高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件
ゲームの先、神谷航平はどこだ??
 「な、なんで私を見ても何もならないんですか!?胸だって大きいし、神谷先輩も帰り道ドキドキしていたはずのに!」
結論から言おう。このゲームは俺の勝ちだ。
今この状態で言うのもなんだが、男子が好きなのはラッキースケベだ。可愛い子の恥ずかしい部分が意図してない時に見えてしまう。
この状態が男は好きなのだ。今の俺はどうだ?
大好きな凛乃花を待たせ、脅された形でこんなゲームをしても反応するわけがないだろう。
「佐倉、こんなことをしても意味がない。お前も一緒にお風呂入っても楽しくなかっただろ?わかったら俺を家に帰してくれ」
「何説得させにきてるんですか?それに1つゲームに勝ったからって調子に乗らないでください。とりあえず1日は絶対付き合ってもらうので」
どうやら、自宅で朝を迎えるのは無理らしい。説得すればわかってくれる後輩じゃないかと思ったがダメみたいだ。無理に怒らせて立場を悪くさせるのもまずいし……しばらくは付き合おう。
「ほら、こっちきてください。だいぶん遅くなりましたが寝ますよ」
「一緒に寝るのか?」
「当たり前じゃないですか。私が勝ったら襲おうと思ってましたが負けたのでいいです。明日はデートなんですから早く寝てください」
どうやらゲームに負けたのが相当悔しかったらしい。先ほどまでの威勢はどこにいったのか....
まあ、俺としてはそっちの方が都合がいいが....
本当はこのタイミングで連絡だけはしておきたいが、、やめておこう、
ここはおとなしく寝るとするか。
アルコールが入ってる俺と佐倉はそのまま眠りについたのだった。
★神童凛乃花★
 おかしい、絶対におかしい!こうちゃんは朝まで帰ってこないなんてことはなかったしそれに遅くなる
ようならちゃんと連絡してくれてた。
 もしかして、私がぶくぶく太っていくから愛想尽かして浮気してるのかなぁ?
 
ううん、絶対そんなことしない。こうちゃんは真面目な性格だし、他に好きな人ができちゃったとしても
私と別れてから動くはず!
でも、こうちゃんのこと信頼してても今日は仕事が
休みの日、きっと誰に相談しても別の女と会ってるって言われるはず、、どうしよう....
私はとりあえずこうちゃんに電話をしてみる。
「おかけになった電話をお呼び出しいたしましたが
おつなぎできませんでした」
やっぱり繋がらないか......
 でも昨日は会社の飲み会だって言ってた。それが嘘ならもう仕方ないけどわざわざ店の名前まで教えて
くれたし....
だめだ……1人でいると気が動転しちゃう、、
でも、みんなに相談して状況的にこうちゃんが悪者にされるのも嫌だし……
今日は運良く休日、相談できるのは1人しかいない、お願いだから電話に出て......
「おはようございます、朝から何ですか凛乃花さん、私忙しいんですけど?」
「こうちゃんが帰ってこないの....理沙ちゃん、
私に力を貸して?」
…………
「でお兄さんが帰ってこないっていうのはどういうことなんですか?」
私がこうちゃんが帰ってこないといった瞬間から電話は切れ、すぐに理沙ちゃんは駆けつけてくれた。
「昨日ね、飲み会があるからって出たっきり連絡もないし、帰ってこないし、今までこんなこと無かったのにもうわからなくて……」
「凛乃花さん、失礼ですけど愛想尽かされたとか……ってまだ言い切ってないのに
な、泣かないでください!」
「グスッ……私頑張って今ダイエットしてるのに……」
「と、とにかくお兄さんがそういうことはするとは考えられません。会社の飲みとは言え、女関係に思い当たる節はありますか?」
「杏さんっていう人はよくこうちゃんの口から出てくるけどいい先輩って感じだし、あとは....
