【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる
第84話 変わったこと
朝ごはんを食べ終えた後、俺はシルヴィアを連れて自分の部屋へ戻ってきていた。
シルヴィアに色々と注意をするためだ。
そうしないと俺がいないところで何かやらかしそうで怖い。
「シア様どうしたんですか?」
「シルヴィア。何であそこで精霊神って教えちゃうの!?普通の精霊っていうことで良かったじゃないか!」
「いや、流れでそうなのかなと思いまして」
シルヴィアはしぶしぶ答える。
「もう良い。これから気をつけて」
「承知いたしました、シア様」
「うん。というか、シルヴィア?」
「はい、何でしょう?」
「もう少し柔らかく喋ることはできないか?なんか違和感があるんだけど…」
「私が自分の欲望に忠実になることを許して下さるんですか?」
「うん?少し違う気がするけど…わかった。いいよ」
「ありがとうございます!では欲望のままやらせていただきますねシア様!えへっえへへ」
「で、ところでシルヴィア?俺の能力が覚醒したはずなんだけど、なんか髪の毛の以外変わってないような気がするんだけど。気のせい?」
「いえ、それ以外にも変わったことは結構ございますよ?身体能力も飛躍的に向上していると思いますし、新しいスキルも使えるようになっていると思います」
「でも、そう感じないんだけど…」
「たぶん、まだ能力が覚醒してからあまり経っていないからでしょう。早く知りたいのなら私が手取り足取り身体全身じっくりと教えてあげますよ!ハァハァ」
そう言って俺に近づいてくる。
何こいつ!!
すげー息荒いんだけど!!
「やーめーろ!」
「遠慮なさずに!ムフ、ムフフッ!」
「いやぁー!!」
俺は力でもちろん勝てないため、なすがままにされるしかない。
そんな時。
「シア様どういたしましたか!?」
騒ぎに気づいてセレスがやって来る。
「うぅぅ、せれずだずげてッ」
その後泣いてしまった俺は、セレスに慰めてもらった。
そしてシルヴィアは、セレスにこっぴどく叱られたらしい。
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