高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件
複雑な胸中
「はい!ありがとうございます!明日は9時からですね!
はい、こちらこそよろしくお願いします!」
......
「なんと!こうちゃん受かることができました~!」
「おめでとう凛乃花!」
面接試験から3日後の今日、凛乃花は無事受かることができたみたいだ。これで晴れて凛乃花は脱ニート。それに最近頑張って痩せてるみたいで50キロ代になった(59キロではあるが)
「これから私が働くにあたり、いくつかルールの改正をする必要があるのです」
凛乃花が急に偉そうになった!
「そう言いますと?」
とりあえず俺はこの流れに乗ってみることにした。
「今までは~家にいる時間が多かった分家事の割合も多かったけど同じくらいにしてほしいなーって思ったり?」
急に可愛い語尾になったな、、
でもなあんだ、そんなことか。凛乃花が働く分、
しっかり俺がサポートしてあげないとな。
「もちろんだ、今まで通りで料理はいいとして掃除と洗濯は任せっきりだったからそこはちゃんと分けよう!」
「へへー!さすがこうちゃん。それともし、
こうちゃんが仕事で大変なことがあったらちゃんとお話してね?私も成りたてとはいえ立派な社会人なのですから!」
えっへんと威張る凛乃花。そうはいってるものの、
「昨日まではニートだったんだけどな」
と心の中でつっこむ俺。まあ、まず一歩を踏み出したってことで一安心ってやつだ。
「それにね~ほらみてー!」
そう言って腕と足を見せびらかしてくる凛乃花。俺は思わず衝撃を受ける、、
「け、毛がないだと....!!」
「へへ~こちらも社会人仕様ー。職場には天童さんっていうかっこいい人もいるからちゃんと処理しないとね~」
ダイエットに集中したいという意志から手付かずだった無駄毛処理、しかし働くとなれば話が別のようで
そこには色白すべすべの肌が俺の目の前にはあった....
天童っていうやつの名前がでてきたのは少し複雑ではあるんだけどな....
「凛乃花、働き出したら飲み会とかもあると思うけどあまりハメを外すなよ~、20歳になったばっかりでお酒もそんなに強くないんだからさ!」
つい、天童って名前がでたことで語尾が強くなって
しまった。会ったことも見たこともない奴ではあるが、凛乃花の口から男の名前が出てくるのが少し
嫌だったのかもしれない。
「こうちゃんは飲み会の帰りにキスされてたくせに....」
「それとこれとは別だろー。あれは佐倉が勝手にやってきたんだから」
「いいもーん、誘われたら私だって飲み会くらいには参加するもーん」
「いいよ、好きにしたらいいから」
「ふーん。好きにしていいんだ~そんなこと言って私が襲われても知らないぞー?」
「ははっ、大丈夫、大丈夫!今の凛乃花を襲うのは俺くらいだからさ」
「えっ、なんでそんなことするの....最近、私だって可愛いって言ってもらえたし、またこうちゃんには
いっぱい可愛いって言って欲しいのに....」
少し悲しそうに凛乃花はそう呟いた。
 俺は別に深い意味で言ったわけじゃなく、少し冗談のつもりで言ったのだが、どうやら凛乃花の捉え方は違ったらしい....
「ごめん、凛乃花は可愛いよ。ついつい天童さんがっていう話を最近するからムキになって
意地悪言っただけだからな?」
「早く働いてっていうからダイエットも頑張って
やっと受かって働くってなったのにあんまり喜んで
くれないしなんか嫌だ。もう寝る!」
怒って寝室に入っていく凛乃花。
はぁ、やっちまった、、最低だよ、、
あんなに働くことを望んでたはずなのに働くことが決まり、胸を弾ませる凛乃花に無神経なことを言ってしまった。
自分勝手にもほどがあるよな、働いて欲しいけど
飲み会はどうとか、男の話でムキになったり....
でも今までしてなかったことをやって、頑張ろうと
する凛乃花の様子をみてなんだか俺が男として見られてないんじゃないかと思って悔しかったんだ。
イケメンがいるからか....ずっとあいつのために俺は
頑張ってきたのにな....
いや、そんな風に考えるのはやめよう。俺が仕事を
頑張れてるのは凛乃花のおかげ。
俺が、凛乃花の仕事を頑張れる理由になれるよう頑張るだけだ。
せっかくスタートラインに立った彼女の足を俺が引っ張ってどうするよ!
明日きっと謝ったら凛乃花も許してくれると思う。
ちゃんと謝ろう....
