高校時代のアイドル的存在がニートになって面影がなくなってしまった件
久しぶりの再会 後編
「本当に悪かった!この通りだ!」
 ひたすら頭を下げる悠人。かれこれもう30分くらい
同じ絵面を見ている気がする。
「もういいよ悠人くん。あまりの衝撃で泣いちゃったけど もう大丈夫だから」
あの後、凛乃花を泣かせるなんて最低とプレゼントをくれた側の5人にも責められ悠人自体のライフも0に
近づいていた。
「悠人、ちょっと早めの祝いってことでまた使わせてもらうからみんなでご飯食べないか?」
「航平~、我がご無礼をどうかお許しを~」
相当悠人の心は折れているようだ。
うん、やっぱり女って集まると怖い……
「凛乃花、お前ももう大丈夫だろ?こいつも良かれと思って考えてくれたことだし気にせず楽しもう?」
「うん、、大丈夫!私がただのデブってことで
解決させたから」
悪い、大丈夫じゃないね、相当参ってらっしゃる。
後でいっぱい慰めてあげよう。そして今の得策は....
話を変えることに尽きる。俺は年下2人組に話を振ることにした。
「そういえば雪、鏡花。最近大学の方はどうなんだ?」
「うーん、どうって言われても〜」
「普通に抗議を受けてサークル活動して、バイトもしてって感じの至って何も起こらない日常って感じ?」
 やっぱりそういうものなのか?高卒で就職した身である俺はキャンパスライフというものに憧れがないといえば嘘となる。しかし今の2人の話だとあまり変わらない日常かもしれない。
「そういう航平はどうなんだ?まさか俺より先に出世したとかないよな?」
「うーん、俺も真新しい業務が増えたわけでもないし、会社の先輩と仲良くなったとは思うけど2人と同じで変わらない日常だなぁ」
「その言葉を聞いて安心したぜ。俺も最近自分が同じようなことしかしてなくて、柄にもなくこのままでいいのか?とか思ったが、お前もそうなら大丈夫だ」
「でもねえ、大学も3回生になったら大変だよー?
私ものんびりしてたけど今はもう就活に追われてるし〜」
「高校の時の友達が同じ大学にいないから中々馴染むのが難しい……」
「こうちゃーん、やっぱり働きたくなーい」
…………
勉強にバイト、交友関係に会社での立ち位置、就活、違う道を歩んでいてもこうしてみんなで愚痴や悩みを言い合える。我ながらではあるが本当にいい集団だと思う。
最初の騒動もあったが、みんなで楽しく話しているとあっという間に時間が過ぎてしまう。
「本当はもうちょい話したかったんだけどな、愛の巣に邪魔して悪かったな」
謝る言葉が違うが、こいつなりに考えたことだ。今回は多めに見てやろう。
「また2人で飲みにでも行こう!」
「久しぶりに皆さんと会えて楽しかったです。早く成人して私たちも飲みに行きたいです」
「まっ、法律上まだダメだかんねー。
こうへい、凛乃花、久しぶりにこうして集まれて楽しかったよ」
「凛乃花ちゃん。今度オススメのおやつまた教えてね。航平も仕事仕事ってなって倒れないでよ!」
「お兄さん、たまには実家にも戻ってきてね。
それとね、さっき聞いたんだけどまた集まろうって言ってくれたの悠人さんみたいだから、後でまたお礼言っとかなきゃね!」
「うん!みんなありがとう!今度は5月のきょうちゃんの誕生日だね!今回のプレゼントもちゃんと使わせてもらうから♪」
俺に微笑みかける凛乃花。うん、可愛いけど
もう少し仕事が安定してからな??
「ほんと、今日は楽しかった!みんな本当に
ありがとう!また5月に集まろうな!」
みんなが顔を合わせ頷く。また会う時にしっかり
楽しめるよう俺も頑張らないとな!
……時が変わり、静けさを取り戻したリビング。
後はしとくと言ったのだが、
「後片付けまでが料理の基本」と理沙は残って洗い物をしてくれている。
「本当にあいつら、みんないつも通りで安心したよ。こうして変わらず集まれてさ!」
「そうだね〜最初びっくりしちゃったけど最後はやっぱり楽しかったし〜♪」
「それにね〜、栞さんも最近食べることにハマってるらしくて〜今度また家に来て、一緒に色々食べよう〜って」
「あいつもハマると長いからなぁ〜。まっ、しばらくは相手してやってくれ」
「ふふーん、食べ友ができちゃった〜♪」
桜宮が太らないことだけを祈っておこう。
『悠人、今日を計画してくれて本当に感謝だ。また
近いうちに飲み行こうな』
俺はメールアプリ、レインにメッセージを送った。
「お兄さん、こっちも片付いたし私も帰るね」
「おう、今日は料理に片付けまでしてくれて助かったよ。また遊びに来いよ!」
「うん、お兄さんも体調壊さないようにね」
そういい、帰っていく理沙。ほんと、出来のいい妹を持って兄として幸せです。
「ねえねえ、こうちゃん!理沙ちゃんも帰ったし、
みんなからのプレゼント早く使いたいよね♡
うー!えいっ!」
「ちょっと待て凛乃花っ、ぐへっ」
 太って高校時代から成長したあれに押しつぶされそうな俺。何とは言わないが……うー、柔らかい……
「今日はみんなが来るからちゃんと処理もしてるし
今日くらいいいでしょ…?」
上目遣いで見つめる凛乃花。慰めるってそういう意味で思ってたんじゃないけどなぁ。
まあ、久しぶりに今日くらいいいか!
「まあ、せっかくだし今日はな!」
「やった!こうちゃん大好き♡♡」
この後俺が寝かせてもらえなかったことは言うまでもないだろう。
そういえば明日仕事だったー!?
