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異世界なう―No freedom,not a human―

逢神天景@小説家になろう

222話 堕天なう

 思い返すのは異世界に来て初めて再会した時のこと。その辺の娘に対してセクハラでも働こうとしていた阿辺と難波。
 はっきり言って、俺の嫌いなタイプのDQN。それくらいの印象しかなかった。
 でも、今日会った難波は。
 あの頃の彼からは考えられない程……なんというか、漢になっていた。
 守るべき人を見つけて、自分と向き合って。
 一歩踏み出すことを覚えた、そんな感じ。

「なんというか、難波は……正直、あんな風になるとは思っていなかった」

 冬子も似たような感想らしい。手を繋いで空を飛んでいるからか、冬子の表情がよく見える。喜び、というよりも意外そうな顔をしている。
 俺より少しは長く難波と戦っていた冬子すらそう思うのだ。やはり彼の変化は劇的だったことだろう。

「難波だけじゃ……無かったね」

 天川も、だいぶ凛々しい顔立ちになっていた。実力も、その身に纏う自信と彼の持つ『職』に見合うものになっていた。

「とはいえ、実力の方は……まあ、俺がこれだけ強くなったんだ。彼らがあのくらい強くても不思議じゃない」

 何せお互い元は戦闘力の無いただの高校生だったのだから。今の俺たちの実力からすればスタートラインは殆ど一緒みたいなものだ。
 俺が凄いなと思ったのは、精神面の方。なんであんなに真っ直ぐな男になっているというのか。
 ラノールが「男子三日会わざれば刮目して見よ」と言っていたが、まさにそんな感じだ。度肝を抜かれた気分。
 いつの間にか、俺より遠くに行ってしまっている。

「なんていうか、俺って……喧嘩ばっかり強くなって、何にも成長してないのかな」

 自分でも情けないと思うような言葉が口から洩れる。冬子はそれを聞いて、フッと自嘲気味な笑みを浮かべた。

「精神的な成長というのは自分では分からないものだろう? お前が喧嘩しか強くなっていないというのなら、私に至っては喧嘩すら強くなってないぞ」

「そんなこと無いよ。冬子だって、強くなった」

「ありがとう、京助。そしてお前も十分、精神的に成長しているだろう。以前のお前なら、仮に一度共闘している新井だって臨時パーティーに入れるのを嫌がっていたはずだ。そこを柔軟に考えられるようになった。それは十分成長と言えるだろう?」

 言われて、確かにと思い直す。だがそれは俺が強くなったせいで他者への警戒が緩んでいるだけではなかろうか。それならばむしろ退化になってしまう。
 少し考えてみるが結論は出ない。結論が出ないなら、他者の評価として受け入れておくべきだろう。
 冬子は柔らかく微笑んだ後……フッと目を逸らした。

「まあ、私としては気にして欲しいところはそこじゃないんだが……」

「えっ? 何か言った?」

 風にかき消された彼女の声を問い返すと、彼女は苦笑いして首を振る。

「なんでもない。それより次の場所はどこなんだ?」

「――キアラたちのところに着いた。降りるよ」

 俺は冬子と一緒に雲の中へと飛び込む。その真下には――Aランク魔物が四体。まだこんなにいたのか。
 肉体のエンチャントを『ストームエンチャント』から『ハイドロエンチャント』に切り替えて全力で魔力を放出する。

「とっ、『三叉トライデント』……ッ!」

 魔物の一体が俺を見てそう叫んだ。思い返すのは一週間前に倒したSランク魔物。ゲルルとズドンが合体して変身していた。魔族でありながら魔物でもあったあの二人。なるほど喋れるということは――こいつは魔族が魔物になった奴か。

「なるほどね」

 俺は着地し、槍を構える。喋った魔物がビビッて一歩下がった瞬間――その足がはじけ飛ぶ。地面に広がる水は全て俺のモノ――ここは怪物の口内みたいなものだ。

「ぐっ……ぎやあぁあぁぁぁっぁぁぁああああああ!!」

「悪いね、魔物魔族。土地を取っている魔法師に勝つのは容易じゃないんだ。――じゃ、死のうか」

 コン、と地面を石突で軽く突いた瞬間――水の槍が地面から剣山のように形成され、視界内の魔物全てが串刺しになる。
 的確に魔魂石を避けて殺したので、周囲の水で魔魂石を集める。さて取りあえずここは全滅させたかな。

