いつも俺に厳しい姉さんのおっぱいに触ったら何かデレ始めた。けど、エッチをしたいからもっとデレさせると決めた。

三葉空

19 積極的なお姉さん

 月曜日というのは基本的に憂鬱なものだが。

 今日の私は特に憂鬱だった。

「ひびき、ひどい顔しているね」

 校庭のベンチで昼食を取っていた時。

 柚子がそう言った。

「そうか?」

「何があったの?」

「いや、まあ……昨日の休みに、春奈ちゃんが家に来たんだ」

「春奈ちゃんって、達也くんの彼女ちゃん?」

「ああ」

「そっか、何となくだけど、察しは付いたよ」

 柚子が肩にポンと手を置いて言う。

「辛かったね」

「……もう死にたい。結局、私は自己処理をしたし」

「うわぁ~……」

 柚子が同情しつつも軽く引いていた。

 傷付く。

「あのさ、ひびき。そんな君に言うのも忍びないんだけど」

「え?」

「ひびきに貸した青春バイブル、そろそろ返してもらえるかな?」

 柚子にそう言われ、私は少し言葉に詰まってしまう。

「あ、もしかして……汚しちゃったとか?」

「い、いや、断じて汚してなどはいない。最新の注意を払ったからな」

「そっか、悪いね。ここだけの話、最近あたしも溜まってるんだよ」

「えっ」

 親友の意外な一言に動揺した。

「だから、ね」

「そ、そうか。柚子も……」

「うん」

「ちなみにだけど……何かあったのか?」

「へっ?」

 今度は、柚子が動揺した顔になる。

「いや、急にそんなことを言い出すから」

「べ、別に、何でもないよ」

 少し慌てた様子の柚子が気になりつつも、これ以上は詮索をしないことにした。

「じゃあ、後で柚子の家に返しに行くよ」

「うん……あっ」

「どうした?」

「久しぶりに、ひびきの家に行っても良い?」

「え? 構わないが」

「やった~。じゃあ、そこで返してもらうね」

「わざわざ来てもらうなんて、すまないな」

「ううん、気にしないで」

 柚子は笑顔で言った。



      ◇



 それから、学校帰り。

 柚子を連れて家に帰って来た。

「ただいまー」

「お邪魔しまーす」

 そして、二人でリビングに入ると、

「あ、姉さん、おかえり……って、柚子さん?」

 柚子を見た途端、なぜか達也が少し動揺する素振りを見せた。

「や、やあ、達也くん」

 そして、柚子もまた、少なからず様子が変だ。

「お前たち、どうした?」

 私が言うと、

「え? いや、別に何もないよ」

「そうそう、何もない」

 二人は口々に言う。

「そうか……あ、いま部屋から借りた本を持って来るから。適当にくつろいでいてくれ」

「分かった」

 柚子はなぜか緊張した面持ちで頷く。

 達也の様子も、何かちょっと変だし……

 まあ、気にしても仕方が無いので、私はリビングを後にした。



      ◇



 柚子さんと二人きりになると、リビングはしんと静まり返る。

「……あ、何か飲みますか?」

 俺は少しドキドキしながら聞いた。

「……ねえ、達也くん」

 柚子さんがか細い声を発したと思ったら、俺に抱き付いて来た。

「ゆ、柚子さん?」

「……ごめん、来ちゃった。イケナイと思いつつも」

「柚子さん……」

「……あたし、やっぱりどうしても、達也くんが欲しくて……また、おっぱい揉んで?」

「で、でも、姉さんが……」

「大丈夫、ちょっとだけ」

 間近で年上の柚子さんに囁かれると、頭がクラリとした。

 そして、姉さんには劣るけど、それでも立派なGカップ巨乳を押し付けられる。

「ねえ、お願い……」

 柚子さんは切実な瞳で俺に訴える。

「……約束しましたもんね。時々、柚子さんとエッチなことをしてあげるって」

 そして、俺は柚子さんの胸に触れる。

「あっ……す、すごい……自分でする時は、何度も何度も揉んでたどりつく領域に……達也くんはひと揉みで来させてくれる」

「そ、そうなんですか?」

「あん、敬語は寂しいからやめて……」

「柚子さん……可愛いね」

「そ、そんな……照れちゃう」

「ていうか、勘弁してよ。俺には春奈っていう素敵な彼女がいるから……」

「けど、ひびきには相変わらず、エッチなことしているんでしょ?」

「ま、まあ」

「そして、あたしにも手を出して……達也くんは地獄に落ちるよ、きっと」

「ですよね~……ハハ」

「でも、あたしが一緒に付いて行ってあげる」

「いや、良いよ。悪いのは俺だから、俺だけが死ぬよ」

「寂しいこと言うんだね」

 柚子さんはじっと俺のことを見つめる。

「ねえ、キスして?」

「そ、それは……」

「お願い」

 年上のお姉さんにそんな風に言われたら……

 ちゅっ、とキスをした。

 今まで、姉さんと春奈には俺の方から積極的に行ったけど。

 柚子さんは逆にグイグイと来る。

「む、むぐっ……ゆ、柚子さん?」

「どうしたの?」

「もしかして……経験者?」

「ふふ、妄想でならしこたまあるけど」

「な、何てエッチな人なんだ……」

「興奮する?」

「……正直、ヤバいね」

 俺が素直に感想を述べると、柚子さんはニコリと笑う。

「今度は、達也くんが攻めてよ。ひびきと彼女ちゃんをトロトロにしたテクで、あたしを感じさせて?」

 そう言われると、俺の中にある男のプライドが疼いた。

 正直、エロお姉さんにやられっぱなしじゃ悔しいし。

「じゃあ、柚子さん。行くよ?」

「うん、来て」

 今度は俺の方から柚子さんにキスをした。

「ん、んぐッ!?」

 柚子さんが少し悶えるような声を発した。

  そして、ガクリと膝が落ちる。

「……ヤ、ヤバイ……頭がおかしくなる」

「柚子さんは普段からおかしいから、大丈夫だよ」

「こら、調子に乗るな」

 そう言いつつも、柚子さんはニコリと笑う。

「ねえ、達也くん。もっと……」

 ドサッ。

 その音に俺たちはハッとする。

 リビングの扉が開いていて……

「……お前たち、何をしているんだ?」

 呆然と佇む姉さんがいた。







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