もしも末期大日本帝国にミリオタが転生してみたら

友智 コウ

第四話 誕生 〜そして喫茶店Angel cat(天使猫)での意外な出会い〜 前編

作戦課での一件以来て数十分経った後のこと。
記憶喪失以来 ほぼ参謀本部の自分の執務室の隣にある 仮眠室で寝泊まりをしていたが 流石に
自宅に帰らないと行けないと思い 副官に自宅前まで送って貰った。

「 しかし なぁ〜 でかい洋館だなあ 」
すると メイドさんだろうか? こちらによって来た。
「おかえりなさいませ お嬢様 旦那様より 持病の方は、お聞きになって居るので ご安心くださいまし」
「はぁ」

メイドさんは、連れらるままに 自室に連れて来られた 芽衣であったが 家の広さに愕然とするのであった




「芽衣お嬢様が お帰りになられたって本当?」
「そうよ 先程お帰りになられたわよ」
メイドは、物珍しい顔をしていた。
「芽衣お嬢様は、普段午後5時過ぎ前には、お帰りになられてたのにねぇ」
「軍務の方がきっと忙しのよ」
「それもそうね だって芽衣お嬢様は、帝国陸軍初の女性軍人ですしね」
チーフのメイドだろうか? 無駄話をしている 部下のメイドを叱る 
 本当に大変とだなぁと感じるチーフのメイドだった。




「こんな 人を駄目にするベットを使って寝るのは、始めてだなぁ」

昨日は、色々あった 例えば、作戦課でのプレゼン、メイドさん達がお風呂に入れさせられたこと。
自分が 結構なお嬢様だと実感されられた 日になった。 そして新たに分かったのが自分の年齢まさか
17〜18歳の間だと言う事が分かった あと 最後に分かったのが 帝国陸軍史上初となる女性軍人と
女性が始めて陸軍大学を卒業したと言う 快挙が持っている事にビックリした。 
その結果なにが起きたかと言うと 家が貧しい子供達 主に農家の娘達が 挙って 陸海に入隊を志願する と言う結果となり  陸海の徴兵制度と兵役制度を見直す結果となった。 
これにより 大日本帝国は、世界で始めて 女性が兵隊後方勤務や前線勤務も含むなった 事例だった。

すると急にドアをノックする音が聞こえた なにかあったのだろうか? 
「芽衣お嬢様 参謀本部から緊急の御電話です」
参謀本部より緊急の電話? もしかしてクーデタか?
「はい 御電話変わりました。 矢野芽衣大佐であります どうされましたか?」
声のトンから 読み取るに 昨日あった作戦課事務長だろうか?
「朝早くから申し訳ないなぁ 昨日発表した 新しい理論の事で詳しく話をしたいと思うのだが
今日 朝一に作戦課事務長室に来れるか?」
「はい 朝食を食べてから伺うので 8時9時過ぎになるのですが よろしいてしょうか?」
笑い声を上げる 作戦課事務長 
「わかった 貴官は、確か育ち盛りだったなぁ しっかりと 朝飯を食べるだそ」
「また後程 お伺い致します 失礼なします」

部屋に掛けられていた 時計を見る 6時かぁ 
さっさと 朝食を食べて 参謀本部に行くかぁ

✦✦✦

朝食も終わり 外に出ると副官が待っていた。
「大佐殿 おはようございます」
「うむ おはよう」
副官がこんなに待っていたとは、なぁ
「失礼なことを聞くが 山村は、何処に住んでいるのだ?」
少し困り顔の 山村を見て 芽衣は、触れては行けないと判断する。
「そうですね 参謀本部の近くにある 格安で手に入る 物件ですよ」
「そうか なんかすまないなぁ」
何気なく参謀本部に着くまで 会話をして過ごした。




「おい 昨日 矢野大佐が 作戦畑に攻撃をしたんだって」 
「じゃ 矢野大佐 左遷させんされるじゃんないかぁ 」
「たしか この前 大将の誰かが 九州の第8師団に左遷されたよなぁ」
ヒソヒソと 将校達は、芽衣の噂で持ち切りだ。
それもそのはず 普段なら通常の作戦課 事務係の方に書類を持って行き その後 作戦畑の目に入るが
芽衣は、一つの工程を飛ばして 緊急の内容と評して 作戦畑に持って行ってしまった普段なら処罰対象だが
今回は、何かと免除されたらしい。
「山村 私なにか 変なの事したか?」
山村は、不満そうに 「はい しましたよ〜」と棒読みで言うしかなかった。
そうそうする内に 参謀本部作戦課事務長室に到着した。

