高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件
凛乃花の決意
「なんだ神谷、そんな眠そうな顔をして仕事ができると思ってるのか?」
昨日は凛乃花としばらくご無沙汰だったこともあってか、結局夜中の3時までファイトしてしまっていた。太った体もなかなか、、いや朝からはやめておこう。
それが理由で普通に眠い……
「まあその様子だと例の彼女とは仲直りできたようで良かったじゃないか!それにしても頑張りすぎて
賢者のようだぞ?」
誰が朝から下ネタを言えと……
「そう思うのならそっとしておいてくださいよ。」
「そうはいかんのだ。この書類の山をどうにか片付けなくては、誰か手伝ってくれる人は、、
おーいいところにいたな神谷!」
いや、小芝居下手くそすぎたよ杏さん!さっきまで
普通に話してたじゃないですか!
「半分は私がやっておくからもう半分はよろしく
頼むな~」
「いや、元は杏さんがする書類では....」
って聞いちゃいないな。まあ俺に断ることはできないのだからどのみちすることには変わりはないのだが……
今日は定時に家に帰れそうにないな……
『今日は仕事のため、帰るのが遅くなるのでご飯は待ってなくていいよ』
俺はそうメッセージを送り仕事を始めた。
★神童凛乃花★
「ふわぁ~こうちゃん朝だよ~?あれ?いない?もう10時すぎてる~?寝すぎちゃったなぁ」
現在ニートの私の朝はこうして始まる。いつもはご飯の準備があるから早いけど昨日はお楽しみだったし今日は仕方ないの!
「あっ、ハローワークからメールが来てる」
『この前話をされていた企業の面接日時が決まりま
したのでご連絡させていただきました。1度、こちらにお電話の方お願い致します」
 あー!そうだ、良さそうな会社あったから申し込みしてたんだった。
私は急いで電話をし、話を聞くことにした。
話を聞くに面接日は明日らしい。
「まさかの明日かぁ~ようやく明日久しぶりに外に出るわけですか!あっ、スーツ着てみなくちゃ!」
ビリっ!
半年前に新調してスーツはどうやら私の体には合わなかったらしい。
「半年着てないから多分縮んじゃったんかなー?」
もし今こうちゃんがいたら、
「いや、凛乃花の体がサイズアップしたんだよー!」
とか言ってツッコミそう。べつにそんなに太ってないし、大体なんやかんや言って、昨日だって私の体で
こうちゃん楽しんでたし!
でもサイズが入らないことには面接にはいけない。
よし!買いに行こう。
私は某大型スーパーのスーツ売り場へと向かった。
………
「そうですね~大体お客さまの体型ですとこれくらいのサイズがよろしいかと思います」
えっ?私こんなに大きいサイズはいたら絶対にぶかぶかだよ~!!そう思い私は履く。
しかし履いてみると、
「あっ、ぴったりだ……」
「はい~このサイズでちょうど良いのでこのまま持ち帰られても大丈夫ですよー?」
「はい……買います……」
「ありがとうございました~」
家に帰るや否や、私は服を脱ぎ、鏡の前に
たち、体重計をセットした。
私は現れた数字に唖然とした。いわゆる今の私は
スッポンポン、服の重さなどない。
なのに……体重計の数字は無残にも65を超え、70に近づいているのである。
「私、こんなに太ったんだ……」
あまり外にでないこともあり、自分の体型の変化にも無頓着だった。昨日のみんなの反応、今日の周りに
いたおしゃれをした女の子たち、
高校時代の私が今の自分を見たらなんと言うのだろう?
顔にあまり自信はなかったけど、スタイルには自信のあった昔の私は……
あの頃の見る影もなくなり、きっと今の私に可愛いと言ってくれる人もいないであろう。
もし、こうちゃんまで居なくなったら私……
グスッ……でも、泣いてばかりは居られない。
今ならもしかしたら間に合うかもしれない。
「私はダイエットをする!」
昨日は凛乃花としばらくご無沙汰だったこともあってか、結局夜中の3時までファイトしてしまっていた。太った体もなかなか、、いや朝からはやめておこう。
それが理由で普通に眠い……
「まあその様子だと例の彼女とは仲直りできたようで良かったじゃないか!それにしても頑張りすぎて
賢者のようだぞ?」
誰が朝から下ネタを言えと……
「そう思うのならそっとしておいてくださいよ。」
「そうはいかんのだ。この書類の山をどうにか片付けなくては、誰か手伝ってくれる人は、、
おーいいところにいたな神谷!」
いや、小芝居下手くそすぎたよ杏さん!さっきまで
普通に話してたじゃないですか!
「半分は私がやっておくからもう半分はよろしく
頼むな~」
「いや、元は杏さんがする書類では....」
って聞いちゃいないな。まあ俺に断ることはできないのだからどのみちすることには変わりはないのだが……
今日は定時に家に帰れそうにないな……
『今日は仕事のため、帰るのが遅くなるのでご飯は待ってなくていいよ』
俺はそうメッセージを送り仕事を始めた。
★神童凛乃花★
「ふわぁ~こうちゃん朝だよ~?あれ?いない?もう10時すぎてる~?寝すぎちゃったなぁ」
現在ニートの私の朝はこうして始まる。いつもはご飯の準備があるから早いけど昨日はお楽しみだったし今日は仕方ないの!
「あっ、ハローワークからメールが来てる」
『この前話をされていた企業の面接日時が決まりま
したのでご連絡させていただきました。1度、こちらにお電話の方お願い致します」
 あー!そうだ、良さそうな会社あったから申し込みしてたんだった。
私は急いで電話をし、話を聞くことにした。
話を聞くに面接日は明日らしい。
「まさかの明日かぁ~ようやく明日久しぶりに外に出るわけですか!あっ、スーツ着てみなくちゃ!」
ビリっ!
半年前に新調してスーツはどうやら私の体には合わなかったらしい。
「半年着てないから多分縮んじゃったんかなー?」
もし今こうちゃんがいたら、
「いや、凛乃花の体がサイズアップしたんだよー!」
とか言ってツッコミそう。べつにそんなに太ってないし、大体なんやかんや言って、昨日だって私の体で
こうちゃん楽しんでたし!
でもサイズが入らないことには面接にはいけない。
よし!買いに行こう。
私は某大型スーパーのスーツ売り場へと向かった。
………
「そうですね~大体お客さまの体型ですとこれくらいのサイズがよろしいかと思います」
えっ?私こんなに大きいサイズはいたら絶対にぶかぶかだよ~!!そう思い私は履く。
しかし履いてみると、
「あっ、ぴったりだ……」
「はい~このサイズでちょうど良いのでこのまま持ち帰られても大丈夫ですよー?」
「はい……買います……」
「ありがとうございました~」
家に帰るや否や、私は服を脱ぎ、鏡の前に
たち、体重計をセットした。
私は現れた数字に唖然とした。いわゆる今の私は
スッポンポン、服の重さなどない。
なのに……体重計の数字は無残にも65を超え、70に近づいているのである。
「私、こんなに太ったんだ……」
あまり外にでないこともあり、自分の体型の変化にも無頓着だった。昨日のみんなの反応、今日の周りに
いたおしゃれをした女の子たち、
高校時代の私が今の自分を見たらなんと言うのだろう?
顔にあまり自信はなかったけど、スタイルには自信のあった昔の私は……
あの頃の見る影もなくなり、きっと今の私に可愛いと言ってくれる人もいないであろう。
もし、こうちゃんまで居なくなったら私……
グスッ……でも、泣いてばかりは居られない。
今ならもしかしたら間に合うかもしれない。
「私はダイエットをする!」
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