「キアラ、次の場所へ行こうか」

「キョースケよ、効率を考えたらお主は別行動が良かろう。そ奴の力を使えば水から探知出来よう?」

 キアラに言われる。確かにヨハネスが教えてくれるからキアラのように転移は出来ずとも、取りあえず探知と『ストームエンチャント』による高速移動で狩り効率は良くなる。
 俺はふむと考えて、冬子の方を見る。

「じゃ、冬子。俺と一緒に――」

「トーコはダメぢゃ。それ以外で選べ。出来れば……そうぢゃの、ミサが良かろう」

 何故だ。
 と、言ってる時間がもったいない。キアラなりの考えがあるのだろうと考えて新井を選ぶ。ちょっと気まずいけど、パーティーメンバーを固めている方が安心だ。
 それに少数で行くのだから、面制圧が出来る新井と組む方が適切だろう。

「じゃ、ヤバいのがいたらすぐに呼んで。行こうか新井」

「ふぁ、ふぁいっ!」

 なんか変な声を出す新井。何でこんな感じに。
 俺は新井を連れて一番近いところに。キアラは遠いところに転移したし、これで天川たちも含めて三ヶ所で魔物の殲滅を行うことになる。

「あ、あのっ……き、清田君」

 亜音速で飛んでいる最中、新井がためらいがちに声をかけてくる。

「その……い、今のパーティーの、人……や、優しい、ね」

 つっかえつっかえ、言葉を選ぶように話す新井。優しいのは事実なので取りあえず頷く。
 そのまま新井は俯くと……グッと唇をかみしめた。

「清田……君、は。今のパーティーでリーダーなん……だよ、ね」

「そうだね。ランクが一番高いのは俺だし」

 というか流れでそうなってたけど、なんで俺がリーダーなんだろうか。まあシュリーも冬子も人を引っ張るようなタイプでも無いしそんなもんか。

「っと。……Bランクが二体。降りるまでも無いか」

 俺が地面を向いてそう呟いた瞬間、その二体が氷の刃で真っ二つにされる。……ご丁寧に、魔魂石だけ残して。

「お見事。はい、魔魂石」

 俺は魔魂石を水で跳ね上げてキャッチ。そのまま新井に渡すと……なぜか彼女は首を振った。

「それは……清田君に、あげます」

「? 自分で狩った獲物は自分のものにしないとダメだよ」

 拒否する新井の手に乗せると、彼女はしぶしぶといった様子で受け取る。何でだろうか。
 それにしても……

(亜音速で飛ぶ上空から、冷静に狙いをつけて魔魂石を傷つけないように氷の刃を放つって。普段から飛んでないと出来ないぞ)

 そもそも空中から敵を撃ち抜くのにはそれなりに訓練が必要だ。何せ視界がぶれる、自在にコントロール出来る魔法ならなおのこと。

「新井、飛ぶの慣れてるね」

「えっ……は、はい! わ、分かりますか?」

 ぱぁっ、と笑みを見せる新井。何がそんなに嬉しかったのか。俺は少しだけ笑顔を返し、次の場所を探知する。

「そ、それで、ですね。あの、清田……君。今って、パーティーメンバーを募集……して、ますか?」

 もじもじと指を突き合わせながらそんなことを聞いてくる新井。次は二百メートル、かなり近い。
 高度を上げて雲ギリギリまで飛ぶと……見えた。Bランクが三体にAランクが一体。エイムダムが合体して応戦しているということは、近くに民間人か。

「急ぐか」

「き、清田君。……聞いてます、か?」

 トロン、といきなり目が据わる新井。急な変化に少しだけ驚くけど、まあ話聞いてないと思ったら怒るのも当然か。

「聞いてるよ。募集はしてない。右方向に百メートル、恐らく民間人がいるから魔魂石より魔物を静かに屠ることを優先して。それじゃ――」

 行こうか。
 俺が最後まで言い切る前に、Bランク魔物が消し飛んだ。文字通り、消滅した。新井の魔法なのだろう、それは分かる。
 だが、消滅……?