「第15番企画室(仮)の矢野芽衣大佐です。」「同じく山村司郎少佐です。」
静かに 「入室したまえ」それだけが響く。
規則通りに敬礼をする 両者 
「どうぞ座って座って」
実の父である 矢野慎吾参謀本部長 その同期であり良き親友でもある
作戦課事務長が両者が座っていた。

「では、失礼します」
「まず名前を名乗らんとなぁ 参謀本部作戦課事務長黒崎 龍之介くろさき りゅうのすけだ宜しく」
黒崎は、芽衣と山村に一礼をした。
「さて 時間も無いので 担当直入力に言う 矢野芽衣大佐は、参謀本部作戦課及び 参謀本部長の権限により
現時点を持って 中将への昇級だ おめでとう 矢野芽衣中将」
中将って 中将? 二階級特進って ありえないだろうと。 何とも言えない気持ちになる芽衣であった。
「ありがとうございます 黒崎大将殿」
隣で見ていた 山村も口がポカンと空いていた。
「で 貴官達には、新たに新設予定である 陸軍参謀本部直轄の新設部隊の設立と これは、陸海の交渉次第だが新設合同工廠と新設合同研究の責任者となって貰うよ」
陸海の交渉次第なのは、まぁ 置いといて 新設部隊の設立 胸が高鳴る!!
「失礼な事をお聞きしますが 人員の規模は、どれくらいですか?」
黒崎は、間を開けた
「そうだなぁ 大隊3個程の規模で 人員の選定は、貴官に一任するよ。」
すると 慎吾が声を出した。
「将来的には、 機甲部隊を主軸とした 師団を作る予定何だかなぁ 」
「そうですね」 苦笑いで返す 芽衣
「なにか 他に要望は、無いか? 何でも言っていいぞ」
うん? 何でも言ってもいい? 
なににするかなぁ? 悩ましいなぁ あいっその事あれにするかぁ
「そうですね 私に特殊な権限を二つ下さい」
「「「 特殊な権限?」」」
3人とも 『どうゆうこと? 』見たいな顔をした。
「一つは、国家が非常事態の場合のみ 行使出来る権限と二つ目は、#####を下さい」
山村の顔がどんどん真っ青になっている
「大佐殿 二つ目の権限は、絶対に承認されませんよ」
耳元でそう言うの山村 
はっきりこれは、正直掛けだ  どちらに転ぶかは、分からない。
「よし 二つ権限を我々参謀本部は、承認しょう」
「ありがとうございます」
黒崎は、最後もの欲しいそうな顔をした。
「参謀本部直轄の部隊だからなぁ 名前は、どの様にする?」
うん どうしょう 山村の顔を見る。
うん やまだ やまた やま やた やた  「カァー カァー」 
「八咫烏部隊!!」行きよく声を上げる芽衣に3人とも 「八咫烏かぁ」
 と納得する 様子だった。

なにはともわれ 八咫烏部隊がここに誕生した!!

 ✦✦✦

「しかしなぁ お前の娘は、お前と一緒で 全く油断は、出来ないなぁ」
慎吾は、小声で 「そうだなぁ」としか言えないかった。 理由は、単純である。
自分の娘が あの様な不思議な言動をするか? 答えは、否だ ありえない。
「おい 慎吾大丈夫か?」
「いや 大丈夫だ」
そう答える慎吾を見て 黒崎は、違和感があったが 事情があるのだと 質問は、しなかった。
だが 黒崎の違和感が 後に 自分を締めっけるとは、まだ この時の 黒崎は、知らない
「慎吾 腹が減ったなぁ 食堂行くぞ」
「あぁ 分かったぞ もちろん金額は、お前持ちなぁ 」
そう言う黒崎と笑い合う 慎吾であった。




「おい 聞いたか 矢野大佐の 兼」 
「ああ 聞いたぞ まさか 作戦畑の人間に抗議行動をしたとか?」
「いやいや そこじゃないぞ さつき 人事課にいる同期に聞いたんだが 矢野大佐って 二階級特進だって」
「おい まじかよ 」
「おい 矢野大佐たぞ 」

