【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる
第55話 温泉の名は。
俺とヨメナ、オシエとセレスは、ヨメナが温泉に入るための備品をすべて持っているため、特に温泉に行く支度はない。そのため、エリナとエリナのお母さんの支度が終わってから温泉へと向かうことにした。
今回俺は、ヨメナに抱っこされながら温泉へ向かうかととなった。
俺たちが今回向かう温泉は、エリナのお母さんが言うに、ストック一番の温泉らしい。
なんか、温泉に入ると、魔力回復や疲労回復、美肌効果があるらしい。俺も少し気になる。
そして俺たちは、その温泉のある場所にたどり着いたわけだが…
俺は、その温泉のあるところを見て驚いてしまった。
「オンウェボンバ…?」
温泉の名前がすごい。てか、正直言ってびっくりした。だって、別の言葉で表したらたまご爆弾だぞ!?びっくりしちゃうだろ!?
オンウェボンバじゃなくてオンマイガーだよ。
「なんか、すごいわ…」
エリナもその名前のすごさに驚いている。
俺たちは最初、この温泉の名前に驚かされていたが、エリナのお母さんだけは違かった。
まあ、ここを選んだのはエリナのお母さんだからな。だが、エリナは来たことがなかったらしい。
「ほ、本当に大丈夫なの、フィーナさん?」
ヨメナが、俺たちを代表してエリナのお母さんに聞いた。というか、エリナのお母さん、フィーナって言うんだ、初めて知ったぞ。
そのフィーナさんが、説明し出す。
「まぁ、名前は別の言葉で表すとたまごばくだんってすごい名前なんですけど、温泉自体は本当にこの街一番ですよ!名前のせいで人が全然来ないんですけどねぇ…」
「なんでこんな名前になったのかしら?」
「それはお風呂に入って見れば分かりますよ」
「そういうものなの?」
「はい、これはそうなんです、残念ながら…」
「…じゃあ、とりあえず入りましょうか…」
「「「おーー」」」
こんなやる気のない棒読みの「おーー」を初めて聞いた気がする。
そして俺たちは、たまごばくだんという名の温泉の建物の中へと入っていった。
コメント