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アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた

三葉 空

36 大好きだから

 いつものように、光さんの部屋で夕ご飯を食べていた時のこと。

「え、光さんのご両親が?」

「うん、そうなの。伊織くんに会いたいって」

「いや、それは……」

「やっぱり気が進まないかな? 断っても良いんだよ?」

 光さんはそう言ってくれるけど……

「いや、会います。だって俺、光さんとのこと、真剣だから」

「伊織くん……嬉しい」

 そして、週末を利用して、俺たちは光さんの両親の下に向かった。

「ひ、光さん。やっぱり、スーツの方が良かったかな?」

「良いのよ、そんなに堅苦しくしなくて。ちょっと、顔を見せる程度だから」

「そ、そうっすか」

 俺はドキドキしながら、光さんの実家にお邪魔した。

「あら、お帰りなさい、光」

「ただいま、お母さん」

「まっ、そちらの方が……」

「は、初めまして。山本伊織と申します」

「へぇ~、なかなかイケメンじゃない。光、あんたやるわね~」

「か、からかわないでよ。お父さんは?」

「リビングで待っているわよ。さあ、上がってちょうだい」

「お邪魔します」

 そして、リビングに行くと、

「お父さん、光が帰って来ましたよ。彼氏同伴で」

「おお、そうか」

「ただいま、お父さん」

「は、初めまして」

 俺はもしかしたら、怒られてしまうかもしれないと思ったけど。

「いや~、ありがたいねぇ。行き遅れかけていた娘と付き合ってくれるなんて」

「そんな、行き遅れなんて。光さんはとても魅力的な女性ですよ。俺になんてもったいないくらいで!」

「あはは、君はなかなか熱い男だねぇ」

「良いわね~」

 光さんのお父さんもお母さんも、すごく気さくな人たちで。

 とても楽しい時間を過ごすことが出来た。

「ねえ、二人とも。せっかくだから、泊まって行きなさいよ」

「えっ? 伊織くん、どうする?」

「じゃあ、お言葉に甘えて、お世話になります!」

「よーし、未来の息子と一緒に酒でも飲むかな~」

「あらやだ、お父さんってば~」

「は、恥ずかしい……」



      ◇



 俺と光さんは暗くした部屋で布団の中にいた。

 二つの布団は、ぴったりとくっついている。

「ごめんね、伊織くん。騒がしい両親で」

「いや、マジで楽しかったよ」

「それなら良かった」

「うん。これで、安心して光さんとも結婚ができるよ」

「伊織くん……」

 俺と光さんは互いの吐息が触れ合う距離まで近付く。

 そして、キスをした。

「……んっ」

「あっ」

「どうしたの?」

「光さんのおっぱいの感触が……最高」

「もう、おっぱい星人なんだから」

「じゃあ、もっと光さんのおっぱい、ちょうだい」

「あっ、こら、ちょっと……あんっ♡」



      ◇



 翌朝、光さんのご両親と別れる時。

「そうだ、光。今度は、伊織くんのご両親にお前があいさつに行かないとな」

「そうね、それが良いわ」

「い、良いんですか?」

 俺が言うと、

「そうね、私も伊織くんのご両親に会いたいわ。気に入ってもらえるか、分からないけど」

「それは大丈夫ですよ」

「どうして?」

「だって、母さんは気さくだし。父さんは……おっぱい星人だから」

「そ、そうなの? じゃあ、伊織くんがおっぱい星人なのは……」

「父親譲りです!」

「ナハハ! 乳だけにってか!」

「ちょっと、お父さん! オヤジギャグはやめてなさい!」

「も、もう、恥ずかしいよ……」

 光さんは顔をうつむけてしまう。

「あはは、やっぱり、嫌かな?」

 俺が苦笑しながら言うと、光さんは再び顔を上げる。

「良いの。伊織くんのことが大好きだから」

「俺もだよ、光さん」

 俺と光さんは、お互いの手を離さないように、ぎゅっと握り合った。






『アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた』



 (完)







「アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた 」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

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