うーん、あまり仕事の話しないからわかんないなぁ……」
「そうですよね……お兄さん真面目だけど単純だから独り身なら変な人に騙されたとかありそうだけど
凛乃花さんがいるなら断る理由があるし、
それ以外なら……何か弱みを握られている?」
「やっぱり浮気してる現場見られたとかかなぁ?」
私は自分で言ったものの悲しくなってしまい、涙が止まらない。あまりに泣きっぷりにいつもクールな理沙ちゃんもお困りの顔……
「まずはその杏って人に話を聞いた方がいいかもしれません。本当で昨日飲み会があったならね!」
「でもどうやって連絡とろう?私杏さんの連絡先知らないし……」
「直接電話をかければいいんですよ!会社にね」
こうちゃんのことになるといつも以上に理沙ちゃんは頼もしくなる。本当いい妹だなぁ。
「はい、いつも兄がお世話になっております。
そちらに下の名前で杏って方は勤めれておられますか?」
……
「はい、少し兄のことで、はい、あっ!
ありがとうございます」
すごい、杏さんと連絡を取れるところまで成功した
みたいだ。
「お電話変わりました。私が桜庭杏です。
今日お兄さんは休みのはずなんだけどどうかしましたか?」
理沙ちゃんが私に携帯を渡す。具体的に話がわかるからって気を利かせてくれたみたい。
「は、はじめまして神童凛乃花です。お聞きしたいことがあります」
「神童凛乃花、ふーんあなたが神谷くんの例の彼女ね、それでどうしたの?帰ってこないって心配して たり?」
「え……何で知ってるんですか?やっぱり昨日飲み会はあったんですね?はっ、もしかしてあなたが
こうちゃんを?」
「変な誤解しないで頂戴。昨日会社の飲み会はあったわ。そのあと二次会があったのだけど、酔った後輩の佐倉さんという女の子を神谷くんは送ってたわ」
「でも、それならもう家に帰ってきてるはず....
でもこうちゃん家に帰って来てないんです」
「ふーん、あの子神谷くんは気づいてないだろうけど彼のこと好きだったからねぇ」
こうちゃんのことを好きな子を送って帰ってこない
彼氏。私やっぱり捨てられちゃったのかな?
あっ、気づいたら携帯を理沙ちゃんにとられていた。
「からかうのはもう十分です。帰ってこないってことはその女の人がなかなかやばいってことですよね?」
「あなたが妹さんね。やばいというか、元は優しい子なんだけど、私がそこの凛乃花って彼女が働いていないと告げると急に表情変わって、なにやらブツブツ言ってたっけなぁ」
「なるほど、もう一つ質問です。その飲み会は仲の
いい人の集まりですか?それとも偉い人とかもいたりしましたか?」
「会社の部長をはじめ、面倒見のいい重鎮たちは出席していたわよ。それが何か?」
「兄が帰ってこれない理由が大体わかりました」
「今の話だけで何がわかったのか私も気になるわ」
「その女の後輩、なかなかずる賢いですね。
兄は真面目なので絶対に浮気をしようとはしません。だったらなにか弱みを握られて帰ってこれないということだと思います」
「それは流石に考えすぎじゃない?逆に質問よ、
あなたも相当神谷くん、お兄さんのことが好きそうだけど、働かないデブが彼女でいいの?」
「それは……それは兄が決めることであって私や
あなたがとやかくいうことではありませんから、それが事実となれば杏さん、あなたにお願いがあります」
「何かしらお願いって?」
「もしも、会社のことで弱みを握られているとするならばあなたがお兄さんを助けてあげてください。今話した感じだと杏さん、おじさん受けが良さそうですしね」
「いいわ、元は私がきっかけを作ってしまったようなものだし、何とかするわ。
 それとこれから2人を探しに行くなら多分グロバにいるわ。私今日朝番だから、仕事が終わったら合流しましょ。私面白いこと大好きなのよ」
「いいでしょう、、グローバルスタジオジャパンですね。何かあった時に会社の人がいてくれたら心強いです。合流するまでは私たちは何もしませんから」
「いいわ、そうしましょう。神谷くんが無事だといいわね。あの子なかなか危ないところもあるから、、あっ、最後に彼女に変わってくれる?」
「人はおもちゃじゃないですよ?まあ今はそこはいいです。わかりました……変わります」
しばらく話をずっと聴いてた私に携帯が戻ってくる。
「あなたって太っててニートなだけあって、
1人じゃなにもできないのね?」
それだけ言われ、電話は切れた。
「お兄さんはグロバにいる可能性が強いみたいですね。人気の遊園地なので探せれかわからないけど行きましょう!」
「う、うん!今用意するから」
こうちゃんは絶対に返してもらう!
