いつも俺に厳しい姉さんのおっぱいに触ったら何かデレ始めた。けど、エッチをしたいからもっとデレさせると決めた。

三葉空

20 姉は弟にいじめられることが……

「お前たち、何をしているんだ……?」

 呆然と佇む姉さんを見て、俺は自分がもっと焦るのかと思っていた。

 けど、意外と落ち着いていた。

 そんな俺の態度に腹を立てたのだろうか。

 姉さんがズンズンと迫って来る。

「達也、お前って奴は……!」

 そして、構えた平手を俺の頬に目がけて振り払う。

 俺は甘んじて受け入れる覚悟だった。

 けれども、姉さんの平手は俺を強くぶつことなく、寸前で緩やかな動きになり、そっと俺の頬を撫でた。

「え? 姉さん?」

 かと思えば、ぐっとつねられる。

「アイテテテ!」

「この、エロ男! エロ男め!」

 姉さんは怒り顔で俺のほっぺをグイグイと引っ張る。

「ね、姉はん! い、いはい!」

「黙れ、エロ弟!」

 そんな風に怒る姉さんに、

「まあまあ、落ち着いて」

 なだめるように柚子さんが言う。

「と言うか、柚子。お前こそ何で達也とエッチなことしているんだ!?」

「いやー、この前ね。姉と彼女を同時進行で進めている達也くんにちょっとお説教でもしてあげようかと思ったんだけど……流れでおっぱい揉ませちゃって。それがメチャクチャ上手かったから『これからもエッチなことしてね♡』『良いですよ♡』な関係になったの」

「達也ぁ?」

 姉さんがぎろりと俺を睨む。

「いやぁ、確かに。姉さんのJカップに大きさこそ劣るけど、柚子さんのGカップ巨乳も大した揉みごたえだったよ」

「あんッ、やんッ♡」

 そう言いつつ、俺は気付けば柚子さんの巨乳を揉んでいた。

「って、おい! 何をしているんだ!」

「あ、ごめん、つい」

「ひ、ひびき。あんたの弟、マジテクニシャンだね……き、気持ち良いよ」

「柚子、お前もすっかり淫売に成り下がって……見損なったぞ」

「ていうか、あたしがエロ女だって、ひびきは知っていたでしょ? 処女だけど」

「まあ、そうだが……よりにもよって、達也に手を出す……いや、出させるなんて」

「良いじゃん。どうせ、ひびきはあたしが貸して上げた青春バイブルでしこたま自家発電していたでしょ?」

「なッ!?」

「えっ?」

 俺が振り向くと、それまで堂々と大きな胸を張っていた姉さんが、気まずそうに肩を縮こまらせてうなだれる。

「姉さん、どういうこと?」

「いや、その……柚子に達也との一件を話した時に。これを読んで勉強して、少しでも達也に仕返しをしてやろうと思ったんだが……読んでいる内に興奮して……その……ハマってしまったんだ」