噂が絶えない参謀本部と言う世界
地獄のスタンプラリー書類最終チェック印をやっと終わらす事が出来た。
はぁ 懐中時計を見るともう既に、正午過ぎていた。
参謀本部食堂は、流石に飽きて来たなぁ 山村も誘って 外食を、、、 そう言えば、銀行やら 人事課に行かないと
行けないらしい 山村は、「大丈夫です」と言っていたから まぁ 今回は、いいか

参謀本部から近場にある喫茶店なのか? 洋食屋なのか? 曖昧なお店がある。
その名も『Angel cat天使猫』と言う。
多数の神話などに登場する 羽の生えた猫のUMAだったけ? 似ているUMAで英国のWinged cat翼猫が有名
だった様な気がするなぁ
芽衣の腹の虫が 『グゥ〜』と テロ活動が激化される 仕方がない この店にするか
「何名様ですか?」
ウェイターに向かい指を一と立てる。
「一名様ですね こちらの席に」
案内されたのは、壁側のテーブル席だった。
無言でウェイターから渡されたメニュー表を見るが そこには、もうカオスしか言えない物が書かれている。
なんだよこれ 『魔女の特性日替わりメニュー』? 『甘い誘惑と欲望のペペロンチーノ 本日おすすめ!!』
その他様々 なんだよ ウェイターに突っ込もうか迷っているところに近くに来たウェイターが
「ご注文はお決まりでしょうか」と聞いて来たので恥ずかしながらも
「ええと『甘い誘惑と欲望のペペロンチーノ 本日おすすめ!!』」
ウェイターは、「かしこまりましたとだけいい 厨房の方へ向かった」

料理が来るまでの時間芽衣は、新設部隊をどうするかな悩んでいた。 
 私と山村が負担にならないかつ 数カ月間でより高度な作戦行動が出来る人員。
人員集めるにしろ 二つの方法がある。

一つ目は、完全に新兵を中心にした 新設部隊の設立。
もしくは、 各部隊から優秀な人材を募集する方法。
「うん どうするかなぁ〜」
「おや どうされましたか?」
恐らく作戦課の将校が 声をかけてきた 階級章を見る当たり 中将 同じ階級の軍人どうしだが
ダンディなおじさまの方が先輩だからこちら側が低い経験的に、、、からなぁ