でも....最後に杏さんに吐き捨てるように言われた言葉、それがずっと私の心の中で響いてるのだった。
結論から言おう。このゲームは俺の勝ちだ。
今この状態で言うのもなんだが、男子が好きなのはラッキースケベだ。可愛い子の恥ずかしい部分が意図してない時に見えてしまう。
この状態が男は好きなのだ。今の俺はどうだ?
大好きな凛乃花を待たせ、脅された形でこんなゲームをしても反応するわけがないだろう。
「佐倉、こんなことをしても意味がない。お前も一緒にお風呂入っても楽しくなかっただろ?わかったら俺を家に帰してくれ」
「何説得させにきてるんですか?それに1つゲームに勝ったからって調子に乗らないでください。とりあえず1日は絶対付き合ってもらうので」
どうやら、自宅で朝を迎えるのは無理らしい。説得すればわかってくれる後輩じゃないかと思ったがダメみたいだ。無理に怒らせて立場を悪くさせるのもまずいし……しばらくは付き合おう。
「ほら、こっちきてください。だいぶん遅くなりましたが寝ますよ」
「一緒に寝るのか?」
「当たり前じゃないですか。私が勝ったら襲おうと思ってましたが負けたのでいいです。明日はデートなんですから早く寝てください」
どうやらゲームに負けたのが相当悔しかったらしい。先ほどまでの威勢はどこにいったのか....
まあ、俺としてはそっちの方が都合がいいが....
本当はこのタイミングで連絡だけはしておきたいが、、やめておこう、
ここはおとなしく寝るとするか。
アルコールが入ってる俺と佐倉はそのまま眠りについたのだった。
★神童凛乃花★
 おかしい、絶対におかしい!こうちゃんは朝まで帰ってこないなんてことはなかったしそれに遅くなる
ようならちゃんと連絡してくれてた。
 もしかして、私がぶくぶく太っていくから愛想尽かして浮気してるのかなぁ?
 
ううん、絶対そんなことしない。こうちゃんは真面目な性格だし、他に好きな人ができちゃったとしても
私と別れてから動くはず!
でも、こうちゃんのこと信頼してても今日は仕事が
休みの日、きっと誰に相談しても別の女と会ってるって言われるはず、、どうしよう....
私はとりあえずこうちゃんに電話をしてみる。
「おかけになった電話をお呼び出しいたしましたが
おつなぎできませんでした」
やっぱり繋がらないか......
 でも昨日は会社の飲み会だって言ってた。それが嘘ならもう仕方ないけどわざわざ店の名前まで教えて
くれたし....
だめだ……1人でいると気が動転しちゃう、、
でも、みんなに相談して状況的にこうちゃんが悪者にされるのも嫌だし……
今日は運良く休日、相談できるのは1人しかいない、お願いだから電話に出て......
「おはようございます、朝から何ですか凛乃花さん、私忙しいんですけど?」
「こうちゃんが帰ってこないの....理沙ちゃん、
私に力を貸して?」
…………
「でお兄さんが帰ってこないっていうのはどういうことなんですか?」
私がこうちゃんが帰ってこないといった瞬間から電話は切れ、すぐに理沙ちゃんは駆けつけてくれた。
「昨日ね、飲み会があるからって出たっきり連絡もないし、帰ってこないし、今までこんなこと無かったのにもうわからなくて……」
「凛乃花さん、失礼ですけど愛想尽かされたとか……ってまだ言い切ってないのに
な、泣かないでください!」
「グスッ……私頑張って今ダイエットしてるのに……」
「と、とにかくお兄さんがそういうことはするとは考えられません。会社の飲みとは言え、女関係に思い当たる節はありますか?」
「杏さんっていう人はよくこうちゃんの口から出てくるけどいい先輩って感じだし、あとは....
うーん、あまり仕事の話しないからわかんないなぁ……」
「そうですよね……お兄さん真面目だけど単純だから独り身なら変な人に騙されたとかありそうだけど
凛乃花さんがいるなら断る理由があるし、
それ以外なら……何か弱みを握られている?」
「やっぱり浮気してる現場見られたとかかなぁ?」
私は自分で言ったものの悲しくなってしまい、涙が止まらない。あまりに泣きっぷりにいつもクールな理沙ちゃんもお困りの顔……
「まずはその杏って人に話を聞いた方がいいかもしれません。本当で昨日飲み会があったならね!」
「でもどうやって連絡とろう?私杏さんの連絡先知らないし……」
「直接電話をかければいいんですよ!会社にね」
こうちゃんのことになるといつも以上に理沙ちゃんは頼もしくなる。本当いい妹だなぁ。
「はい、いつも兄がお世話になっております。
そちらに下の名前で杏って方は勤めれておられますか?」
……
「はい、少し兄のことで、はい、あっ!
