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アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた

三葉 空

13 年下の彼のことが好き過ぎて……

 体操着姿の光さんを公園の茂みに連れ込んだ。


「ちょ、ちょっと、伊織くん」


 困惑する光さんの声を聞きつつも、俺は彼女を木陰のそばに連れて行く。


 彼女を木の幹にもたれさせ、俺はそこに手を突く。


 まるで、壁ドンのような状態になった。


「い、伊織くん……」


「……ごめんなさい、光さん。俺、もう限界です」


 間近でお互いに見つめ合いながら、吐息を乱していた。


 俺は光さんにキスをする。


「んぅ……」


 舌を絡ませ、必死に光さんを求めてしまう。


 今の俺は、正に発情した犬にも等しい。


 大好きな光さんのことを本能から求めて止まない。


 好きだ、好きだと思いながら、彼女の口内を蹂躙して行く。


「……ぷはっ……伊織くん……」


「……光さん、嫌だったら拒否して下さい……こんな外でするなんて、お行儀が悪いですもんね」


「……それが分かっているなら、どうしてお外でしようと思ったの?」


「それは……光さんの体操着姿がエロすぎるからです。ユッサユサのボインボインで」


「やだ、そんな……」


「でも、通りすがる男たちも光さんのエロい姿を見ていました。俺はそれが……ちょっと、許せなくて。光さんは俺の彼女なのに……何て、嫉妬深くて気持ち悪いですよね?」


 俺がシュンとして言うと、光さんはクスリと笑う。


「そんなことないわよ。私、とても嬉しい」


「本当に?」


「うん。だって、私も伊織くんが他の女の子と仲良くしていたら……きっと、嫉妬しちゃう」


「光さん……そんなこと言われたら、もう止まらないよ?」


「うん、良いよ……けど、声はちゃんと抑えてね?」


「光さんもね」


「こら、年下のくせに生意気だぞ?」


 光さんはおどけて舌を出した。


 俺はそんな彼女を抱き寄せて、その舌を軽く吸った。




      ◇




 どうしよう。


 私は、自分がこんなに嫌らしい女だったことに、驚いている。


 昔から、運動部に所属して健全に生きて来た。


 就職先も小学校の先生で、健全だと自負していた。


 そんな私が、たまたま引っ越した先のお隣さんだった年下の男の子に……こんなにハマっちゃうなんて。


「光さん……可愛いよ、光さん……」


 必死に、私のことを求めてくれる彼の姿が、愛おしい。


 自分で言うのもなんだけど、昔から男性によくアプローチを受けて来た。


 たぶん、他の女子よりも大きく膨らんだこの胸が目当てだったりするんだろうけど。


 でも、誰の告白も誘いも受け入れなかった。


 結婚するまで処女を守りたいとか、そんな気持ちがある訳じゃなかったんだけど。


 何となく、違うかなと思って、ダラダラとこの歳まで来てしまった。


 今でも、学校の同僚の男性からアプローチは受けたりするけど。


 それも笑顔で適当に誤魔化して来た。


 でも……何で伊織くんのことは、こんなに受け入れてしまうんだろう?


 お酒に酔った勢いとはいえ、キスまでしてしまって……


 ああ、でも、そうか。


 彼は最初に会った時、私の胸を見ないようにしてくれたんだ。


 本当はすごく興味津々だったろうに。


 そんな優しさと可愛さが、たまらなく好きになったんだ。


「……伊織くん」


「なに、光さん?」


「……好きよ」


 彼の目を見て、真っ直ぐに伝えた。


 すると、彼は一瞬だけ震えた。


 その目から、涙がこぼれる。


「えっ、どうしたの?」


「あ、すみません。俺、今までの人生で、女子にそんなこと言われたの初めてだから……マジで嬉しくて」


 キュン、と胸が締め付けられた。


 え、何コレ? 何なのコレ?


 胸がすごく苦しいのに、すごく幸せな……愛しい気持ち。


 この子は……伊織くんは、どこまで可愛いの? どこまで、私をキュンキュンさせてくれるの?


 やっぱり、私……


「……あなたの子供が欲しい」


 結婚は好き嫌いでするものじゃない。


 子作りも。


 でも、やっぱり、本当に好きな人と結婚したいし、本当に好きな人の子供が……欲しい。


「伊織くん……今、ゴムが無いから……そのままして良いよ?」


 もう、自分でも何を言っているのか、訳が分からない。


 何だか、涙も溢れて来たし。


 最初、茂みに連れ込まれた時はどうせエッチなことをするんでしょ、と少し怒ったけど。


 私が伊織くんのことを好き過ぎて……


「……光さん、俺メチャ嬉しいです。俺も、光さんと直接つながりたいです」


「うん、良いよ。来て……」


 私は潤んだ瞳で彼に訴えた。


「……でも、やっぱりやめておきます。今は、まだ」


「えっ?」


「俺、本当に光さんのことが好きだから、いい加減なことはしたくないんです。もし、このまま勢いでエッチをして、子供が出来ちゃったら……俺たちだけじゃなくて、周りの人たちいも迷惑をかけちゃいます」


「伊織くん……」


「俺、初めて会った時から、キラキラと輝いている光さんのことが好きなんです。だから、その笑顔を曇らせたくないし、守りたい。そのためなら、俺のしょうもない性欲なんていくらでも我慢します」


 何、この子……超カッコイイんだけど……


「……ひどいよ、伊織くん」


「えっ?」


「そんなこと言われたら、もう本当に、あなた以外のことを考えられなくなっちゃう」


「ご、ごめんなさい」


「謝ることはないよ」


 私は目元の涙を拭う。


 それから、ちゅっと伊織くんにキスをした。


「早くお家に帰りましょう? そうしたら、一緒にお風呂に入って、汗を流そ?」


「い、一緒にお風呂……光さんと」


 ギン!


「あっ」


 私は元気よく立ち上がった彼のアレを見て、思わず口を押えてしまう。


「い、伊織くん、そんなんで走れる?」


「ええ、構いません。お家に帰るまで、我慢できますから」


「わ、私はちょっと、恥ずかしいんだけど……」


 そんなことを言いつつも、私は伊織くんと手をつないで走って帰った。








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