【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる
第79話 シア、看病をしてもらう アリサとエリナ編
次の日。
俺は体調が引き続きに悪いのが原因か、お昼頃に目が覚めた。
「あっ、シアちゃん起きた!」
「べ、別に心配して見に来たわけじゃ無いわよっ」
俺の部屋にはアリサとエリナがいた。
俺のことを看病しにきてくれたらしい。
「二人ともありがと…」
俺は体調が悪いながらもお礼を言う。
俺がお礼を言うと、アリサはとても嬉しそうに、エリナもとても嬉しそうだったが、自分の性格もあって、嬉しさを隠そうとしていた。
本当に人の態度は十人十色で面白い。
「そういえばシア」
「うーん?」
「お粥あるんだけど食べる?」
「うん。あんまり食欲が無いから食べれないけど。少しだけなら…」
 
「そう…じゃあ、食べさせてあげるわ。ほら。あーん」
俺はエリナにあーんをしてもらう。
昨日もヨメナにしてもらったから、抵抗することを俺は諦めた。
「ずるーい!エリナちゃん!私もシアちゃんにあーんしたい!」
「えっ、そうなの?じゃっ、じゃあ次やる?」
「うん、やる!」
そしてエリナはアリサにお粥とスプーンを渡す。
アリサは本当に嬉しそうだ。
「やったっ!はいシアちゃん。あーん」
「あーん」
パクリッ。
モグモグ。
ごくんっ。
なんかこうあーんをしてもらってるところを絵にしたら、ただ餌付されてるように見えなくも無い。
いや、考えるのはよしておこう。
深く考えたら俺の負けだ。
そんなくだらんことを考えている俺だが、一つ疑問に思ったことがある。
「これってアリサたちが作ってきたの?」
「うんそうだよ!」
「ええ、そうよ。でも私とアリサだけじゃできそうになかったから、セレスさんに少 手伝ってもらって作ったの」
「へぇー。すごいね」
「別にこのくらいできるわよ」
「いや、私食べるの専門だから」
「「あはははっ!」」
アリサとエリナは、二人して俺の発言で笑う。
そして食事の時間も終わり、ただ俺たち三人で喋るだけの時間になった。
お話は、二人の魔法などの練習についての話になった。
この話を聞くと二人は、最初に比べてとても強くなったことを表していた。
俺も強くならないとな。
そして三人のお話は、あっというまにすぎていった。
夕方ごろになるとエリナとアリサは、俺の部屋から出ていった。
二人にと別れた後俺は、眠くなってきてすぐに寝てしまった。
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