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異世界救う元漁師

琴瀬 ういは

バイクを創造する

学園に行くまで1週間がたった。
残り数日に迫る中、俺は精霊の泉の近くにいた。


(やっと全部できたわね。)


俺はネロからの手紙で書いてあった魔術を全て使えるようになった。

瞬足術、気配遮断術、瞳殺術、飛翔術、治癒術。

意外とあっさり習得できた。

あとは最近、剣を振ってなかったから久しぶりに素振りをした。
精霊であるアンジュは俺の素振りを見て、ちょっと戦ってみたいと言うので、手合わせをした。

結果、勝ちました。

最初はアンジュが押していたが、徐々に俺のペースに飲み込まれていった。

しかし、アンジュが強すぎる。
いきなり、氷の世界へいらっしゃいませさせてくるからビビったわ。


(さぁそろそろ帰ろう。)

(そうね、帰ったら次は何するの?)

(とりあえず寝るよ。疲れたからね。)


俺は瞬足術で走り、森を後にした。
この瞬足術を使って走ると、いつもの倍のスピードが出た。

かなり速いし、地面が結構抉れる。

ソフィア宅に着き、自室に戻り、ベッドに体を沈める。
フカフカしていて気持ちいい。

学園まではあと一週間ぐらいだ。
それまでに、他になにかすることはないだろうか。

移動手段ってやっぱり馬かな?
もっと速い乗り物があればいいのに。

そうだ!バイクを作るか!
創造でバイクを作ればいいんだっ。

そうと決まれば、明日早速作ろう。



次の日の朝、俺はゆっくり体を起こす。
俺はクレアさんから貰った服を着て、剣を腰に着ける。

騎士服を着るのは、まだ早いと思うが、俺は着慣れないと嫌だから今から着ることにした。

朝食を食べ、家の庭へとやってきた。

俺の他にはソフィアがいる。
アンジュは俺のベッドでまだ寝ている。

ソフィアは庭のベンチに座り、本を読みながら俺の様子を見ていた。

さて、バイクを創造で作るのだが、ちゃんと動くか不安だ。

とりあえずササッと作る。
目を瞑り、イメージを固める。

ゆっくり瞼を開けると、そこにはバイクがあった。

めっちゃかっこいいっ!
え?こんなにかっこいいの?


「・・・これはなに?」


声をあげたのは、本を読んでいたソフィアだ。
見た事ない物だから興味があるのだろう。


「これはバイクだよ。乗り物なんだけどね。」

「・・・馬とは違うよね?」

「こいつは生き物じゃないからね。ガソリンさえあれば動くよ。」

「・・・がそりん?」

「あぁ、えっーと、こいつの食べ物的な?」


ガソリンに関してはこの世界に多分ないだろう。
俺は魔力で動くバイクに改造した。

あとは俺以外使えないようにも改造する。


「今、魔力で動けるように改造したよ。あとは俺以外は使えない。」

「・・・そんなことも出来るの?」

「まぁね」


バイクはかなり便利だろう。
運転は出来るから安心してください。

ナビ機能とかつけようかな?
とりあえず走るか?


「ソフィア、一緒に乗る?」

「・・・私もいいの?」

「2人乗りだしな、いいよ。」


俺は運転する為前に乗り、その後ろにソフィアが乗る。

ソフィアは落ちないように、がっちりと俺を抱いている。

さて、エンジンかけるか。

鍵がちゃんとあるからそれを回す。
回した瞬間、めっちゃいい音で鳴いた。

これすごい!めっちゃ音もいい!


「・・・すごいねこれ。」

「さぁ行くぞ!しっかり掴まってろよ!」

ブルブロォオォオン!!!


アクセルを吹かし、村を出て街道を少し走った。
この風が体に当たる感じが堪らない。

1度スピードを落とし、止まる。


「どう?怖い?」

「・・・すごく早いっ、それに音がかっこいいっ!」


お?この良さわかる?
さすがソフィアさんだね!


「それじゃ帰るか?」

「・・・うん。」


俺たちは村に帰った。

ソフィア宅の庭にバイクを移動させ、シートを被せた。

するとクレアさんが顔を出した。


「あら?それ何かしら?」

「・・・ばいく。」

「ばいく?それなに?聞いたことないわ。」

「見せましょうか?」


俺は被せたシートを取り、バイクを見せた。

やっぱりかっこええなぁ!


「な、なに?初めて見るわね。」

「・・・馬より早かった。」

「え!?馬より早いの?これ」


いいものが出来たな。
かなり満足したよ。


俺は庭を後にして自室に戻ってきた。
アンジュは目を覚まし、ベッドに座りボッーとしている。


(あぁ、おわよう、ごじゅじん。)

(おはよう。呂律が回ってないぞ)


寝起きだからかふわふわしている。
寝癖もついてボサボサだ。

また直さないと行けないなこれ。
アンジュがベッドで寝るようになってから、寝癖を直したりするのは俺の仕事になっている。

寝癖直しのスプレーを創造で作り、櫛を出して直す。


(ありがとう。)

(別にいいよ、気にするな。)


俺もこの時間が好きだったりする。

さて、直し終わったから今度は時空の力を使う番だ。

時空とは時間と空間の力が合わさったものだと、考えてくれればいい。
時間の力は主に、時間を止めたり、早めたり、遅くしたりだ。

空間は主に何も無いところに空間を作ったり、空間を歪まして物を消すことも出来る。

俺にはまだ自分の空間を作ったことがない。
今回はそれを作ろうと思う。

まぁ作るのは簡単だ。
本題は作ったあとだな。
目を瞑ると俺の空間に案内される。

空間の広さはかなり広いものにしよう。

そこに一軒家を創造で作るか。
俺はすぐに行動を起こし、パパっと作った。

家以外がないも無いのも寂しいから、一面を花畑にするかな。
あの場所を思い出しそうだ。

家はかなり広い家にした。
中には入ったが何も無いから家具を揃える。

地球にいた頃に使ったIHキッチンとかエアコン、ソファーはもちろんこと。
食卓テーブルや椅子、洗濯機やらそのほかetc…。

7LDKの家だから、かなり部屋が余る。
とりあえず、俺の部屋とアンジュの部屋を作った。

ちなみに1つの部屋は囲炉裏にした。

残り4つの部屋は後で考えよう。


こちらの空間は出来たからもう1つ空間を作るか。
こっちは戦闘用の空間にする。

一面をグラウンドのようにした。
簡単な作りしたのは、罠とかそう言うのがめんどくさいからだ。

それに障害物が無いと敵が何処にいるかすぐにわかる。

空間は作り終えたからと戻ろう。


(え?ご主人、今どこから出てきたのよ!)


部屋に戻るとビックリした様子のアンジュちゃん。


(ごめんごめん。自分の空間にいたんだ。)

(おお!それは気になるわねっ、今度連れて行ってね!)

(ちゃんとアンジュの部屋もあるから、今度案内するよ。)


そう言うとジャンプしながら喜ぶアンジュちゃん。

俺と目が会い、固まる。


(ち、違うのよ。よ、喜んでないわよ!)

(お、おう)


もっと素直になろうよアンジュちゃん。

学園に行くまで、あと何をしようかな?



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