【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる
第130話 待機室へ
そしてついに学年トーナメントの開始が間近に迫っていた。今はそのトーナメントの会場、学園内にある競技場へ学年みんなが集まっていた。何やらオープニングセレモニーがあるらしく、それをやってからの開始らしい。
今は学園長が前にでて何かくだらなそうじゃなくて、俺たちにありがたーい話?をしている。
「ーーーーもらいたい。では今年度の第一学年、学年トーナメント戦を開始する!!」
「これからすぐに試合が入るから、トイレとかは先に済ませといてくださーい!あと、これからすぐ試合の人は事前に話しておいた待機室に行ってちょうだい!」
そこで生徒たちは一気に動き始めた。
「わたくしは待機室に行ってきますわ。皆さんはどういたしますの?」
「みんな他の人の対戦を観戦するんじゃないのか?私はココロのちょっと後だから一緒に待機室へ行くけど…」
いや、少し離れているが、トーナメントの初戦というと、実力差が激しいためすぐに戦闘が終わる場合が多々ある。そのために対策として早めに行くことにしたのだ。
「ではシトレアさん以外はどういたしますの?」
「私はシアの言う通り他の人の対戦を観戦してる!」
「サラは?」
「……観戦してる」
声は小さかったが、サラも観戦するらしい。それ以外することもないからな。
「セレス、一応心配だから私がいない時だけサラに付いといてくれる?」
「了解です」
よし、これで安全は確保した。
「じゃあ行ってくる」
「行ってきますわ」
「二人とも行ってらっしゃーい!」
俺たちはみんなに見送られて待機室へ向かった。
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