決心と反省をし、俺は眠りについたのだった。
はい、こちらこそよろしくお願いします!」
......
「なんと!こうちゃん受かることができました~!」
「おめでとう凛乃花!」
面接試験から3日後の今日、凛乃花は無事受かることができたみたいだ。これで晴れて凛乃花は脱ニート。それに最近頑張って痩せてるみたいで50キロ代になった(59キロではあるが)
「これから私が働くにあたり、いくつかルールの改正をする必要があるのです」
凛乃花が急に偉そうになった!
「そう言いますと?」
とりあえず俺はこの流れに乗ってみることにした。
「今までは~家にいる時間が多かった分家事の割合も多かったけど同じくらいにしてほしいなーって思ったり?」
急に可愛い語尾になったな、、
でもなあんだ、そんなことか。凛乃花が働く分、
しっかり俺がサポートしてあげないとな。
「もちろんだ、今まで通りで料理はいいとして掃除と洗濯は任せっきりだったからそこはちゃんと分けよう!」
「へへー!さすがこうちゃん。それともし、
こうちゃんが仕事で大変なことがあったらちゃんとお話してね?私も成りたてとはいえ立派な社会人なのですから!」
えっへんと威張る凛乃花。そうはいってるものの、
「昨日まではニートだったんだけどな」
と心の中でつっこむ俺。まあ、まず一歩を踏み出したってことで一安心ってやつだ。
「それにね~ほらみてー!」
そう言って腕と足を見せびらかしてくる凛乃花。俺は思わず衝撃を受ける、、
「け、毛がないだと....!!」
「へへ~こちらも社会人仕様ー。職場には天童さんっていうかっこいい人もいるからちゃんと処理しないとね~」
ダイエットに集中したいという意志から手付かずだった無駄毛処理、しかし働くとなれば話が別のようで
そこには色白すべすべの肌が俺の目の前にはあった....
天童っていうやつの名前がでてきたのは少し複雑ではあるんだけどな....
「凛乃花、働き出したら飲み会とかもあると思うけどあまりハメを外すなよ~、20歳になったばっかりでお酒もそんなに強くないんだからさ!」
つい、天童って名前がでたことで語尾が強くなって
しまった。会ったことも見たこともない奴ではあるが、凛乃花の口から男の名前が出てくるのが少し
嫌だったのかもしれない。
「こうちゃんは飲み会の帰りにキスされてたくせに....」
「それとこれとは別だろー。あれは佐倉が勝手にやってきたんだから」
「いいもーん、誘われたら私だって飲み会くらいには参加するもーん」
「いいよ、好きにしたらいいから」
「ふーん。好きにしていいんだ~そんなこと言って私が襲われても知らないぞー?」
「ははっ、大丈夫、大丈夫!今の凛乃花を襲うのは俺くらいだからさ」
「えっ、なんでそんなことするの....最近、私だって可愛いって言ってもらえたし、またこうちゃんには
いっぱい可愛いって言って欲しいのに....」
少し悲しそうに凛乃花はそう呟いた。
 俺は別に深い意味で言ったわけじゃなく、少し冗談のつもりで言ったのだが、どうやら凛乃花の捉え方は違ったらしい....
「ごめん、凛乃花は可愛いよ。ついつい天童さんがっていう話を最近するからムキになって
意地悪言っただけだからな?」
「早く働いてっていうからダイエットも頑張って
やっと受かって働くってなったのにあんまり喜んで
くれないしなんか嫌だ。もう寝る!」
怒って寝室に入っていく凛乃花。
はぁ、やっちまった、、最低だよ、、
あんなに働くことを望んでたはずなのに働くことが決まり、胸を弾ませる凛乃花に無神経なことを言ってしまった。
自分勝手にもほどがあるよな、働いて欲しいけど
飲み会はどうとか、男の話でムキになったり....
でも今までしてなかったことをやって、頑張ろうと
する凛乃花の様子をみてなんだか俺が男として見られてないんじゃないかと思って悔しかったんだ。
イケメンがいるからか....ずっとあいつのために俺は
頑張ってきたのにな....
いや、そんな風に考えるのはやめよう。俺が仕事を
頑張れてるのは凛乃花のおかげ。
俺が、凛乃花の仕事を頑張れる理由になれるよう頑張るだけだ。
せっかくスタートラインに立った彼女の足を俺が引っ張ってどうするよ!
明日きっと謝ったら凛乃花も許してくれると思う。
ちゃんと謝ろう....
決心と反省をし、俺は眠りについたのだった。
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