【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる
第115話 また傷をえぐられる
「ゴーレム退治?」
「そうよ。今日貴方達にお願いしたいのはゴーレムを倒すことよ」
「は、はあ…」
「そんなに落ち込まなくても大丈夫よ。金属とかのゴーレムじゃなくてゴーレムのなかで一番弱い土でできたゴーレムだから」
「う、うん…」
俺は倒せないと思って落ち込んだんじゃなくて、弱すぎてつまらなそうだから落ち込んだだけなんだけど…
ま、まあ、これも実戦をつむと思っておくか…
「セレスもこれでいい?」
「はい」
「じゃあそれで」
そして俺たちの最初の依頼は、ゴーレム退治をすることになった。
そしてゴーレム退治となったんだが、これはなんだ?
すごいやる気が出ないんだが!
こんなにやる気の出ない依頼初めてかもしれない。
でも依頼をしたからにはどんなにやりたくない仕事でもしなきゃだよなぁ。
だるいからすぐ終わらせちゃお。
「セレス、転移で向かうでいい?」
「はい、大丈夫です」
「わかった。じゃあセレス、このまま手を繋いでてね」
「は、はい…シア様」
「テレポート!」
そして数秒もしないうちに、俺たちは目的地へとたどり着いた。
「………」
が、セレスがちょと戸惑っているよう。
「セレス?」
「………」
「おーい、セレス〜」
「……っ?…へ?あ、すみませんシア様、少し戸惑ってしまって」
あ〜そういうことか。
転移するのが初めての人は戸惑うもんなぁ。
景色が一瞬で変わっちゃうしな。
「じゃあ、セレスも大丈夫なようだし?すぐ終わらせちゃって帰ろう」
「そうですね。遅くなるとヨメナ様が心配しますし。このことは秘密ですし。」
「うっ」
俺の初依頼は傷をえぐられて始まったようだ。
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