いつも俺に厳しい姉さんのおっぱいに触ったら何かデレ始めた。けど、エッチをしたいからもっとデレさせると決めた。

三葉空

17 彼女とベロチューしたよ

 帰り道を春奈と一緒に歩いていた。

「それでね、優子ちゃんがね……」

 となりで俺に一生懸命に話しかけてくれる春奈が可愛い。

 その頭を優しくナデナデしてあげたくなるくらいに。

 けど、今の俺の頭の中は、別のことでいっぱいだった。

『ねえ、あたしのことも気持ち良くさせて』

 まさか、柚子さんにまで手を出してしまうなんて……

 例え、向こうから迫られたとしても、俺って奴はどうしようもない。

 けど、柚子さんにエロいことをしてから、何だか思考がイカれちゃって……ついつい、やり過ぎてしまったのだ。

 けど、柚子さんのおっぱいもデカかったな。

 姉さんには劣るけど、Gカップとか十分にデカすぎるし。

 一度、姉さんのJカップと一緒に、揉み比べをしたいな……

「達也くん?」

 春奈の澄んだ声にハッとする。

「大丈夫? さっきからボーっとしているみたいだけど」

「いや、大丈夫」

「もしかして、私の話がつまらなかったかな? ご、ごめんね、勝手に一人でペラペラと……

「いや、そんなことないよ。春奈が話している姿、すごく可愛いから」

「え、本当に?」

「ああ。抱き締めても良い?」

 言われて、春奈は立ち止まって辺りをキョロキョロする。

「……い、良いよ」

「あはは」

 俺は笑いながら、春奈をギュッとする。

「わっ……達也くん、あったかい」

「春奈も温かいよ」

 俺は小柄で華奢な彼女の体が俺てしまわないように気を付けながら、きゅっと優しく抱き締める。

 それから、照れる春奈の顔を見つめて、そっとキスをした。

「んっ……はっ……」

 軽く唇だけを合わせるつもりだったけど。

 何だか、少しいじめたくなったから。

 俺は少しだけイジワルをしてしまう。

 春奈は小さく震えつつも、俺に応えてくれる。

 本当に可愛いな。

「…………ぷはっ」

 キスを終えると、春奈の目はすっかりとろけていた。

「ごめん、周りに人がいないとはいえ、公共の場で」

「……ううん、良いの。すごく……幸せ」

 春奈はキスをしたての唇に指を添えて言う。

「じゃあ、そろそろ帰ろうか」

「……ねえ、達也くん」

「どした?」

「ちょっと、お願いがあるんだけど」

 春奈は俺を上目遣いに見つめた。



      ◇



 今日は不思議と性欲が落ち着いていたので、リビングで勉強をしていた。

 学校で、達也の彼女である春奈ちゃんと初めてまともに喋った。

 そのせいで、嫉妬心が膨らんで、いつも以上に自家発電がはかどるかと思ったけど……むしろ、何だかある種の清々しさがある。

 とりあえず、いつまでもそんな一人エッチに耽っている場合ではない。

 私はいち学生として、しっかりと勉学に励んでいた。

「ただいまー」

 玄関先から弟の声がした。

「あ、姉さん。もう帰っていたんだ」

「ああ、おかえり」

「そんな風に勉強している姿を見るの、久しぶりだな」

「そうか?」

「だって、最近はずっと、俺とエッチなことばかりしていたし」

「な、何だとぉ!?」

「冗談だって。そんなムキになるなよ」

 達也は苦笑しながら言う。

 全く、相変わらず生意気な弟だ。

 私はつい、頬を膨らませてしまう。

「あ、そうだ、姉さん。俺、さっきまで春奈と一緒だったんだ」

「そうか。デートでもしたのか?」

「うん、そうだね。お互いに抱き締めて、ベロチューした」

「ぶはっ!」

 私はむせてしまう。

「ゲホッ、ゲホッ……!」

「お、おい。姉さん大丈夫か?」

「お、お前が、いきなり変なことを言うからだ」

「ごめん」

 達也は悶える私の背中を撫でてくれる。

 その熱量が伝わって、何だかドキドキしてしまう。

 私はいつも、この手で好き勝手に弄ばれているんだと。

「……それから、どうしたんだ?」

「え?」

「ベロチューで終わったのか?」

 私は顔だけ振り向いて、達也に問いかける。

 すると、達也はなぜかすぐ答えず、しばし沈黙していた。

「……エッチした」

「……は?」

「春奈とエッチしたよ。どうしても、俺としたいって言うから」

「そ、そうなのか……」

 するりと、肩から力が抜け落ちる。

「じゃあ、お前はもう……童貞じゃないのか」

「うん、そうだね。もしかして、俺の童貞が欲しかったとか?」

「バ、バカ言うな、私は別に……」

「姉さんがもっと素直になっていれば、俺の童貞は姉さんのモノだったのに」

 やめろ、そんな言い方をされたら……

 とてつもなく醜い嫉妬の炎が燃え上がって……

「……なーんてね」

「……はっ?」

「してないよ、春奈と最後まで」

「な、何だとぉ!?」

 私はつい声を荒げてしまう。

「この、お前は、お前って奴はぁ!」

「いたっ、痛いって、姉さん。そんなに怒らないでよ」

 私は自分でもなぜこんなに怒るんだというくらい、達也をポカポカ叩く。

「はぁ、はぁ……何で、そんな嘘を吐いた?」

「だって……姉さんがどんな反応をするかなって、気になったんだ」

「このドSめ」

「じゃあ、姉さんはドMだね」

「う、うるさい」

「一生、俺に服従しろよ」

「はぁ?」

「それで、俺にエッチなことをされまくって……でも、姉弟だから、本番エッチはしないんだ。例え、姉さんが欲しくなっても……ね」

 私はそんな拘束された未来を想像して、深くにも少しゾクゾクしてしまう。

「ほら、姉さん。ちょっとエロい顔になっているよ。興奮したんだね」

「う、うるさい……」

 私の反撃の言葉に力はない。

「あ、そうそう。今度の休みに、春奈が家に遊びに来るから」

「……えっ?」

 私は目を丸くする。

「あ、じゃあ……私はその時、外に出た方が良いのか?」

「いや、出来れば姉さんも居て欲しいな。春奈に聞いたけど、姉さんも春奈と仲良くなったんでしょ? 春奈、すごく嬉しそうに言ってくれたから」

「そ、そうなのか」

「まあ、姉さんが俺たちを二人きりにしてくれるって言うなら、それはそれで良いんだけどね」

 達也はなぜかニヤリと笑う。

 私は少しムッとした。

「いや、春奈ちゃんがせっかく来てくれるんだ。私もおもてなしをしよう」

「そのバカデカいおっぱいで?」

「殴るぞ?」

「あはは」

 どこまでも人をバカにしたように笑う弟が憎たらしい。

 けど、私は愚かな人間だから。

 そんな達也のことが、たまらなく愛おしいと思っていた。







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