「あ~……じゃあ、今の姉さんの部屋はティッシュまみれのチーズ臭が漂う部屋なんだね」

「ちゃ、ちゃんと片付けているから! 臭いだって、消臭剤をちゃんと使って……」

「あ、姉さん。もしかしてだけど……この前、俺のエッチな誘いを断ったのは……もう自分で散々やっていたから?」

 俺が言うと、姉さんの顔がカァ~と赤く染まる。

「……そ、そうだ。悪いか!?」

「いや、悪くないよ。むしろ、興奮する。控えめに言って最高ってやつだ」

「そ、そうなのか?」

「ていうか、姉さんばかり仲間外れにしたら可哀想だよね」

 俺は柚子さんの乳を揉みつつ、もう片方の手で姉さんの爆乳を掴む。

「あッ!……お、おい、いきなりそんな強く触れるな……」

「けど、姉さんはその方が興奮するでしょ?」

「こ、この鬼畜弟め……」

「そう言いつつ、息が乱れているけど?」

「う、うるさい」

「ねえねえ、達也く~ん。お姉ちゃんとばかり話してないで、あたしのことも見て~?」

 柚子さんが俺の首に腕を回して言う。

「もっと、あたしのおっぱいモミモミして?」

「分かったよ」

 モミモミ。

「んあッ! う、上手い……!」

「おい、柚子! こんなエロ男に屈服するな!」

「け、けど、ひびきだって……本当は達也くんにいじめられたいんでしょ?」

「え、そうなの?」

「ち、違う! そんなことは断じて……」

「だって、ひびきは前から達也くんのことが好きだったんでしょ? 言葉にしなくても、顔にそう書いてあったし」

「くっ……わ、私は……けど、達也にはもう可愛らしい彼女が……」

「ああ、そっか」

 俺はふと、春奈の顔を思い浮かべて、二人の乳を揉む手を緩めた。

「「あっ」」

 少し拍子抜けしたような二人を見て、

「ごめん、やっぱり俺は春奈を泣かせたくないから。俺から二人にエッチなことは出来ないよ」

「え~! 達也くん、ここまであたし達を欲情させておいて、それはないよ~!」

「ごめん、柚子さん」

「ちょっと、ひびきからも何か言ってよ~!」

「いや、私は……」

 姉さんは明らかに戸惑いつつ、俺の方をチラチラと見て来る。

「……確かに、達也の言う通りだ。春奈ちゃんを悲しませるのは私もごめんだ」

「ちょっ、ひびき」

「姉さん……」

「……けど、このまま火照った体でいるのは辛い……今、私たちがこうなったのはお前の責任だから……今だけ、お前が私たち二人を慰めろ」

「って、言われても……あ、その青春バイブルとやらで二人仲良く自家発電すれば?」

 俺が笑顔で言うと、

「ヤッバ、達也くん……マジでドSの才能があるんだけど……あ、あたし、ゾクゾクが止まらないよ」

 柚子さんが少し恍惚とする顔になっていた。

「あはは。柚子さんは姉さんよりも素直で、可愛らしいね」

「えっ……」

「本当に?」

「うん」

「やった~、達也きゅん、ゴロニャ~ン♪」

 柚子さんは正に猫のように俺に寄り添って来る。

「よしよし、と」

「あん♡ もっと、おっぱいモミモミして?」

「良いよ」

 俺は柚子さんの乳を揉みつつ、姉さんを見た。

「た、達也……どうしたの?」

「わ、私も……揉んでくれ」

「おっぱいを?」

「そうだ」

「う~ん……」

 俺は少しだけ考えて、

「じゃあ、姉さんはまずそこで自家発電をしていてよ」

「は?」

「俺、いまは柚子さんの相手で手一杯だからさ」

「お、お前! さっきは二人同時にしてくれたじゃないか! お前ほどのテクがあれば……」

「姉さん、正直なこと言っても良い?」

「な、何だ?」

「俺、姉さんの自家発電がすげえ見たい」

「た、達也……」

「だって、絶対にエロ可愛いと思うから」

「お、お前、春奈ちゃんへの誠意はどうした?」

「だから、今日だけだよ。今ここで思い切りエッチなことして、スッキリして、俺は後腐れなく春奈だけの彼氏になるから」

「あ~ん♡ この気持ち良さを味わえるのが今日だけなんて、そんなの我慢できないかも~♡」

「ハハ、柚子さんは性欲を満たすのが目当てでしょ? 春奈は俺のことを本当に好きでいてくれるから」

「え~、そんなことないよ~。あたしだって、前から達也くんのこと、良いなって思っていたよ?」

「え、その話をもっと詳しく」

「おい、た、達也」

「ん?」

 柚子さんに気を取られている間に、いつの間にか姉さんが自家発電のセッティングを完了させていた。

「あ、パンツは穿いたままでやるんだ。まあ、俺はその方が好みかもだけど」

「バ、バカ者」

「じゃあ、どうぞ始めて……っと、そうだ」

 俺は柚子さんの乳を揉みつつ、もう片方の手でスマホを手に持った。

「お、おい、達也? まさか……」

「う~ん、写真と動画、どっちの方が良いかな? 柚子さんはどう思う?」

「あっ、あぁん……♡」

「それどころじゃないか。じゃあ、最初に写真を撮って、途中から動画に切り替えようか」

「た、達也……それだけはやめろ」

「ああ、安心してよ。他の誰にも公開しないし。俺だけのコレクションにするから」

 俺は満面の笑顔で言う。

「こ、このクズ男め……地獄に落ちろ」

「その時は、姉さんも一緒だよ? あ、ついでに柚子さんも」

「ついでって何だよ!」

「きれいなのは春奈だけだから。春奈だけ、天国に行けば良い」

「いやいや、それは春奈ちゃんも死んじゃっているでしょ」

 柚子さんがツッコむ。

「あ、そっか」

「た、達也……いつの間にか、そんなに春奈ちゃんのことが好きになっていたんだな……」

「まあ、すごく良い子だからね。守ってあげたいとも思うし」

「だよな。春奈ちゃんには、絶対こんなイジワルはしないだろ?」

「うん。俺がこんなことをするのは、姉さんだけだよ」

 我ながら、終始ひどいことを言っていると思う。

 けど、その時、姉さんはなぜか少しだけ嬉しそうに笑った。

「良いぞ、達也。思えば今まで、私はお前に厳しく接して来た。だから、その仕返しでも何でも良いから。今度は、私に厳しくしろ。その代わり、春奈ちゃんには優しくしろよ?」

