いつも俺に厳しい姉さんのおっぱいに触ったら何かデレ始めた。けど、エッチをしたいからもっとデレさせると決めた。

三葉空

21 始まる新たな関係

 学校からの帰り、春奈と一緒に歩いていた。

「春奈、ありがとな。今日もまた、俺の家に来てくれるなんて」

「そんな、お礼なんて。私も、また達也くんのお家に行きたいと思っていたし」

「そっか」

「あ、あの……手を繋いでも良い?」

 照れながら言う春奈が可愛くて、胸が締め付けられる。

「うん、良いよ」

 俺は彼女とそっと手を繋いだ。



      ◇



 程なくして家にたどり着く。

「どうぞ」

「お邪魔します」

 春奈は遠慮がちに入る。

「あ、姉さんもう帰っているな」

「じゃあ、あいさつしないと」

 春奈は言う。

 それから、二人でリビングに入った。

「おかえり」

 そこにはやはり姉さんがいた。

 そして、もう一人……

「お姉さん、こんにちは。えっと、そちらの方は……」

「ああ、春奈ちゃん。こいつは私の親友で、中野柚子って言うんだ」

「よろしくね、春奈ちゃん」

 柚子さんはニシシと笑って言う。

「あ、はい。高崎春奈です。よろしくお願いします」

 春奈は礼儀正しくあいさつをする。

「じゃあ、みんなそろったね」

「達也くん?」

 春奈が俺を上目遣いに見る。

 俺はそんな彼女の方に体を向けた。

「春奈、今日来てもらったのはね、どうしても話しておかなくちゃいけないことがあるからなんだ」

「え?」

 春奈の純粋な目を見ていると、本当に自分の薄汚れ加減が嫌になる。

「俺は、春奈という彼女が居ながら……」

 ゴクリ、と息を呑む。

 握る手はひどく汗をかいていた。

「……姉さんと、それから柚子さんとも、関係を持っていたんだ」

 俺は言う。

「関係……? それって……」

「つまりは、その……エッチなことをしていたんだ」

 潔く謝るって決めていたのに。

 本人を相手にするとどうしても、言葉が憶病になって。

 まどろっこしい言い方になってしまった。

「エッチなことって……?」

「キスとか、乳揉みとか……本番以外のことを、あらかたやった」

 自分の拳の内で爪を立てる。

「最低だよな、俺。いくら血が繋がっていないとはいえ、姉さんに手を出して。その親友にも手を出して。春奈と付き合っているのに」

 事実を吐露する俺に対して、春奈は黙って耳を傾けている。

「しかも、春奈と付き合う前から……姉さんとエッチなことをしていたんだ」

 俺はぎゅっと拳を握り、目を閉じた。

「春奈ちゃん、私も罪人だ」

 堪らず、姉さんが声を上げる。

「そもそも、私から誘ったんだ。本当は達也のことが好きだけど、義理とはいえ姉弟だから、本当に付き合ってエッチをする訳にも行かない。だから、将来お互いにパートナーが出来た時のために、練習という名目で……エッチなことをしようと提案したんだ」

