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アパートのとなりに引っ越して来た年上のお姉さんが美人でしかも巨乳だったけど、紳士でいたいからひたすら目を逸らしていたら『普通に見て良いよ』と言ってくれた

三葉 空

3 鍋とお酒で火照って……

 ぐつぐつ、と煮えたつ鍋を風景にしながら。


「そういえば、町田さんは何の先生なんですか?」


「主に国語の先生よ。けど、小学校の先生って色々なことを教えなくちゃいけないから。中学とか高校よりも専門的じゃないの」


「大変ですね。悪ガキとかいるでしょ? ほら、その……おっぱいを触られるとか言っていたし」


「うん、しょっちゅうだよ」


 クソ、羨ましいガキどもめ。


「けど、所詮は子供だからね。適当に流しているわよ」


「ですよね~」


「ほら、おっぱいの話ばかりしないの」


「じゃあ、最後にカップ数だけでも?」


「こら、青春エロ男子くん?」


「ご、ごめんなさい」


 軽く怒りつつも、すぐに笑ってくれる町田さんが素敵すぎる。


「そういえば、山本くんこそ彼女はいないの?」


「いませんよ。ずっと女日照りです」


「そっか。大学って出会いが多そうだけど、案外ないのよね」


「そう、それなんですよ。自分から積極的に動かないと、むしろ高校の時よりも女子との出会いが少なくて」


「何かサークルには入っているの?」


「映研という名の飲みサーですかね」


「あはは、大学生っぽーい」


「町田さんが大学生の時は、どんな感じだったんですか?」


「ずっと、勉強していたよ。だから、ロクに恋人もいなかった」


「マジっすか!? 本当にもったいないっすね」


「こら、どこ見て言っているの?」


「す、すみません」


 俺は誤魔化すようにお椀に持った鍋を食べる。


「はぁ、少し酔っちゃったかな……」


 後ろに手を着いた町田さんは、赤らんだ頬を手でパタパタと扇ぐ。


 その際、Tシャツの巨乳が強調された。


 俺は女の子らしい服装よりも、ちょっとラフな方が興奮する。


 ちょうど、Gパンも穿いているし……何て健康的にエッチなんだ、このお姉さんは。


「あ、またおっぱい見てる」


 町田さんは言う。


「はい、見ていました」


「誤魔化さないんだ」


「もう、仕方のないことですからね」


「こら、開き直らないの」


 そう言って、町田さんは缶ビールを飲む。


 俺も同じように飲んだ。


「……Fカップ」


「えっ?」


「もしくは、Gカップ。その間を、行ったり来たりなの」


「ま、町田さん?」


「あ、ごめん。酔っぱらって、つい……内緒ね?」


「あはは……」


 FとGの間を行ったり来たり……な、何てエッチな響きなんだ。


 第一印象はとにかくさわやかで素敵なお姉さんだったけど……


「……町田さんって、実はエッチな人なんですか?」


 俺も酒の勢いに任せて、そう言った。


「……ここだけの話にしてくれる? 誰にも言わないって、約束してくれる?」


「あ、はい」


「私ね、もう26歳なのに……経験がないの」


「えっ?」


「しょ、処女なの……」


 町田さんの頬が赤らんでいるのは、お酒のせい……だけじゃないよな。


「お、俺も童貞ですよ」


「そ、そうなんだ。仲間だね、乾杯」


「乾杯」


 カンッ、と。


 お互いに缶ビールを煽る。


「ぷはっ……」


 町田さんは口元を軽く拭って、


「……エッチってどんな感じなんだろうね?」


「えっ? さあ、どうなんでしょうね?」


「私、もしかしたら、一生エッチ出来ないかも」


「それはないですよ。だって、町田さんはモテるだろうし」


「本当に?」


「だ、だって、俺は一目見た時から……」


 気付けば、二人の距離が近くなっていた。


 だから、キスをしてしまう。


「んっ……あっ……」


 町田さんの口の端から、甘く可愛らしい吐息が漏れる。


 そして、ゆっくりと離れる。


「……もしかして、キスも?」


「……うん、初めてだよ。引いちゃうよね」


「そ、そんなことないっす。俺も、初めてだし」


「本当に? じゃあ、お互いに初めて同士だ」


 町田さんはころころと笑う。


「じゃあ、このまま……とことん、お互いに初めてを経験しませんか?」


「それって……私とエッチしたいってこと?」


「はい、ぶっちゃけ」


「ぶっちゃけ過ぎだよぉ」


 町田さんはまたころころ笑う。


「……エッチな大学生の山本くんは、お部屋にゴムとかあるのかな?」


「あります」


「即答、面白い」


 町田さんはくすくすと笑う。


「じゃあ……良いよ」


「ほ、本当ですか?」


「うん。けど、初めてだから……ロマンチックにしてね?」


「ぜ、善処します」


「くす、面白い」


「あ、鍋の火を止めてと……ベッドじゃなくて、布団なんですけど」


「そそるね」


「やっぱり、エッチな人じゃないですか」


「じゃあ、やめる?」


「やめる訳ないでしょ?」


「そうだね」


 こうして、俺は。


 速攻で惚れた憧れのお姉さんと、関係を持ってしまった。








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