ありがとうございます」
すごい、杏さんと連絡を取れるところまで成功した
みたいだ。
「お電話変わりました。私が桜庭杏です。
今日お兄さんは休みのはずなんだけどどうかしましたか?」
理沙ちゃんが私に携帯を渡す。具体的に話がわかるからって気を利かせてくれたみたい。
「は、はじめまして神童凛乃花です。お聞きしたいことがあります」
「神童凛乃花、ふーんあなたが神谷くんの例の彼女ね、それでどうしたの?帰ってこないって心配して たり?」
「え……何で知ってるんですか?やっぱり昨日飲み会はあったんですね?はっ、もしかしてあなたが
こうちゃんを?」
「変な誤解しないで頂戴。昨日会社の飲み会はあったわ。そのあと二次会があったのだけど、酔った後輩の佐倉さんという女の子を神谷くんは送ってたわ」
「でも、それならもう家に帰ってきてるはず....
でもこうちゃん家に帰って来てないんです」
「ふーん、あの子神谷くんは気づいてないだろうけど彼のこと好きだったからねぇ」
こうちゃんのことを好きな子を送って帰ってこない
彼氏。私やっぱり捨てられちゃったのかな?
あっ、気づいたら携帯を理沙ちゃんにとられていた。
「からかうのはもう十分です。帰ってこないってことはその女の人がなかなかやばいってことですよね?」
「あなたが妹さんね。やばいというか、元は優しい子なんだけど、私がそこの凛乃花って彼女が働いていないと告げると急に表情変わって、なにやらブツブツ言ってたっけなぁ」
「なるほど、もう一つ質問です。その飲み会は仲の
いい人の集まりですか?それとも偉い人とかもいたりしましたか?」
「会社の部長をはじめ、面倒見のいい重鎮たちは出席していたわよ。それが何か?」
「兄が帰ってこれない理由が大体わかりました」
「今の話だけで何がわかったのか私も気になるわ」
「その女の後輩、なかなかずる賢いですね。
兄は真面目なので絶対に浮気をしようとはしません。だったらなにか弱みを握られて帰ってこれないということだと思います」
「それは流石に考えすぎじゃない?逆に質問よ、
あなたも相当神谷くん、お兄さんのことが好きそうだけど、働かないデブが彼女でいいの?」
「それは……それは兄が決めることであって私や
あなたがとやかくいうことではありませんから、それが事実となれば杏さん、あなたにお願いがあります」
「何かしらお願いって?」
「もしも、会社のことで弱みを握られているとするならばあなたがお兄さんを助けてあげてください。今話した感じだと杏さん、おじさん受けが良さそうですしね」
「いいわ、元は私がきっかけを作ってしまったようなものだし、何とかするわ。
 それとこれから2人を探しに行くなら多分グロバにいるわ。私今日朝番だから、仕事が終わったら合流しましょ。私面白いこと大好きなのよ」
「いいでしょう、、グローバルスタジオジャパンですね。何かあった時に会社の人がいてくれたら心強いです。合流するまでは私たちは何もしませんから」
「いいわ、そうしましょう。神谷くんが無事だといいわね。あの子なかなか危ないところもあるから、、あっ、最後に彼女に変わってくれる?」
「人はおもちゃじゃないですよ?まあ今はそこはいいです。わかりました……変わります」
しばらく話をずっと聴いてた私に携帯が戻ってくる。
「あなたって太っててニートなだけあって、
1人じゃなにもできないのね?」
それだけ言われ、電話は切れた。
「お兄さんはグロバにいる可能性が強いみたいですね。人気の遊園地なので探せれかわからないけど行きましょう!」
「う、うん!今用意するから」
こうちゃんは絶対に返してもらう!
でも....最後に杏さんに吐き捨てるように言われた言葉、それがずっと私の心の中で響いてるのだった。
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