異世界では幸せに。
思ってた以上に早い!by作者
僕は全てを話した。地球で死んだこと。地球では地球の神のせいとは言え自分のせいでたくさんの人を死なせてしまったこと。
アルス様に鍛えてもらいこの世界に転生したこと。
「つまり貴方はその地球の神のせいで不幸だったんでしょ?」
リーシア様はそう言うが、
「だけど、僕の近くにいることでまた誰か不幸にさせてしまう。僕のどこかにそう思っている自分がいて」
リーシア様が簡単なことでしょ、と言って続けて
「だったら貴方が守りなさい。貴方はそれだけの力を持っている。もし不安だったらカールと戦ってみなさい」
カール様と戦う?
「カール様と戦ってどうするんですか?」
僕は理由を聞く。
「カールは唯一の国王で現役の冒険者でもあるのよ」
リーシア様に続きカール様は
「獣王国は実力の世界でもあるからね」
つまり獣王国で一番強いってことか。それなら確かに勝てたなら守ることが出来る自信がつくかもしれない。ここは提案にのるしかない。
「わかりました。よろしくお願いしますカール様」
「じゃあ中庭にでも行こうかしら」
リーシア様の後に僕たちはついて行った。
「はぁはぁ」
僕は目の前に片膝をついているカール様を見ながら息を整えていた。カール様はスピードタイプの剣士だった。
スピードで翻弄して一撃一撃を与えようとしてきた。
だけど僕には遅く見えた。アルス様と比べたら月とスッポン、強さが全然違った。
するとスフィア様が、
「ねぇレイ君?現役の冒険者が手も足も出せずに一方的にやられたの貴方はこんなに強いのにアイリスちゃんやシスティアを守れないの?」
「僕は強いのかもしれません。だけど、僕が絶対に守ってあげれるとは限らない!守れなかったら貴方達の娘さん達が死んでしまうんですよ!なんでそこまでして僕と付き合わそうとするんですか?!」
僕が強いのはそうかもしれない。だけど僕はもう人が死ぬのを見たくない。父さんと母さんが死んだ時、あんなに元気に出かけたのに次に会ったときには肌は青白くとても冷たかった。おじいちゃんのときだってそうだ。だから、アリスとティアをもし守れなかったら僕はどうなるか分からない。
僕の言葉を聞いて考えていたスフィア様は、
「誰だって必ず守れることなんてないの。誰しも必ず死を迎えるわ。」
リーシア様が
「それにね、あの子達子供の幸せを願う、それが私達親の務めなの。あの子達が幸せならそれでいい。これは私の勘だけどあの子達は貴方と一緒にいれたら幸せになれるそう思うの」
すると中庭に入って来たときの扉が勢いよく開き、
「レイ君!わ、私はレイ君と一緒にいたい!」
「レイ君、私もアリスと同じレイ君と一緒いたい。レイ君以外の人とはいやです!」
「ほら、レイ君貴方この子達にここまで言わせて何もしないの?」
リーシア様が背に回り僕の背中を押された。
僕はそのままアリスとティアの前に来た。
「まだ会って4日目だよ?」
「それでも構いません!」
とアリス。
「君達を守れるとは限らない」
「だったら私達も強くなります!」
とティア。
「なんで僕のことを好きになったの?」
「「一目惚れです!」」
と顔を赤くしながらも言ってくれる二人。
僕は二人を抱きしめた。まだ体が小さく二人をしっかり抱きしめられていないが二人から背に手を回され強く抱きしめあった。
たぶん、僕も二人に一目惚れしたんだと思う。
離したくない、二人を護りたい、幸せにしたい。
そんな言葉が僕の頭を駆け巡った。
「付き合って下さい。」
抱きしめている彼女達の耳元で僕はそう呟いた。
「「はい!」」
二人は涙を流しながら僕を強く抱きしめてきた。
アルス様に鍛えてもらいこの世界に転生したこと。
「つまり貴方はその地球の神のせいで不幸だったんでしょ?」
リーシア様はそう言うが、
「だけど、僕の近くにいることでまた誰か不幸にさせてしまう。僕のどこかにそう思っている自分がいて」
リーシア様が簡単なことでしょ、と言って続けて
「だったら貴方が守りなさい。貴方はそれだけの力を持っている。もし不安だったらカールと戦ってみなさい」
カール様と戦う?
「カール様と戦ってどうするんですか?」
僕は理由を聞く。
「カールは唯一の国王で現役の冒険者でもあるのよ」
リーシア様に続きカール様は
「獣王国は実力の世界でもあるからね」
つまり獣王国で一番強いってことか。それなら確かに勝てたなら守ることが出来る自信がつくかもしれない。ここは提案にのるしかない。
「わかりました。よろしくお願いしますカール様」
「じゃあ中庭にでも行こうかしら」
リーシア様の後に僕たちはついて行った。
「はぁはぁ」
僕は目の前に片膝をついているカール様を見ながら息を整えていた。カール様はスピードタイプの剣士だった。
スピードで翻弄して一撃一撃を与えようとしてきた。
だけど僕には遅く見えた。アルス様と比べたら月とスッポン、強さが全然違った。
するとスフィア様が、
「ねぇレイ君?現役の冒険者が手も足も出せずに一方的にやられたの貴方はこんなに強いのにアイリスちゃんやシスティアを守れないの?」
「僕は強いのかもしれません。だけど、僕が絶対に守ってあげれるとは限らない!守れなかったら貴方達の娘さん達が死んでしまうんですよ!なんでそこまでして僕と付き合わそうとするんですか?!」
僕が強いのはそうかもしれない。だけど僕はもう人が死ぬのを見たくない。父さんと母さんが死んだ時、あんなに元気に出かけたのに次に会ったときには肌は青白くとても冷たかった。おじいちゃんのときだってそうだ。だから、アリスとティアをもし守れなかったら僕はどうなるか分からない。
僕の言葉を聞いて考えていたスフィア様は、
「誰だって必ず守れることなんてないの。誰しも必ず死を迎えるわ。」
リーシア様が
「それにね、あの子達子供の幸せを願う、それが私達親の務めなの。あの子達が幸せならそれでいい。これは私の勘だけどあの子達は貴方と一緒にいれたら幸せになれるそう思うの」
すると中庭に入って来たときの扉が勢いよく開き、
「レイ君!わ、私はレイ君と一緒にいたい!」
「レイ君、私もアリスと同じレイ君と一緒いたい。レイ君以外の人とはいやです!」
「ほら、レイ君貴方この子達にここまで言わせて何もしないの?」
リーシア様が背に回り僕の背中を押された。
僕はそのままアリスとティアの前に来た。
「まだ会って4日目だよ?」
「それでも構いません!」
とアリス。
「君達を守れるとは限らない」
「だったら私達も強くなります!」
とティア。
「なんで僕のことを好きになったの?」
「「一目惚れです!」」
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