 姉さんもまた、己の罪を噛み締めるように、苦痛の表情を浮かべる。

「すまん、春奈ちゃん……私はとんだ淫乱女だ。己の性欲に振り回されて、とんでもないことをしていた。何が学園の星だ。とうに終わっている人間なんだ」

「姉さん……」

 姉にそんなことを言わせるなんて、俺は最低な弟だと思った」

「あ、あたしも……達也くんのテクに興味があって……ごめんなさい」

 柚子さんも謝る。

「春奈、悪いのは俺なんだ。だから、罰を与えるなら俺だけにしてくれ」

「いや、春奈ちゃん。私だって等しく罪人なんだから。君が思う存分の罰を与えてくれ」

「あ、あたしも……」

 俺たち3人は、目の前の春奈にひたすら謝罪していた。

「……知っていたよ」

 ようやく、春奈が言葉を発してくれた。

「春奈……?」

「だって、達也くん、初めてまともに話した時に言っていたでしょ? 好きな人がいるって。年上で美人で巨乳な人だって」

「あ、そ、そういえば………」

「それに、お姉さんにビンタされたのも隠していたみたいだから……あ、もしかして、と思って……」

「じゃ、じゃあ、最初から分かっていたの? 俺と姉さんの関係を……」

「うん。その上で、達也くんに告白したの……好きだから」

 春奈は微笑む。

「だから、私もイケナイ子だよ。本当に好きな人と結ばれなくて苦しんでいた。そんな達也くんをたぶらかす……最低の女なの」

「そ、そんなことはない。春奈は本当に素敵な女の子で……」

「ありがとう、達也くん。私、達也くんの彼女になれて本当に良かった」

「は、春奈?」

「だから、もう、別れて……」

 春奈はそこで、言葉が途切れる。

 つつ、と頬に涙が伝った。

「……あれ? ご、ごめん、何か涙が」

 春奈の切なげな笑顔を見て、俺は――

「――達也くん?」

 抱き締めていた。

「……ありがとう、春奈。俺みたいな男のために、そんな風に泣いてくれて……泣かせちゃって、ごめん」

 俺は情けなくも、泣いてしまう。

「……達也くん、また泣いているね」

「あ、ごめん」

 俺は涙を拭おうとする。

 けど、その前に春奈の指先がそっと触れてくれた。

「泣かないで、達也くん」

「春奈……」

「私、やっぱり達也くんのそばに居たい」

「俺も……春奈にそばに居て欲しい。だから、これからも……俺の彼女でいてくれ」

「良いの? お姉さんのことが大切なのに?」

「確かに、姉さんのことは好きだ。けど……春奈も愛おしくてたまらない」

 春奈が両手を口で押える。

 しばらく、彼女は言葉を発せないようだった。

「……う、嬉しい……けど、ズルいよ、達也くん」

「そ、そうだよな。やっぱり、俺みたいな男なんて……」

 ちゅっ、と。

 春奈は優しくキスをしてくれた。

「……そんなこと言わないで」

「春奈……」

「私で良ければ、これからも達也くんの彼女で居させてください」

「お、俺の方こそ。春奈の彼氏で居させてください」

 お互いに言い合って、笑い合った。

「……どうやら、私の役目は終わったようだな」

 姉さんの声に俺たちは振り向く。

「達也、お前はもう素敵なパートナーと巡りあえたようだ」

「姉さん……」

「春奈ちゃん、不出来な弟だが、よろしく頼む」

「お姉さん……」

 俺たち二人を見つめて、姉さんは小さく微笑んだ。

「柚子、行こう。二人の邪魔をしちゃ悪い」

「うん、そうだね。でも、最後にせめて、ひとつねりだけでも……」

「バカ者、さっさと行くぞ!」

「いたっ!……ふぁ~い」

 姉さんは軽く怒りながら、べそをかく柚子さんを連れてリビングから出ようとする。

「……あ、あの!」

 その時、春奈が声を発した。

「ん? 春奈ちゃん、どうした?」

「わ、私は達也くんの彼女です。でも、その……お姉さんとも仲良くしたいです」

「ああ、もちろん。可愛い弟の、可愛い彼女だからな」

「だ、だから、その……お姉さんにも幸せになってもらいたいんです」

「えっ?」

「お姉さん、今でも達也くんのことが好きですよね?」

「そ、それは……」

「もちろんだよ。毎日、達也くんのことを想って自家発電に余念がないひびきちゃんだから……アイテテテ!」

「この口か? この口が余計なことを言うのか?」

「い、いはいよ~!」

 また姉さんと柚子さんがいがみじゃれ合う。

「お姉さん、これからも達也くんと……エッチなことをして下さい」

「えっ?」

 姉さんは目を丸くする。

 そして、俺もまた、驚いて春奈を見た。

「お、おい。春奈?」

「達也くんも、お姉さんのことが好きでしょ?」

「そ、それは……まあ、ぶっちゃけ、姉さんのカラダに未練はタラタラだけど」

「お、おい。カラダだけなのか?」

「確かに、このオバケおっぱいの魅力には勝てないよね~、重い~」

「柚子は黙っていろ!」

 ベシ!

