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アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた

三葉 空

5 年下の彼のこと

「ひかりせんせーい、今日もおっぱい大きいね」


「こら、そんなこと言っちゃダメよ?」


 子供たちは無邪気で可愛い。


 時には手を焼くこともあるけど、この仕事をやっていて良かった。


「ねーねー、ひかりせんせい」


「ん、どうしたの?」


「せんせいって、彼氏はいるの?」


「へっ?」


「ぼく、せんせいの彼氏になりたい」


「お前、ズルいぞ。ぼくだってせんせいのことが好きなんだ」


「ぼくだって!」


 男の子たちが揉めるので、私は止める。


「ほら、そんな話ばかりしていないで。早く準備運動しなさい。ケガするわよ?」


「「「はーい!」」」


 男の子たちは元気よく駆けて行く。


「ふぅ……ドキッとしたなぁ」



「何が?」


 ふいにそばに立っていたのは、同僚の林美恵子はやしみえこだ。


「わっ、ビックリした」


「光、お昼休みに話そうか」


 美恵子が私の肩にポンと手を置く。


「あ、ははは」


 私はぎこちなく笑った。




      ◇




「え? 引っ越したアパートのおとなりさんと、いきなりエッチした? しかも、相手は年下の大学生?」


 話の内容がアレなので、他の先生に聞かれないために、私たちは校庭のベンチでお昼ご飯を食べていた。


「うん」


「マジか……真面目な光が……意外ね」


「や、やっぱり、いきなりエッチするっておかしいのかな?」


「いや、そんなことはないよ。相手も学生とはいえ、ちゃんと20歳なんでしょ?」


「う、うん」


「で、どんな彼なの? イケメン?」


「と、特別にイケメンって訳じゃないけど……何か話しやすいというか、一緒にいて落ち着くというか……」


「それが一番ね。で、もう付き合っているの?」


「そ、そうなるのかな」


「ふぅん? で、その巨乳を彼にモミモミされた訳ね。子供たちに揉まれるのと訳が違ったでしょ?」


「うん、何かすごかった」


「あんた、随分と正直に答えるのね」


「はっ……もう、言わないで」


「けど、この事実を知ったら、他の男教師どもはガッカリするだろうな。みんな、光のことを狙っていたから。おっぱいの吸引力はすごいわ」


「もう、おっぱい、おっぱいって言わないでよ」


「ごめん、ごめん。けど、Bカップが関の山なあたしからすれば、そのFだかGカップなおっぱいは本当にうらやましいわ。ていうか、彼氏が出来て揉まれまくったら、また成長するんじゃない?」


「い、嫌よ、この歳になってそんな、恥ずかしい」


「けど、彼氏は喜ぶんじゃない?」


「伊織くんが……」


「へえ、伊織くんって言うんだ」


「あっ……」


 私は気恥ずかしくて、つい顔を俯けてしまう。


「まあ、どうせなら楽しくお付き合いしなさいよ。あんたは真面目だから、年下相手にとか思うだろうけど。最近の男は年上好きが多いんだから、むしろ自信を持って行きなさい。そのおっぱいに」


「もう、またおっぱいの話ばかり……あっ、でも、伊織くんもおっぱいばかり言っていたな」


「良かったじゃん、おっぱい星人な彼氏で」


「やだもう、恥ずかしい……」


 私は両手で顔を覆った。




      ◇




 アパートに帰ると、玄関さきで光さんと出くわした。


「あっ、お帰りなさい、伊織くん」


「た、ただいまです」


「今日はこれからバイトなんだっけ?」


「はい、そうなんです」


「そっか……」


 光さんは顔を俯けてしまう。


「あの、光さん?」


 俺が歩み寄った時、光さんがふっと顔を上げる。


 そして、ちゅっとキスをされた。


「……えっ?」


 俺は指先で唇を撫でながら、呆然としてしまう。


 目の前の光さんはかすかに頬を赤らめながら、


「バイト、頑張ってね」


「あ、はい」


 光さんはそそくさと自分の部屋に入ろうとする。


「あの、光さん」


「えっ?」


「今度、バイト代が入ったら……デートしませんか?」


 光さんは目を丸くする。


「ダメですか?」


「ううん、そんなことない。嬉しいよ」


「じゃ、じゃあ、バイト行って来ます」


「行ってらっしゃい」


 光さんはニコリと微笑む。


 やっぱり、この人は可愛くて素敵だなと思った。








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