【旧版】自分の娘に生まれ変わった俺は、英雄から神へ成り上がる
第23話 女神フローラ再び降臨!!
目を覚ますと?俺はどこか広い空間に一人でいた。
どこかで見たことあるような…
「おっぱいに挟まれて死にそうになるとかどんだけスケベなんですか。」
「うわぁ!」
「ふえっ!」
いきなり話しかけられたからびっくりしてしまった。相手もそれでびっくりしてしまったらしい。
俺は振り返って相手を覗く。その相手は相変わらずピカピカと光ってまぶしかった。
「女神フローラ!?」
「はい、そうですよ」
「ってことは、俺はおっぱいに挟まれて死んだのか!?やばい、変なことで死んでしまった!これじゃヨメナがまた!」
「ちょっと、落ち着いてください。おっぱいに挟まれて窒息死しそうだったのは事実ですが、まだアキレアさん?いや、シトレアさんは死んでませんよ」
「マジか……俺はおっぱいで死にそうだったのか…」
「そうです。シトレアさん、情けないです」
「でもおっぱいで挟まれて死ぬのは男の本望だと思うぞ?まだ死ぬのは早いと思うけど」
「何言ってるんですかシトレアさんは!女の子じゃないですか!」
「あはは、そだねー」
俺は棒読みで返す。美少女と仲良くなるのは嬉しいんだが、自分が美少女になるのは展開がおかしいような気がするだが。
「そういえば、ならなんで死んだわけじゃないのに俺は呼ばれたんだ?」
「私がシトレアさんとお話ししたくてここまで呼んでみたんです。そしたら、ちょうどシトレアさんが"おっぱい"に挟まれて気絶したのでここに呼ばせていただきました。」
「おっぱいだけ強調する必要ないだろ!」
「いや、美少女女神の私が卑猥な言葉を言うと萌えると思いませんか?」
「自分で美少女っていうか!あと萌えるか!ただ卑猥なだけだわ!ただ…」
「ただ、何ですか?」
女神フローラは、顔をにやにやさせながらこっちに向かって聞いてくる。
「前心の声を読んでたから、分かるだろ?」
「えっ、言葉にしていただかないと分かりませんよ」
こいつ〜とぼけた顔しやがって、覚えてろよ。
「覚えてません、あっ」
「心の声読めてんじゃねーか!」
女神フローラは、とぼけた顔で下手くそな口笛を吹きながらそっぽを向く。
ちょっとマジでイラついてきた。こいつ殴ってやろうかな。そう思いながらも女神フローラの方に近づいていく。
そうすると女神フローラは慌てだして言った。
「ちょっ、待ってください!分かりましたから、聞こえてます、聞こえてますよ!?エロいんですよね、エロくていいんですよね」
「そんなこと、大きな声でいうな!」
さっきから怒ってばっかで疲れちまった。
眠くなってきたし…
「眠たそうですね?たぶんそろそろ現実世界で起きる時間ですね。シトレアさん、最後に一つ忠告があります。」
「忠告?」
「はい。どこかの国がかは言えませんが、英雄を好ましく思っていない連中がいます。その人たちがシトレアさんたちを狙っています。なので気をつけて下さいね」
「ああ、ありがとう。気をつけるとする。てかシトレアさんって肩苦しいからシアでいいよ。ふわぁあ、眠くなってきた」
「はい、お休みなさい、"シア"」
「おやすみ、"フローラ"」
俺はそう言って目を閉じた。
コメント