【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる

東郷 アリス

第81話 シトレア復活!



次の日の朝。


俺は最近は体調を崩してお昼頃に起きていたが、今日はいつも通りの朝の時間に起きることができた。


その理由はーーー風邪が治りました!


いやぁ、とても辛かった。
それはもう本当に。


だから今日は本当に身体が軽い。


マジですげー嬉しい。


てか、今までで一番って言っていいほど調子がいい気がする。


コンコンッ


「シア様失礼します」


「あっ、オシエ」


俺が普通に声をかけて来たのを驚いている。
あと何か違うものにも驚いていたような気が?


「シ、シア様?もう熱は大丈夫なのですか?」


「うん、治ったからだいじょうぶ。看病してくれてありがと」


「いえいえ、当たり前のことですよ!」


だけどオシエはすごい嬉しそうだ。
喜んでくれて何よりだ。


「ではお着替えをしましょうか?」


「うん、おねがい」


俺はベッドから降りて着替えるために鏡の前に立つ。


そして俺はオシエに服を脱がしてもらう。


「シア様、今日着る服はこちらでよろしいですか?」


「うん、それでいい」


どうせ断れないんだからな。


そして俺は、オシエにその服を着せてもらう。


「っと。シア様、着替え終わりましたよ。鏡でおかしくないかご確認下さい」


そして俺は鏡を見て服装を確認する。


「うん、だいじょう……あれっ!?」


「シア様。どこか召さないところでもありましたか?」


「ち、違う。そうじゃない…」


「ではそれではなく…どのようなことでしょうか?」


そして俺は、自分の髪を指して言った。


「何で私の髪の毛が一部分だけ銀色になってるの!!」


「ああー、そのことでしたか…」


「反応うすい!?」


「だってシア様が自分でそうやったのかと思ってしまって…」


「それってただの痛い子だよ!?私そうじゃないよ!」


「ぷっ、そ、そうですよね…ぷははっ!やっぱりシア様がやったわけではないですよね!」


「信用してない!?ひどい!」


「でも大丈夫ですよシア様。とても似合っていますよ」


「本当かな?」


「本当です」


「うん。じゃあ別にいいかな?」


「そうですね。……ではシア様」


「んっ?」


「そろそろ朝ごはんを食べに行きましょう」


「うん。そうだね」


そして俺たちは朝ごはんへと向かった。






俺が朝ごはんに向かったところ、すでにヨメナとセレスしかいなかった。


そしてヨメナは俺に気づき、勢いよく抱きついてきた。


「っ、ママっ!」


「シア、心配したのよっ。良かったわ。元気になってくれて」


そっか、ヨメナたちもやっぱり心配してくれていたか…


「ママ、うんん。みんな、心配してくれてありがとう」


俺は笑顔でお礼を言った。


その笑顔はとても破壊力抜群だった。
でも、シトレア本人だけはそのことを知らない。

















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