このクラスのメンバーは、全員ヒロインらしい。
Colorful Day (2)
午前中の授業が終わり、先生たちとご飯を食べて裏庭に行った。
すると、日野が今度は菜の花の花壇を見ていた。
日野「先生、今日はよく会いますね。」
俺「そうだな。」
日野「ここの花壇って先生たちが育ててるんですよね?」
俺「あぁ、そうそう。学園長の提案でな。教職員が一日交替で水やりすることになっててな。」
日野「それで先生が来たということですか?」
俺「あぁ、そういうことだ。」
日野「えらいですね。私だったらなんか嫌です。」
俺「なんでだ?」
日野「急に押し付けられて育てなきゃいけないなんて。」
俺「まぁ、そういう考えもあるな。でも俺はこの花たちも自分のクラスの生徒たちも平等に育てたい。だから、水をやりに来たかな。」
日野「なるほど。先生ってなんか顔に似合わない臭いセリフ言いますよね。」
俺「そうかもな。」
日野との会話も花の水やりも終わり、自分のデスクに戻った。
机の上には「家庭訪問」のマニュアルがおいてあった。
ここの学校は高校生でも家庭訪問を行うのだ。しかも、4月・9月・1月の三回をしなければならないのだ。そのお知らせと希望日を作らないといけない。
まぁ、こんな感じでいいかなと伊藤先生に見せると国語の斎藤疾風《さいとう はやて》先生に作り方を教われと言われた。
俺「あの、斎藤先生。今暇ですか?」
斎藤「まぁ、暇ですよ。どうしました?」
俺「伊藤先生にこれを見せろと言われてしまって。書き方教えてもらえますか?」
斎藤「あぁ、それですね。挨拶と書かなきゃいけないんですよ。」
俺「【拝啓】とかですか?」
斎藤「そうです。日本語って大変ですよね。こっち来て書きましょう。」
俺「はい。」
苦戦しながらなんとか帰りの会までに出来上がり30枚印刷をした。
それをもって教室に向かった。
家庭訪問をすることを伝えて、生徒は各々の部活や自宅に向かった。
テニス部は海原先生に頼み一度俺は自宅に帰ってから車で再出勤して宮崎先生と伊藤先生を載せて伊藤先生のご実家に向かった。
家に着くと伊藤先生のご両親が出てきた。
母「いつも若葉がお世話になっております。」
俺「いえいえ、僕のほうがお世話になってます。伊藤先生にいろいろと教わることも多くて。」
父「いやーでも、本当に大丈夫かい?」
俺「なにがですか?」
奥のほうにモフモフしたものが大量にいた。
伊藤「あれ?説明してなかった?」
俺「何も聞かされてないですよ?」
話を聞くところによると伊藤先生の家で飼っているサモエドが9匹の子犬を生んだらしくその里親を探していて僕が育てるっていう話だった。
断ることもできないし、9匹バラバラに育てるのはかわいそうということで9匹とも僕が育てることにした。
うちの学園は給料が高いので別にどうってことないが一気に家族が増えた気分だった。
ペット用品店でいろいろなものを買って、1匹ずつ名前を付けた。
すると、日野が今度は菜の花の花壇を見ていた。
日野「先生、今日はよく会いますね。」
俺「そうだな。」
日野「ここの花壇って先生たちが育ててるんですよね?」
俺「あぁ、そうそう。学園長の提案でな。教職員が一日交替で水やりすることになっててな。」
日野「それで先生が来たということですか?」
俺「あぁ、そういうことだ。」
日野「えらいですね。私だったらなんか嫌です。」
俺「なんでだ?」
日野「急に押し付けられて育てなきゃいけないなんて。」
俺「まぁ、そういう考えもあるな。でも俺はこの花たちも自分のクラスの生徒たちも平等に育てたい。だから、水をやりに来たかな。」
日野「なるほど。先生ってなんか顔に似合わない臭いセリフ言いますよね。」
俺「そうかもな。」
日野との会話も花の水やりも終わり、自分のデスクに戻った。
机の上には「家庭訪問」のマニュアルがおいてあった。
ここの学校は高校生でも家庭訪問を行うのだ。しかも、4月・9月・1月の三回をしなければならないのだ。そのお知らせと希望日を作らないといけない。
まぁ、こんな感じでいいかなと伊藤先生に見せると国語の斎藤疾風《さいとう はやて》先生に作り方を教われと言われた。
俺「あの、斎藤先生。今暇ですか?」
斎藤「まぁ、暇ですよ。どうしました?」
俺「伊藤先生にこれを見せろと言われてしまって。書き方教えてもらえますか?」
斎藤「あぁ、それですね。挨拶と書かなきゃいけないんですよ。」
俺「【拝啓】とかですか?」
斎藤「そうです。日本語って大変ですよね。こっち来て書きましょう。」
俺「はい。」
苦戦しながらなんとか帰りの会までに出来上がり30枚印刷をした。
それをもって教室に向かった。
家庭訪問をすることを伝えて、生徒は各々の部活や自宅に向かった。
テニス部は海原先生に頼み一度俺は自宅に帰ってから車で再出勤して宮崎先生と伊藤先生を載せて伊藤先生のご実家に向かった。
家に着くと伊藤先生のご両親が出てきた。
母「いつも若葉がお世話になっております。」
俺「いえいえ、僕のほうがお世話になってます。伊藤先生にいろいろと教わることも多くて。」
父「いやーでも、本当に大丈夫かい?」
俺「なにがですか?」
奥のほうにモフモフしたものが大量にいた。
伊藤「あれ?説明してなかった?」
俺「何も聞かされてないですよ?」
話を聞くところによると伊藤先生の家で飼っているサモエドが9匹の子犬を生んだらしくその里親を探していて僕が育てるっていう話だった。
断ることもできないし、9匹バラバラに育てるのはかわいそうということで9匹とも僕が育てることにした。
うちの学園は給料が高いので別にどうってことないが一気に家族が増えた気分だった。
ペット用品店でいろいろなものを買って、1匹ずつ名前を付けた。
「学園」の人気作品
書籍化作品
-
-
93
-
-
11128
-
-
549
-
-
2813
-
-
17
-
-
4
-
-
75
-
-
22803
-
-
1168
コメント