いつも俺に厳しい姉さんのおっぱいに触ったら何かデレ始めた。けど、エッチをしたいからもっとデレさせると決めた。

三葉空

13 彼女とデートする

 女の子とデートなんて、初めてだった。

「あ、達也くん」

「ごめんね、待った」

 俺が駆け寄って言うと、春奈は首を横に振った。

「ううん、いま来た所だよ」

「そっか」

 改めて、春奈の姿を見て、

「可愛いね、私服姿も」

「へっ? あ、ありがとう……」

 春奈は顔を俯ける。

 花柄のワンピースに身を包んだ彼女は本当に可愛いと思う。

 また、愛らしいボブヘアが揺れた。

「て、照れちゃうな」

 頬を赤らめ、うつむき加減で言う彼女は本当に可愛いと思った。

「た、達也くんも、カッコイイよ」

「ありがとう。じゃあ、行こうか」

「うん」

 笑顔の彼女と一緒に歩き出す。

 4月ももうすぐ終わって初夏の時期が近付いているけど。

 今年は桜前線が送れたせいか、まだ根強く桜の花が咲き誇っていた。

 そんな桜並木を二人で歩いていると、春奈が何やらモジモジとしながら、手をゆらゆらと動かしている。

「手つなごうか?」

 俺がスッと手を差し出すと春奈は、

「い、良いの?」

「もちろん」

「う、嬉しい……」

 照れながら、春奈は小さな手で俺の手を握ってくれる。

 今日は二人で花見をすることにしていた。

 ただ、人気の花見スポットは人が押し寄せてごった返すだろう。

 だから、穴場スポットを見つけておいたのだ。

 穴場だから、賑やかな屋台も何もない。

 けど、それで良い。むしろ、それが良い。

 静かなその広場のベンチに、二人で腰を下ろした。

「あ、あのね。今日はお弁当を作って来たの」

「え、本当に?」

「う、うん」

 春奈はバッグから可愛い包みに入ったそれを出す。

 包みをほどき、ふたを開けると、色とりどりのおかずたちが顔を覗かせた。

「これ、みんな春奈が作ったの?」

「ちょっとだけ、お母さんに手伝ってもらったの」

「そうか、大変だったでしょ?」

「大変だったけど……嬉しかったよ。だ、だって、大好きな彼氏のために作るから……」

 その一言に、クラッと来てしまう。

「は、春奈って、本当に可愛いよね」

「そ、そんなことないよ……」

「じゃ、じゃあ、その美味しそうな弁当をいただいても良いかな?」

「ど、どうぞ」

 俺は春奈から箸を受け取ると、卵焼きを掴んで食べる。

「ど、どうかな?」

 俺はゆっくりと噛んでから、

「すごく美味しい」

「本当に?」

「うん。ふわふわで優しくて、まるで春奈みたいだよ」

「は、はううううぅ……」

「何、その声。春奈って時々、可愛い声を聞かせてくれるよね」

「や、やめて、恥ずかしいから……」

「ほら、春奈も食べなよ」

「う、うん」

 春奈も箸を持って食べ始める。

「いやー、しかし、本当に美味いなぁ。桜もきれいだし、バクバク食べちゃうよ」

「ちょっと、量が少なかったかな?」

「十分だよ。春奈の愛情も感じるし」

「ほ、ほえええぇ……」

「ほら、また可愛い声が出た」

 俺が言うと、春奈はぷくっと頬を膨らませる。

「達也くん、ちょっと私のことをからかっているでしょ?」

「あ、バレた?」

「もう~、ひどいよ」

「ごめん、ごめん。許して」

「じゃあ、一つだけお願いを聞いてくれる?」

「何でもどうぞ」

「えっと、その……あーんってしたいな……」

 春奈はまた照れながら言ってくれる。

「うん、良いよ」

 俺が頷くと、

「どれが食べたい?」

「卵焼きで」

「す、好きなんだね」

「うん」

 春奈は卵焼きを箸で掴むと、

「じゃ、じゃあ……はい、あーん」

「あーん」

 俺はパクリ、と食べる。

「ど、どうかな……って、味は変わらないよね」

「いや、また一段と美味しく感じたよ」

「そ、そう? 嬉しい……」

 まだ、春奈とは高校に入学して出会ったばかりだけど。

 本当に良い子だし、可愛い子だと思う。

 クラスでも男子たちからモテるし、女子からも好かれている。

 本当に素敵な女の子だと思う。

 この子なら……俺はきっと、姉さんのことを忘れられる。

「――えっ?」

 俺は春奈の頬に触れていた。

 桜の花びらが舞い散る中で、俺と彼女は見つめ合う。

「……良いかな?」

「た、達也くん?」

 戸惑う彼女の唇に、そっと自分のそれを重ねた。

 ゆっくり離れると、彼女は目を丸くしたままだった。

「ごめん、春奈が可愛いから、つい」

「ふっ……ふええぇ!?」

 春奈が愛らしい素っ頓狂な声を上げる。

「い、いい、今のって……キスですか?」

「はい、キスをしました」

 俺は微笑んで言う。

「嫌だったかな?」

「そ、そんなことはない。むしろ……嬉し過ぎて泣きそう」

「泣かないで」

「で、でも、達也くん」

「ん?」

「何か、ちょっと遠慮している感じだったよね?」

「いや、まあ……春奈は初めてかなと思って。あ、もしかして経験があったりとか?」

「な、ないよ。だって、お付き合いしたのは……達也くんが初めてだから」

「そっか……じゃあ、もうちょっとだけ、深くしても良い?」

「ど、どうぞ」

「はは、春奈って本当に可愛いよね」

「あ、またバカにしてるの?」

「いや、マジでそう思っているんだよ」

「た、達也くん……」

 俺は再び春奈と唇を重ねる。

 今度は舌を彼女の唇に割り入れて、彼女の舌と絡める。

 先ほどよりも、春奈の体がビクビクと震えるのが分かった。

 俺はつい嗜虐心が働いて、激しく舌を動かしてしまう。

「んっ……はッ……あッ!」

 春奈が少し苦しそうな声を出したので、一回止めた。

「ご、ごめん、やりすぎた。大丈夫か?」

「う、うん……キスって、こんなに凄いんだね……」

「そうだね」

「私、ハマっちゃったらどうしよう……」

「そうしたら……飽きるまでキスしてあげるよ」

「し、死んじゃうかも……」

 春奈は両頬を押さえて身をくねらせる。

「じゃあ、次は……胸を揉みながらキスしても良い?」

「へっ、む、胸? 私、小さいけど……良いの?」

「春奈の胸は可愛いよ」

「じゃ、じゃあ……どうぞ」

 いちいち可愛い彼女に微笑みつつ、俺は胸に触れる。

「あっ……」

 それから、今度は少し優しめにキスをする。

 春奈も俺に応えようとしてくれているのか、頑張って舌を動かしている。

 本当に可愛いなと思いつつ、俺も優しく舌を動かす。

 大丈夫だ、きっと。

 俺は姉さんに対する想いを忘れられる。

 姉弟として、仲良くやっていける。

 そう自分に言い聞かせながら、春奈とキスを続けた。







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