「あいた~!」

「なあ、春奈ちゃん。落ち着いて考えてみろ」

「安心して下さい。私は落ち着いています」

「君は自分の彼氏が他の女とエッチなことをして平気だと言うのか?」

「普通なら嫌です。でも、お姉さんだから……許せちゃいます」

「ねえねえ、あたしは? あたしも……むぐぐ!」

「春奈ちゃん、本気なのか?」

「はい」

 春奈は凛とした顔で頷いた。

「そ、それってつまり……姉さんと春奈、ついでに柚子さんの3人が俺の……ハーレムってこと?」

 俺が言うと、3人の視線が一斉に集まった。

「ハ、ハーレムとか……どこのエロマンガの主人公だ、バカ者」

「いや、エロマンガ以外の一般マンガでもハーレムとかあるでしょ」

「どちらにせよ、ハレンチだ、バカ者!」

「じゃ、じゃあ、姉さんは俺のハーレムから脱退するの?」

「うっ、そ、それは……」

 姉さんはうろたえる。

「……せ、せめて、お前に処女を捧げてからにしてくれ」

「ね、姉さん……」

 俺は自分の下半身が疼くの感じた。

「ねえ、達也くん」

 春奈が言う。

「私も、達也くんとエッチがしたい……本番の」

「は、春奈」

「今すぐ」

「え、今すぐ?」

「こんなこともあろうかと、用意しておいたの」

 そう言って、春奈はカバンから小さな箱を取り出す。

「そ、それは……おゴム様」

「そ、そうです」

「春奈が、自分で買ったの?」

「は、はい……ごめんなさい、嫌らしい子で。幻滅した?」

「いや、むしろ……興奮する」

 俺はさらに下半身がたぎる。

「そ、そうか。じゃあ、私たちは一旦、ここから出ようか」

「え~、せっかくだから、初々しい二人のエッチを見学しようよ~」

「バカ柚子! 良いから行くぞ!」

「あぁ~ん!」

 また姉さんと柚子さんが出て行こうとするけど、

「あの、お姉さん!」

「春奈ちゃん?」

「最初は、お姉さんがして下さい」

「……えっ?」

 立ち止まった姉さんは、急に頬が赤らんだ。

「いや、私はその……春奈ちゃんが先にするべきだ。彼女な訳だし」

「でも、達也くんのことを想った年月が長いのはお姉さんですよね?」

「それは、まあ……」

 春奈は俺の方を見る。

「達也くんも、お姉さんを抱いてあげたいよね?」

 春奈はどこまでもまっすぐな目を向けてくれる。

「……ああ、抱きたい。俺は姉さんと、エッチがしたい。本物のな」

「た、達也……」

「私は、お姉さんの次で構いません」

「うほっ、これ来た! ねーねー、あたしも達也くんと本番エッチした……むぎゅっ!?」

「ほ、本当に良いのか? 私がその……達也の童貞をもらっても」

「ああ、姉さん。だって、俺はずっと……姉さんのことが好きだったから」

「私もだ、バカ者」

 姉さんは目の端に小さく涙を浮かべて言った。



      ◇



 リビングで、四人分の吐息が漏れていた。

「じゃ、じゃあ、姉さん……行くよ?」

「ほ、本当に来るのか?」

「嫌なら、やめるけど……」

「バ、バカ者……男なら、ドンと来い」

「ね、姉さん……」

 俺は赤面する姉さんが可愛すぎて、もう限界だった。

「な、何か、すごい……」

「ひゅ~、ひゅ~、早くエッチしろよ~」

 そばで見守っている春奈と柚子さんが言う。

「柚子、黙っていろ!……コホン。で、では、達也……よろしく頼む」

「分かったよ。姉さん、俺も初めてだから、あまり気持ち良く出来ないかもしれないけど……」

「大丈夫だ、お前を信じている」

