現実世界が嫌になったので、異世界で魔王の夢を叶えて来ます!
第35話 過去(6)
あの約束をしてから毎日おじいさまと一緒に魔界に来て、おじいさまの用事が終わるまでずっとリーちゃんと遊んでいた。
リーちゃんのおかげであんなにつまらないと思っていた毎日が、今では明日が来るのを楽しみにしている私がいた。
そして今日も魔界でリーちゃんと遊んでいた。
「ねぇサラ、私気になってることがあるの。」
「なに?リーちゃん…」
最近ずっと遊んでいてわかったことは、リーちゃんは時々変なことを急に言ってくることがあるけど、私はそれが心地いいと思っていた。
「サラはお父様達が毎日何をやっているか気になったことはない?」
「おじいさま達が?」
確かに…おじいさまが毎日魔界に行って、リーちゃんのお父様と一体何をしているのか…。
「お父様に一度、私たちも見たいって頼んでみたんだけど断られちゃったんだよね。」
「リーちゃんのお父様が断るなんて珍しいね。」
私は、直接リーちゃんのお父様と話したことはなかったけど、リーちゃんの話を聞いていると、リーちゃんのお父様は超がつくほどに過保護だとわかった。
そのお父様がリーちゃんのお願いでもダメとなるとすごく大事なことなんだろう。
「それでさ、今度お父様達が何かしているところに乗り込もうと思ってるんだけど…協力してくれない?」
「うん…え 」
「ふふ、じゃあ決まりね。」
驚いている私を見ながらリーちゃんは小悪魔のように微笑んでいた。
それからは、毎日リーちゃんの部屋に行ってはどう乗り込むかの作戦会議をしたが私達の幼い知恵じゃ良い案が浮かばず、どうしようか考えていると、ついにしびれを切らしたリーちゃんが『明日お父様達が何かやっているときに、部屋に突撃しましょ』と言い、それで決定してしまった。
こうして、作戦とも言えない作戦を決行することになった。
リーちゃんのおかげであんなにつまらないと思っていた毎日が、今では明日が来るのを楽しみにしている私がいた。
そして今日も魔界でリーちゃんと遊んでいた。
「ねぇサラ、私気になってることがあるの。」
「なに?リーちゃん…」
最近ずっと遊んでいてわかったことは、リーちゃんは時々変なことを急に言ってくることがあるけど、私はそれが心地いいと思っていた。
「サラはお父様達が毎日何をやっているか気になったことはない?」
「おじいさま達が?」
確かに…おじいさまが毎日魔界に行って、リーちゃんのお父様と一体何をしているのか…。
「お父様に一度、私たちも見たいって頼んでみたんだけど断られちゃったんだよね。」
「リーちゃんのお父様が断るなんて珍しいね。」
私は、直接リーちゃんのお父様と話したことはなかったけど、リーちゃんの話を聞いていると、リーちゃんのお父様は超がつくほどに過保護だとわかった。
そのお父様がリーちゃんのお願いでもダメとなるとすごく大事なことなんだろう。
「それでさ、今度お父様達が何かしているところに乗り込もうと思ってるんだけど…協力してくれない?」
「うん…え 」
「ふふ、じゃあ決まりね。」
驚いている私を見ながらリーちゃんは小悪魔のように微笑んでいた。
それからは、毎日リーちゃんの部屋に行ってはどう乗り込むかの作戦会議をしたが私達の幼い知恵じゃ良い案が浮かばず、どうしようか考えていると、ついにしびれを切らしたリーちゃんが『明日お父様達が何かやっているときに、部屋に突撃しましょ』と言い、それで決定してしまった。
こうして、作戦とも言えない作戦を決行することになった。
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