるって舞香らしいな、最後の最後まで重たいやつ
だよ。まあ、立派になれるかは知らねーけど)
……これで本当に終わり。お礼なんて本当に癪だけど私の中では大切な思い出だったから……
あっ、後ろを振り返るとボロボロになった藤倉が気まずそうな顔で立っていた。
「神楽坂先輩、なんか助けに来たはずが最後
いい感じになっちゃって、気まずいですよ!
まあ、でも先輩が無事でよかったですけど」
苦笑いでそう言う彼。きっと最後颯汰くんと
笑って終われたのは藤倉のおかげだ。
 私も彼の気持ちに向き合わなきゃ……
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