 姉さんは優しく微笑んでくれる。

 そのおかげで、俺の緊張はほぐされた。

 だから、そのまま……

 俺は、姉さんと結ばれた。



      ◇



「「はぁ、はぁ……」」

 リビングには、先ほど以上の熱気がこもっていた。

 俺は寝ころんで姉さんと手をつないだまま、見つめ合う。

「姉さん、大丈夫だった?」

 俺は問いかける。

「……いや、ダメだった」

「えっ? そ、そっか、俺はヘタクソで……」

「死ぬほど気持ち良すぎて……もうダメになりそうだった」

 姉さんはかぁっと赤らむ顔を両手で隠す。

「ほ、本当に?」

「達也、お前はやはり……エロい男だな」

「な、何でだよ」

「だって、本当に童貞かって思うくらいに……あ~!」

 姉さんは自分で言っていて恥ずかしくなったようだ。

 顔から蒸気を噴き出す。

「ふ、二人とも、すごかった……」

 春奈が言う。

「本当にね~。途中から、完全にあたしらのこと忘れていたでしょ?」

 柚子さんも言う。

「ひびきったら……『あぁ~ん! 達也もうダメ! ダメダメダメぇ! 私もうおかしくなっちゃう~!』……って、メッチャ叫びまくりだったし」

「な、何を言って……」

「ていうか、ひびきのエッチ時の声ってすごく大きいよね。春奈ちゃんもそう思わない?」

「え、えっと……確かに、大きかったです」

「胸もバカデカいしね~、ナハハ!」

「柚子、またお仕置きされたいのか?」

 姉さんがゴゴゴ、と怒りの炎を燃やす。

「ふっ、けど今のひびきは足腰がガクガクでしょうから。むしろ、余裕で反撃デキマス!」

「クソ、うざい女だ……」

 姉さんは言う。

「あ、あの、お姉さん」

「ん? どうした、春奈ちゃん?」

「大丈夫でしたか? その……おっぱいがちぎれそうなくらい、揺れていたから」

「え? あ、ああ、平気だよ。ちゃんと付いているから」

「ちぎれたら、春奈ちゃんにあげれば良いよ」

「おい、柚子?」

「ごめんちゃ~い」

「けど、確かに。姉さんのあの乳揺れ具合は一生忘れないだろうなぁ。特に、下から見上げた時のあの迫力は……むぐぐ!」

「こ、こら、達也! 黙れ!」

 姉さんはまた赤面しながら俺の口を押えた。

「た、達也くん」

「むぐ?」

「お、お疲れのところ、申し訳ないんだけど……わ、私も……よろしくお願いします」

 照れながらもそういう春奈を見て、クタッとしていた俺のジュニアは……

 ギン!とすぐ元気になった。

「よし、春奈。すぐやろうか」

「えっ、良いの?」

「もちろんだよ。あ、姉さんちょっとどいて」

「こ、この男は……もう少し余韻に浸らないのか!?」

「だって、この後に柚子さんも控えているんだよ? それに、春奈は俺たちの恩人な訳だから、ゆっくり丁寧にしてあげたいし」

「た、達也くん……♡」

「ま、まあ、春奈ちゃんは大切にしないとだな」

「ていうか、あたしだけ扱いがひどくない!?」

 ブーブー言う柚子さんを姉さんが押さえこむ。

 その間に、俺と春奈は……キスから始めた。

「春奈、かわいいよ、春奈……」

「やっ、あっ……達也くん、好き」

 俺と春奈はお互いに言い合う。

「くぅ~、もうたまらん! お二人さん、あたしもお手伝いを……ぐへっ!?」

「やめておけ、バカ者」


 こうして、俺たち4人は。

 これからも、しばらくの間、仲良くすることになった。







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