「姉さん……」

「そうやって、お前のクズな部分を受け入れて、少しでも真人間にしてやる。それが私の、姉としての務めだ。良いな?」

「うん、ありがとう……姉さん、やっぱり写真と動画はやめて……」

「撮れ、どっちも」

「え?」

「愛する弟……いや、男に虐げられるのがこの上なく嬉しい……どうやら、私はその類の変態らしい」

「ね、姉さん……」

 自分の内面を吐露することで、姉さんは格段に色気を帯びた顔になる。

 俺はそんな姉さんを、いたずら心ではなく、本心から記録に残したいと思った。

「柚子さん、ごめん。ちょっとだけ、乳揉みを休んでも良い?」

「ん?」

「俺、真剣に姉さんを撮りたいから」

 柚子さんはまた、駄々をこねるかと思ったけど、

「うん、良いよ」

 意外にも、素直に頷いてくれた。

「じゃあ、姉さん。せっかくだから、俺の指示に従ってよ」

「え?」

「そうだな、まずは……自分の指を舐めてみてよ」

「ゆ、指を……舐める?」

「したことないの?」

「な、無いな……」

「じゃあ、やってみて?」

「あ、ああ」

 姉さんのドキドキしている様子が俺にも伝わって来る。

 そして、ついに……その可憐なお口に指先が入った。

「……んっ」

「姉さん、咥えるだけじゃなくて、ちゃんと舐めて」

「そ、そんなこと言われても……」

「じゃあさ、それを俺の……アレだと思ってよ」

「ア、アレって……?」

「とぼけないでよ。分かっているくせに」

 俺が少しニヤリとして言うと、姉さんは頬を上気させた。

 そして、照れながらも、先ほどよりも濃密に、自分の指を舐め始める。

「良いよ、姉さん。きれいだし、可愛いよ」

「んっ、ちゅっ……か、可愛いとか言うな」

「普段は凛々しくてカッコイイってみんなから言われる姉さんだけど……やっぱり、俺にいじめられているこの姉さん、可愛すぎるよ」

「や、やめろ、達也……そんなに褒められたら、嬉しくなっちゃう……」

 自分の指を舐めて、トロンとした姉さんの顔を見て、

「……やべ、もう我慢できない」

 撮影をそっちのけで、俺は姉さんに迫った。

 舐めていた指をゆっくりと引き抜く。

「んっ、た、達也?」

「ごめん、姉さん」

 そして、戸惑う姉さんの唇に、キスをした。

 何よりも、濃厚に、濃密に、自分の舌を絡めて唾液を送り込む。

 最初は抵抗していた姉さんも、すぐ従順となって、俺のキスを受け入れる。

 ピクン、ピクン、と跳ねる姉さんがやっぱり可愛らしかった。

「姉さん、俺は……」

「達也、私は……」

 パシャリ。

 その音に、俺たち姉弟はハッと振り向く。

「あ、ごめん。お邪魔しちゃった?」

「ゆ、柚子? もしかして、撮ったのか?」

「フッフッフ。もし、この写真を校内にばらまいたら、どうなるだろうねぇ?」

「お、お前、まさか……私たちを脅すつもりか? 信じていたのに……」

「ハッハッハ! 今からこの写真をネタに二人を一生脅し続けてやる~!」

「柚子さん、柚子さん。小芝居は結構なんで」

「へっ?」

 姉さんは目をパチクリとさせる。

「あら、バレたか」

「だって、柚子さんがそんなことする人じゃないってことは、俺もよく知っているから」

「達也くん……けど、この写真とか動画をオカズにしても良い? もちろん、あたし個人のとして」

「うん、良いよ」

「良くなぁい!」

「へっへ~んだ、もういただいちゃった~、パクパク♡」

「くっ、ウザい女だ」

 姉さんは拳を震わせる。

「姉さん」

「ん? 何だ?」

「まだ、俺とのキスの途中なんだけど。もっと、集中してよ」

「す、すまん」

「素直に謝るなんて。姉さんって、本当に可愛いよね」

「う、うるさい」

 頬を赤らめる姉さんを見て、俺はつい笑みをこぼしてしまう。

「ふぅ……俺、やっぱりもう嘘は吐きたくないな」

「達也?」

 俺は姉さんと、それから柚子さんを見る。

「ねえ、今度みんなで話さない? 春奈も呼んで」







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