【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる
第99話 ドリル登場!?
「ママ!でもなんで!?」
「私がシアがいるからシアの担任になりたいって言ったらいいよって学園長が言ってたのよ?むしろ喜んでくれていたみたい」
「で、でも普通じゃ!」
「それはあれね。この学園にお金を寄付したから?コネを作っといたていう感じかしら?」
やり方がゲスすぎる!!
「ということで、シア。よろしくね?」
う、うわぁああーーー!!!!
俺が心の中で悲鳴を上げているのも知らずに、俺の担任になれたことが嬉しいのか、すごくニコニコしているヨメナであった。
その後俺たちは、紙に書かれていた各教室へと向かう。
がここで一つ問題が。
「あのーすみません」
この学校の関係者だろうか?
俺たちに話しかけてくる。
何用かと聞いてみると、
「基本的に親やメイドはどんな身分でもよっぽどの理由がない限り、学園内を生徒とともにすることは出来ないんですよ」
ということらしい。
ここで困った。
俺はヨメナたちのせいで着替えとか髪を結ぶことも何もできやしない。
そんな俺がこの学園で一人野放しにされていることを考えると…
うん、アウトな感じがする。
「シアのことは大丈夫よ。シアが一人だとお着替えとかできないのは知ってるから、ちゃんと学園長にメイドをつけてもいいと事前に許可を貰っといたわ」
ありがたいけど、なぜ俺の気持ちが分かった!?
てか、そこ自慢していうところじゃないよね!?
一応、君たちが甘やかすからこんなことになったんだぞ!
そこのところ理解していますかねぇ?ねぇ!
そんなことを俺が思っているうちに、さっき話しかけてきたこの学園の関係者らしき人は、なら大丈夫ですよと言ってどこかへ行ってしまった。
「では私たちは入学式の会場へ先に向かっていますね」
「うむ、よろしく頼むぞ」
 
そう言ってフィーナさんとライラは先に入学式の会場へ行ってしまった。
が、この学園の決まりだからしょうがない。
「じゃあ、気を取り直して教室に向かいましょう」
ヨメナのその言葉により、俺たちは再び教室へ向かった。
そしてアリサとエリナとのお別れ?(違うクラスのため)を惜しんでから各々の教室へと入っていく。
そして教室に入るとヨメナは教卓へ、俺とサラは黒板に書かれている自分の名前が書かれている場所の席につく。
席表をみると、サラと俺は隣どうしだった。
もう片方の隣の席のほうを見ると、そこには…
「ドリル!?」
「ドリルじゃないわよ!」
そう、俺のもう片方のの隣の席には世にも珍しいドリル髪の女の子がいた。
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