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異世界救う元漁師

琴瀬 ういは

神様っているんだな

俺は死んだ。

海の中で死んだ。

なのになぜ意識があるのかが分からない。
凄くいい匂いがする。

花の様な匂いだろうか?
また別の匂いもする。

でも、心地よい。そうか、ここが天国か。

「ありがとう。凄く幸せだ。」

ずっとこうしていたい。
誰にも邪魔されず、干渉されない場所。
これ程いい場所はないだろう。


「そう、幸せそうでなによりだわ。一つ確かめたいのだけど、今のは寝言?そうじゃないのなら、ギュッと抱きしめて一生離さないのだけれど。」


え?何?何なの?この声?
というか、現実でたまに聞いた声だ。
あの綺麗な声だ。
確かめたい。
この目であの綺麗な声を発する人をみたい。

俺はゆっくりと瞼を開けた。


「くっ。眩し…」


初めは全く見えなかった。
ただ真っ白、でも、次第に見えてくる。

目の前に飛び込んで来たのは青い空だ。
雲ひとつない空だ。


「あら?起きたの?もう少し寝てても良かったけど…うん、おはよう……ちゅ。」

「ふぇ?」


キスされました。はい。
え?何?何なの?瞼を開けたら、綺麗な人にキスされるって。

俺は体を起こし少女から離れる。
やばい、なんか分からないけど…やばいっ!


「あれ?どうして逃げるのかしら?」

「ティオナ様、いきなりキスはダメだと思われます。」


少女の隣にはメイド?が立っている。
というか、あの少女、ネコミミだ。
圧倒的ネコミミだ。


「ん?ネコ…ミミ?あぁ、私は獣人の神様だもの、獣耳は生えているわ。」

「あ、はい。」


いやいやいやいや、ちょっと待てっ!
どうゆう事だ、分からん。


「メイド?とは私の事でしょうか?」

「あ、はい。」


えっっっっ?なんで聞こえてんの?


「あぁ、まずそこからですか。私、ネロがご説明します。」


メイドさんはネロっていう名前なのか?
んで、ネコミミさんはティオナって名前なんだな?


「ええ、そうよ。いきなり呼び捨てでドキッとしたわ。80点ね。合格っ!」

「採点をしないでください、ティオナ様。」


なんかもう訳分からん。
いきなり過ぎて頭がショートしている。


「ふぉふぉ、いきなりでスマンのぉ。はよ説明してやれ、ネロ殿。」


今度はお爺さんかよ…。



「さて、説明に移ります。」


いきなり来るのね。どんと来いっ!


「まず私たちは……神です。」


もう…承知してます。


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