現実世界が嫌になったので、異世界で魔王の夢を叶えて来ます!
第45話 実戦(2)
暮人は考えた。
さっきの攻防でサラは、風・草・光属性を使ってた。特に、光属性に関しては、暮人よりも展開が早く手馴れていたことから、サラの一番得意な魔法は光属性だと。
「では、いきます!」
上空にいたサラが、一気に暮人の方へと加速してきた。
途中、サラの右手に魔弾が出てき、暮人はその魔弾の属性を見破ろうとした。しかし、この世界の魔法は、連弩が高ければ高いほど属性を見破られにくい仕組みになっており、サラの魔法はきれいで透き通っており、暮人は属性を把握できなかった。
「…くっ!こうなったら」
暮人は一歩下がり、地面に右手をつき『炎塔』と唱えた。すると、暮人を囲い込むように炎の塔が出てきた。
暮人はサラのステータスを知らないが、この『炎塔』は、突破されない自信があった。
「さすがです。暮人様」
暮人の予想通り、すごいスピードで暮人の方へ向かっていたサラが、一度スピードを落とし、少し距離をとった。
「これならいくらサラでも…」
「ですが…っ!」
途端、暮人の『炎塔』が真っ二つに切られ、暮人は上からは無防備の状態になってしまった。それを見逃さなかったサラは、最初に右手に展開させていた魔法を暮人に放った。
「……うっ!」
暮人はいきなりのことで、展開していた魔法を解除できず、そのまま、サラの魔法に直撃した。しかし、サラの魔法は威力が制限されていたおかげで、少し衝撃があるだけだった。
「お疲れ様です♪暮人様」
少し座りながら休憩をしていた暮人に、近寄ってきたサラが手を差し伸べた。
「負けたよ…サラ」
差し伸べられた手をとり、暮人は立ち上がった。
「で、もう一回するのか?」
暮人の頭の中では、『次はこうしてやろう』や『ここはもっと、こうできたな』など、次に生かせる案を考えていた。
「いえ、今日はここまでにします。暮人様は、疲れていないと思っていても、体はかなり疲れてるんです」
「そうなのか?」
「はい。ですから、今からは反省会をします」
この世界のことはサラの方が詳しいため、暮人は何も言わず、サラに従うことにした。
さっきの攻防でサラは、風・草・光属性を使ってた。特に、光属性に関しては、暮人よりも展開が早く手馴れていたことから、サラの一番得意な魔法は光属性だと。
「では、いきます!」
上空にいたサラが、一気に暮人の方へと加速してきた。
途中、サラの右手に魔弾が出てき、暮人はその魔弾の属性を見破ろうとした。しかし、この世界の魔法は、連弩が高ければ高いほど属性を見破られにくい仕組みになっており、サラの魔法はきれいで透き通っており、暮人は属性を把握できなかった。
「…くっ!こうなったら」
暮人は一歩下がり、地面に右手をつき『炎塔』と唱えた。すると、暮人を囲い込むように炎の塔が出てきた。
暮人はサラのステータスを知らないが、この『炎塔』は、突破されない自信があった。
「さすがです。暮人様」
暮人の予想通り、すごいスピードで暮人の方へ向かっていたサラが、一度スピードを落とし、少し距離をとった。
「これならいくらサラでも…」
「ですが…っ!」
途端、暮人の『炎塔』が真っ二つに切られ、暮人は上からは無防備の状態になってしまった。それを見逃さなかったサラは、最初に右手に展開させていた魔法を暮人に放った。
「……うっ!」
暮人はいきなりのことで、展開していた魔法を解除できず、そのまま、サラの魔法に直撃した。しかし、サラの魔法は威力が制限されていたおかげで、少し衝撃があるだけだった。
「お疲れ様です♪暮人様」
少し座りながら休憩をしていた暮人に、近寄ってきたサラが手を差し伸べた。
「負けたよ…サラ」
差し伸べられた手をとり、暮人は立ち上がった。
「で、もう一回するのか?」
暮人の頭の中では、『次はこうしてやろう』や『ここはもっと、こうできたな』など、次に生かせる案を考えていた。
「いえ、今日はここまでにします。暮人様は、疲れていないと思っていても、体はかなり疲れてるんです」
「そうなのか?」
「はい。ですから、今からは反省会をします」
この世界のことはサラの方が詳しいため、暮人は何も言わず、サラに従うことにした。
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