異世界の神

意識が戻って来る感覚。前を見ると目の前にはとてもかっこいいイケメンがいた。

「やあ起きたかい？赤坂　零君突然だけど君には僕の世界で生活してもらうよ。」

いや、ほんと突然だろ。何言ってんだこの人。
いきなり僕の世界とかコイツ絶対厨二か頭沸いてるだろ。

「ははは、いきなり辛辣だね、君。ところでどこまで覚えてる？」

「いや、辛辣も何もって、え？僕喋ってないよね？なんでわかるの？」

「それは当然僕が神だからだよ。そんなどうでもいいことは置いておいて君は今の自分の状況を理解してる？それとどこまでの事を覚えて？君死んでるからね」

は？俺死んでるの？それに今の状況ってどこまで覚えてるかなんて。あっ！

「あのーもしかして死因って青井を突き飛ばした後にトラックに轢
かれたって事ですか？」

「そうだよ。それもかなりのスピードで君は跳ねられて、そのあと壁にぶつかってそのままトラックが君を壁と挟む形で君は潰されたよ」

俺死んでるのかー、やっぱり俺は人を不幸にするんだな。
そういえば青井さんは無事かな？

「あの、青井さんは無事ですか？」

「君の近くにいた女の子なら無事だよ。君が突き飛ばしたときに少し擦りむいちゃったけど。それ以外なら無傷だよ」

あーよかった僕の不幸に巻き込む訳にはいかなかったし、守れてよかった。だけど怪我させちゃったのかー
すると自称神が

「で、今の君の状態は魂だけなんだよね。自分の体を見ればわかるよ。今君のいる場所は神界で、君がいた地球と僕の世界を繋ぐための場所だと思っていいよ。
それと、僕は自称神じゃなくてしっかりとした神だから。
自己紹介もしていなかったねついでにさせてもらうよ。
僕の名前はアルス、君に行ってもらう世界の神だよ。まぁ、神の中ではまだまだ下っ端なんだけどね」

僕は自分の右手に視線を向けたがそこには何も無かった。
今の状態を確認した僕は質問をした。

「あの今の僕の状態はわかりました。僕がアルス様の世界に転生したとして、僕は戦闘とか何もできませんよ」

「大丈夫だよ体は僕が創造つくるから丈夫だし戦い方はまぁ、うんそうだなぁー・・・僕が教えるよ僕の世界で簡単に生活出来る程度にはそれでどうだい？」

アルス様が作ってくれて丈夫なら、それにその世界でしっかりと生活できるならいいかもな。あっでも作って貰えるなら姿だけは先に見ておきたいな自分の姿くらい覚えてなきゃ行いけないし。

「体を作って貰えるならお願いします。それと、その姿って見せてもらえますか？」

「いいよ、はいっ、これが君の体ね」

すると僕の周りが急に光り僕を覆った。
そして、アルス様から手鏡を渡され、それを受け取った。
ん？受け取った？あ！手、足、体がある。
とりあえず顔を確認した。髪の色は銀色で眼は蒼色だった。
顔はスッゴイイケメン地球とは比べ物にならないと思う、たぶん。
これが僕が転生するときのからだかぁーすごいうれしい。

「どう？気に入った？まぁ聞かなくても心の声漏れてるけどね
じゃあという訳で戦い方を一から教えるね」

いつの間にか僕は異世界に行く事を決めていた。
それから僕はアルス様に戦い方を教えてもらうことになった。

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