 ひたすら頭を下げる悠人。かれこれもう30分くらい
同じ絵面を見ている気がする。
「もういいよ悠人くん。あまりの衝撃で泣いちゃったけど もう大丈夫だから」
あの後、凛乃花を泣かせるなんて最低とプレゼントをくれた側の5人にも責められ悠人自体のライフも0に
近づいていた。
「悠人、ちょっと早めの祝いってことでまた使わせてもらうからみんなでご飯食べないか?」
「航平~、我がご無礼をどうかお許しを~」
相当悠人の心は折れているようだ。
うん、やっぱり女って集まると怖い……
「凛乃花、お前ももう大丈夫だろ?こいつも良かれと思って考えてくれたことだし気にせず楽しもう?」
「うん、、大丈夫!私がただのデブってことで
解決させたから」
悪い、大丈夫じゃないね、相当参ってらっしゃる。
後でいっぱい慰めてあげよう。そして今の得策は....
話を変えることに尽きる。俺は年下2人組に話を振ることにした。
「そういえば雪、鏡花。最近大学の方はどうなんだ?」
「うーん、どうって言われても〜」
「普通に抗議を受けてサークル活動して、バイトもしてって感じの至って何も起こらない日常って感じ?」
 やっぱりそういうものなのか?高卒で就職した身である俺はキャンパスライフというものに憧れがないといえば嘘となる。しかし今の2人の話だとあまり変わらない日常かもしれない。
「そういう航平はどうなんだ?まさか俺より先に出世したとかないよな?」
「うーん、俺も真新しい業務が増えたわけでもないし、会社の先輩と仲良くなったとは思うけど2人と同じで変わらない日常だなぁ」
「その言葉を聞いて安心したぜ。俺も最近自分が同じようなことしかしてなくて、柄にもなくこのままでいいのか?とか思ったが、お前もそうなら大丈夫だ」
「でもねえ、大学も3回生になったら大変だよー?
私ものんびりしてたけど今はもう就活に追われてるし〜」
「高校の時の友達が同じ大学にいないから中々馴染むのが難しい……」
「こうちゃーん、やっぱり働きたくなーい」
…………
勉強にバイト、交友関係に会社での立ち位置、就活、違う道を歩んでいてもこうしてみんなで愚痴や悩みを言い合える。我ながらではあるが本当にいい集団だと思う。
最初の騒動もあったが、みんなで楽しく話しているとあっという間に時間が過ぎてしまう。
「本当はもうちょい話したかったんだけどな、愛の巣に邪魔して悪かったな」
謝る言葉が違うが、こいつなりに考えたことだ。今回は多めに見てやろう。
「また2人で飲みにでも行こう!」
「久しぶりに皆さんと会えて楽しかったです。早く成人して私たちも飲みに行きたいです」
「まっ、法律上まだダメだかんねー。
こうへい、凛乃花、久しぶりにこうして集まれて楽しかったよ」
「凛乃花ちゃん。今度オススメのおやつまた教えてね。航平も仕事仕事ってなって倒れないでよ!」
「お兄さん、たまには実家にも戻ってきてね。
それとね、さっき聞いたんだけどまた集まろうって言ってくれたの悠人さんみたいだから、後でまたお礼言っとかなきゃね!」
「うん!みんなありがとう!今度は5月のきょうちゃんの誕生日だね!今回のプレゼントもちゃんと使わせてもらうから♪」
俺に微笑みかける凛乃花。うん、可愛いけど
もう少し仕事が安定してからな??
「ほんと、今日は楽しかった!みんな本当に
ありがとう!また5月に集まろうな!」
みんなが顔を合わせ頷く。また会う時にしっかり
楽しめるよう俺も頑張らないとな!
……時が変わり、静けさを取り戻したリビング。
後はしとくと言ったのだが、
「後片付けまでが料理の基本」と理沙は残って洗い物をしてくれている。
「本当にあいつら、みんないつも通りで安心したよ。こうして変わらず集まれてさ!」
「そうだね〜最初びっくりしちゃったけど最後はやっぱり楽しかったし〜♪」
「それにね〜、栞さんも最近食べることにハマってるらしくて〜今度また家に来て、一緒に色々食べよう〜って」
「あいつもハマると長いからなぁ〜。まっ、しばらくは相手してやってくれ」
「ふふーん、食べ友ができちゃった〜♪」
桜宮が太らないことだけを祈っておこう。
『悠人、今日を計画してくれて本当に感謝だ。また
近いうちに飲み行こうな』
俺はメールアプリ、レインにメッセージを送った。
「お兄さん、こっちも片付いたし私も帰るね」
「おう、今日は料理に片付けまでしてくれて助かったよ。また遊びに来いよ!」
「うん、お兄さんも体調壊さないようにね」
そういい、帰っていく理沙。ほんと、出来のいい妹を持って兄として幸せです。
「ねえねえ、こうちゃん!理沙ちゃんも帰ったし、
みんなからのプレゼント早く使いたいよね♡
うー!えいっ!」
「ちょっと待て凛乃花っ、ぐへっ」
 太って高校時代から成長したあれに押しつぶされそうな俺。何とは言わないが……うー、柔らかい……
「今日はみんなが来るからちゃんと処理もしてるし
今日くらいいいでしょ…?」
上目遣いで見つめる凛乃花。慰めるってそういう意味で思ってたんじゃないけどなぁ。
まあ、久しぶりに今日くらいいいか!
「まあ、せっかくだし今日はな!」
「やった!こうちゃん大好き♡♡」
この後俺が寝かせてもらえなかったことは言うまでもないだろう。
そういえば明日仕事だったー!?
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