声優さえできればいい
第2話 プロローグ2
そして私が私になった時、ちょうど二階から誰かが降りてくる音がした。まあ、私は誰か知っているのだけど。
「きりん、おかえりー。あっ、きりんじゃない…カノン、おかえり」
「ただいま、姉さん」
そう、二階から降りてきた誰かとは、私の姉さん、赤宮 蘭のことだ。ちなみに姉さんの年齢は20。私と4歳差だ。
普通、姉さんくらいのこの歳ならば大学や専門学校に通っているぐらいの年齢だが、姉さんはどちらにも通っていない。いや、「通っていた」という方が正しいのかもしれない。
それも不思議に思うかもしれないが、私がなぜきりんからカノンになったか不思議という人の方が多いだろう。
だから私は話したい。
私がこうなったわけ。そして姉さんが「通っていた」になったわけを。

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