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水魔法しか使えませんっ!〜自称ポンコツ魔法使いの、絶対に注目されない生活〜

地蔵さん

決着

『従え』




いよいよ差し迫ってきたな。
でも、こっちもやっと準備が整った。




この目の上のたんこぶについてずっと観察と解析をしてたんだ。
この光の塊は対象と契約を結んで、相手の同意を得ると、対象の頭の中にキーワードに対応する魔方陣を焼き付けていく魔法。
ただ、相手が同意しなかった場合は光魔法で従わせるなり気絶させるなりして強制的に契約を結ぶ。
しかも断れば断るほどペナルティとして使える魔法は少なくなっていく。




当然こいつも魔力の塊。何度も魔法を使っていればいつかは自分自身を維持できなくなる。
とはいえ、こんな厄介な魔法がただ魔力切れで自然消滅なんて生易しい事にはならない。




『死ね』




瞬間、先程までの電流とは比べ物にならないレベルの雷が放たれた。
この魔法の残りの魔力を全てつぎ込んだ雷だ。
当然、今の俺には防御しきれない威力だし、避けること
もできない。




でも、大丈夫。というかもう終わった。
もう無駄に光ってるのは魔力を使い果たして消えてしまった。
俺の目の前には水で作った線が伸び、ベッドや床等へ繋がっている。
この水は花瓶に入っていたものだけど、こいつを媒介に避雷針にして雷を全部散らしてやった。




全く、額の同じ位置に電流流しやがって。
おかげで避雷針を置きやすくて助かったわ。




それにしても恐ろしい魔法を幼児にかけるんだな、この世界の常識なのか知らんけど。
本来は3才くらいでかけるような話ではあったけれども、なんにせよ対処できて良かった。




電流流されて命令されながら、前世のことがフラッシュバックした。




俺は上からの命令に従って生きてきた、嫌なことも悪いことも指示通りにやって、最後に切り捨てられてしまったんだ。




いままでの悪事の責任を全部押し付けて自殺に見せかけて、、、




今の契約魔法に命令されたときの拒否反応は、全部ここからきたものだったのかもしれない。




よし、今回の人生では絶対に組織の歯車になったり、上から命令されるだけの存在にはならない!


どこか辺境の地でゆっくり農業とか狩りとかして暮らす!




それを目標にやって行こう!




その為にはまず力を蓄えて、誰にもバレないように力を使えるようにトレーニングだ。



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