「少し悩みごとですね」
「若い人は、いいですね しっかりと悩むからいいですね 相席よろしいですか?」
「はぁ 」
本当にはぁとしか言えない。相席に座った 初老のダンディなおじさまと
「所で貴方は、このような作戦を知っていますか? Operation Sonnen Blumeゾネンブルーメ作戦 と言う 作戦を、、、」
Operation Sonnen Blumeゾネンブルーメ作戦 確か ドイツ軍が英国反抗への反抗作戦だった 様な気が、、、 うる覚えだけど ロンメル将軍が行った作戦だったなぁ
「はい 知っていますよ ひまわり作戦の事ですよね」
ダンディなおじさまは、物凄い勢いで笑い出す。
「あの 『《他方戦略理論》 』 を作ったとなれば、これぐらい知ってておかしくないか?」
恐らく 前世のナチス幹部将校だろう? だが なぜマニアックな 反抗作戦を聞くのだ?
もっと有名な バルバロッサ作戦を知っているか? と言えば誰でも分かるのに 何か意味があるのかなぁ?
「おっと 名を名乗って無かったね 参謀本部作戦課所属の 尾崎 連おざき れん中将だ宜しく」
まぁ 予想をしては、いたが 参謀本部の人間か?
「 お話中に失礼します。  『甘い誘惑と欲望のペペロンチーノ 本日おすすめ!!』のご注文のお客様?」
「私です お先に失礼しますね」
「お先にどうぞ」
尾崎は、私が一口食べ終わったあと少し咳払いをして話始めた。
「食べながらでいいのでお聞きに下さい」
「はい」
恐らく 昔話をするだろうか?
「1944年 私は、エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメルと言う名前で あのちょび髭の野郎のお陰で
自殺を強要され 死にましたよ」
食べてる途中に芽衣は、食べてる物を吐き出しそうになった 
エルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメルって  あのロンメル将軍?!
咳払いをして 尾崎に興奮気味に 話かけた
「貴方は、あのロンメル将軍 ってあのロンメル将軍ですか?」
「そうですよ 私の前世がエルヴィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメルこと ロンメル将軍ですよ」
興奮を抑えられない芽衣。
砂漠の狐と言われた ロンメル将軍 彼の最後は、ちょび髭ヒトラーの命令により
自殺(服毒死)した。 
「しかし 何故か 私は、気づいていたら 極東の大日本帝国に転生してしまった 恐らく貴方も転生者ですか?」
思わぬことを聞いた 話を整理するに 服毒死したロンメル将軍がある時 気づいたら 日本に転生した?
転生したと言う点では、共通しているが、、、
「 転生したと言う点は、共通していますけど、、、」
そうかと頷いた尾崎 
「貴方の『《他方戦略理論》 』を見せて思ったのは、ほぼ完璧過ぎる 理論ですよ」
興奮気味に話す尾崎。
「まぁ 現状の戦車では、無理ですけどね」
「それもそうですけど 貴方は、いつの時代から転生したのですか?」
「いつの時代からと言われると ここの時代からもっと未来とでも言いましょうか」
小声でそうですかと言う当たり なにか聞きたいのだろう。
ちょうど ペペロンチーノを食べ終わったので本格的に話す 芽衣であった。
「そうですか未来てすか? 私の前世からの思いなんですが 第三帝国ドイツは、どうなりましたか?」
ふぅと 大きく息を吸う芽衣 それを見た 尾崎は、ビッグとした。
「率直に言えば、 第三帝国ドイツは、1945年6月5日に終戦しました」
「そうか やはり戦争には、負けたのか、、、」
やはり悔しそうに、している尾崎だったが意外な質問をして来た。
「日本は、どうなった?」
渋々答える芽衣 「米国製の二つの原子爆弾を長崎・広島に落とされ1945年8月15日に終戦しました」
驚く尾崎
「まさか あの米国は、あの爆弾を完成させていたのか? だが あの爆弾の威力は、凄まじいはず
だから 民間人の多いいる 地域の使用 いや 使うこと自体がおかしいぞ 」
やはり 前世のナチスの科学力は、異常だと言うことが見て取れる。
「そうですが ある説では、米国は、ソ連への牽制の為に使われた説や実験だという説もありますが
罪のない 民間人を多く殺したのは、事実ですが、、、 すみません 急に暗い話になって」
言葉を濁す芽衣を見て この 話は、あまり触れては、行けないと覚える尾崎であった
「いや こちらこそ すまんなぁ」
いや 謝ることでは、ない 歴史書を見る限りの 第二次世界大戦は、確かに狂っていた。
国際法なんて守るのは、当たり前だが 第二次世界大戦は、国際法を守っている軍の方が珍しいと言うのが
現状だった。 米国の原爆にしろ どの歴史書を見る限り 第二次世界大戦は、最も狂っている戦争だと
私は、思う。 
「だが 今だから言えるがあの戦争は、 翌々考えて見ると参戦国全て狂っていたと思う もし我々の様に転生がいた と考えると 背筋が凍るよ 本当に、、、」
「そうですね 私も考えると本当に背筋凍りますよ」
そっから 数分間出会ったが 今後の日本について語りつた。
かの 有名な将軍である ロンメル将軍が日本側に居るのは、とても良いことだが
それは、同時に 私達の様のような転生者が居ると言う事だ そこだけは、しっかりと注意しないと行けないと
話した。 
そこから 色んな事を話した。 例えば、昔のドイツ話や 前世のガールフレンドが、、、
結論から言って ロンメル将軍は、とってもフレンドリー何だと思った こんな上司がいたら 女性は、ほぼ
イチコロだよ と思った。

そんな事も考えながら 我々のお昼休憩の終了時間が着々に迫ってくる。
「最後なんですが まだ先の話なんですが 現代戦車の部隊が出来たら 指揮官になってくれませんか?」
これは、芽衣にとって ある意味掛けだった。 
了承さえ 得られば、世界最強機甲旅団が完成すると考えていた。
「その時は、力に成りましょう 我がKönig
そう 言う 尾崎を聞いて 芽衣は、笑顔で答える 「その時は、宜しく頼みます」
一礼添えて 会計へと向かう芽衣であった。

「もしも末期大日本帝国にミリオタが転生してみたら」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「戦記」の人気作品

コメント

コメントを書く