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アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた

三葉 空

8 お互いにドキドキする

 5月が近付くにつれて、気温も徐々に上がって行った。


 そのため……


「おはよう、伊織くん」


 今日もさわやかな笑顔がまぶしい俺の年上の彼女、光さん。


 その服装が、少しばかり薄手になって。


 白くきれいな腕のラインに見惚れてしまう。


 スラっと伸びる脚にも見惚れてしまう。


 けど、俺が一番見惚れるのはやっぱり……おっぱい。


 全体的にスレンダーでほっそりしているのに、そこだけボンッと主張が激しい。


 今さらだけど、何てエッチで素敵なお姉さんなんだ。


「どうしたの? そんな風に見つめられると、照れちゃうな」


「あ、ごめんなさい」


 俺はぎこちなく笑って言う。


「そういえば、光さんってGWは予定とかあるんですか?」


「GWも仕事なの」


「あ、そうなんだ。やっぱり、先生って大変な仕事ですね」


「そうね。でも、楽しいから」


「さすがです。けど、そっか。GWに光さんと出かけたいなと思ったけど……難しいですよね」


「伊織くん……」


 すると、光さんが俺の方に歩み寄って来た。


 俺はいまだに、この人の何気ない所作にドキドキしてしまう。


「GWはどこも混むから……お家で二人きりで、ゆっくりしよ?」


 小首をかしげる年上のお姉さん……ヤバすぎる。


 うっかりすると、そのまま俺の魂が天に召されてしまいそうだ。


「そ、そうしましょう」


「うふふ。じゃあ、行って来るね」


 光さんは眩い笑顔のまま手を振って行った。


 不思議だ。


 今まで、美人や可愛い人を見るとムスコが元気になっていたのに。


 光さんの前だと、とても大人しく良い子だ。


 その代わり、俺の心は激しくキュンキュンしている。


 そうか、俺はやっぱり、光さんのことが好きなんだ。


「よし、光さんにふさわしい男になるために、俺もがんばろう」


 まずは、きちんと大学で授業を受けて勉強しよう。


 俺もまた歩き出した。




      ◇




「で、年下の彼氏くんとの交際はどうよ?」


 いつものように、同僚で親友の美恵子とお昼ごはんを食べていた時のこと。


「順調よ」


「エッチの方は?」


「こら」


「はいはい、ごめんね」


 美恵子は小さく舌を出す。


「ていうかさ、一つ思ったんだけど」


「何かしら?」


「あんた達って、同じアパートのとなり同士なんでしょ?」


「うん」


「いっそのこと、同じ部屋で暮らしたら?」


「えっ?」


「その方がずっと一緒にいられるし、家賃も浮くでしょ?」


 美恵子はニヤっと笑って言う。


「あ、でも別れた時のリスクが大きいか。まあ、おとなりな時点でアレだけど」


「そうね。私と伊織くんは年が離れているから、いつ別れるかも分からないわ」


「ごめん、別れるは言い過ぎたよ」


「ううん、良いの。けど、私は少しでも長く、伊織くんとお付き合いがしたいなって、思っているよ」


 私は言う。


「それにね、一緒の部屋に住んでいない方が、ドキドキするの。毎朝起きて、部屋を出る時。また、伊織くんに会えるかなって」


「光……あんた、本当に心がきれいな子だね」


「そ、そんなことないわよ」


「けど、分かるよ、あんたの言っていること」


 美恵子はくすりと笑う。


「けど、GWは残念ね。あたしらは普通に仕事だから」


「うん。けど、伊織くんとお部屋でまったり過ごすって決めているの」


「ラブいね~。けど、本当にまったりするだけ?」


「こら、美恵子」


「その大きな胸で、挟んであげたりしているの?」


「うっ、それは……この前、リクエストされたから」


「リクエストとか……あんたら、どこまで可愛いんだよ」


「か、からかわないで」


 私は頬がボッと熱くなってしまう。


「ねえねえ、あたしも光の彼氏くんを見たいな」


「えっ?」


「あ、勘違いしないでね。別に取ったりしないわよ。あたしも彼氏がいるから」


「サラリーマンの人だっけ?」


「そうそう、枯れたおっさんよ。だから、ピュアな青年のエキスをちょこっとばかり」


「こら、やっぱり伊織くんにちょっかいを出すつもりでしょ」


「ほんのちょこっとだけ」


「ダメよ」


 私はついムキになってしまう自分に気が付いた。


 案の定、美恵子はくすりと笑う。


「光ってば、かーわいい」


「う、うるさい」


「じゃあ、あんたが大好きな彼氏くんに手は出さないから、3人で鍋でもしない?」


「うん、分かった。伊織くんにも聞いてみるね」


「よろしく」


 その時、私のスマホがLINEを告げる。


『光さん、お昼ごはん中ですか? 俺は午前中で講義が終わりなんですけど、図書館で勉強してから帰ります。また、光さんのお部屋にお邪魔しても良いですか?』


 彼の言葉に触れただけで、つい口元が綻んでしまう。


「彼氏から?」


「うん」


「ラブいね~」


 そんな美恵子のちょっかいも、今はくすぐったいくらいだった。








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