恋と愛

真夜中 静

愛=独占

「愛」になった頃にはその人だけがひたすらに欲しいと思ってしまう。
他には何も要らない、ただあなたと一緒にいたい。心も身体もあなたにだけ…。
この人だけで満たされたい。
この人を満たしたい。
そう思うのが私。
自分が歪んでいると自覚があるから、一般人から見たら恋のまま、考えが甘い、成長しない、重いなどと言われるのは予想がつく。
ひとつ前の愛の意味とはズレているから。
あえてここでは自分の考えを貫かせていただきます。

「残りの人生、私の時間はあなたにあげる。
だから一緒に過ごして、あなたの時間も頂戴」
思わなくはないが、さすがに自分でも重いと思ってしまう。
相手と過ごす時間がもっと欲しいとは思いませんか?
独り占めしたいと思いませんか?
別れが惜しいと思いませんか?
正直、これを愛と呼んでいいのか。
恋でも愛でもない気もするが私の中では愛なのだと思う。
それ以上がないから。
「愛は育てていくもの」と聞いたことがある。
育った結果がこれである。
もう恋も愛もできないかもしれない。
そう思う事も多々ある。
でもドキドキしたいし、一緒がいいと思ってしまう。

私の理想としては、
一緒にいてくれてありがとう。
一緒にいさせてくれてありがとう。
の関係ではないかと思う。
当たり前だと思ってはいけない。
これは身に染みて感じた。

「エッセイ」の人気作品

コメント

コメントを書く