(って、驚いてる場合じゃないか)

 俺はAランク魔物を風で拘束し、小さく圧縮していく。あまりの『圧』によって魔物は討伐部位だけ残して消滅した。
 そのまま魔物がいた場所まで飛び、着地。同時に魔力で怖がらせないよう魔昇華を解く。
 民間人ではなく、AGがそこでは戦っていた。

「大丈夫? 回復薬ならあるよ」

「い、いや……大丈夫だ。回復薬じゃ間に合わない奴はいるが、それ以外の連中は手持ちの回復薬でどうにかする」

 チラリと見ると、二人……壁に叩きつけられ、息を引き取っていた。間に合わなかった、か。
 怒り、焦り、悲しみ――様々な表情が浮かぶ彼らに対して、頭を下げてどうなるものでもない。そもそも、自分のせいでこのような悲劇が起きたわけじゃないのだから。
 でも、それでも。間に合わなかった――その事実をすんなりと飲み込めないのもまた事実。俺はガリガリと頭を掻くと、彼らにエンチャントをかけた。一番使いやすいであろうウインドエンチャントだ。
 動きが多少素早くなり、攻撃に風も纏う。

「そんなに保たないけど、無いよりマシだと思う」

「いや、助かる。……逝っちまったのは魔法師だったからな」

 再び気まずい沈黙。
 俺は彼らの顔を見ないまま……手持ちの回復薬を渡す。

「足りなくなったら使って」

「い、いや悪いよ。アンタらの分が無くなっちまう」

「大丈夫。俺はSランクだから」

「……ああ、なるほどな。アンタが『流星』か」

 また聞いたその名前。王都で俺はそう通っているのか。
 俺は頷いてから、ふわりと浮かぶ。新井を連れて、次の場所へ――

「ねえ、清田……君……」

 ――と、そこで新井が俺の服の袖を引っ張った。
 振り向くと、俯いたまま……何故か魔力を膨れ上がらせている。

「ん?」

 その膨れ上がった魔力を察してか、AG達はその場から退散していった。ちゃんと、死体はその場に置いて。
 俺は取りあえずその死体を水でくるみ、一応保存しておく。

「で、どうしたの新井?」

「……なんで、パーティーメンバーを……募集、してない、んです……か?」

 ぼそぼそと聞き取り辛い声で話す新井。いきなり何を言ってるんだ、とは思うが素直に問われたことに答える。

「単純明快に、足りない役割が特に無いからね。しいて言うなら盾持ちかな、うちのチームにいないの」

 それも俺がカバーしているから必要はない。
 そもそもこの世界は『数』でどうにかなるレベルにいない奴らが多すぎるから、数を揃える理由も必要もない。
 俺とキアラの負担が大きなチームであることは理解しているが、それでどうにかなる程度にはキアラがチートだ。

「盾……出来ます、私」

 そう言って呪文を唱え、大きな盾を装備した氷の鬼スタ〇ドを出す新井。どんな魔法だコレ、カッコいいな。

「それに……志村、君、から……シールド発生装置、貰って、ますから……近距離で、盾、出来ます……!」

「いやいやいやいや、魔法師に盾役やらせるチームなんて無いから。新井はそういう戦い方じゃなくて後方から高火力ぶつけまくる方がいいでしょ。っていうか、何でいきなりそんなことを?」

 新井はコテンと首を倒すと、目をやや細めた。

「……清田君の、パーティーに、入れて……欲しいんです……」

「うちに? ……どうしていきなり」

 勇者パーティーに何か不満でもあるのだろうか。

「いきなりじゃ……無い、です。ずっとずっと……そう、思ってました」

 とろんと溶けたような眼で首をコテンと倒す新井。その人形のような不気味な挙動に少し怯むが、俺は一つ息を吸い込んで首を振る。

「だとしても、無理だよ。うちのチームは……ちょっと特殊だから」

 そう、特殊。俺と冬子が異世界人であることやリャンやマリルが奴隷だが奴隷出ないことなどはまだしも、俺が半魔族であること、シュリーが半人半獣であることは正直明かせない。
 仮に最初上手いコト誤魔化していたとしても、シュリーの件は長期間親密に過ごせばバレる可能性は高い。
 そして、この辺の秘密を明かせない相手とチームは組めない。新井をそこまで信用してはいない。
 チームにいるというのなら、その辺の隠し事はしたくない。仲間は全ての秘密を共有すべきとは言わないが、こういう隠していると後で信用問題に関わることは、隠し立てしたくない。

「……私、役に立ちます」

 そりゃ役に立つのは見ていれば分かる。このレベルの術者なら俺のチームじゃなくとも引く手数多だろう。

「強く……強く、なったんです。清田君。私をチームに……! 私を、チームにいれて……ください……」

 どろどろと溶けそうな瞳に、確かな『情熱』のようなものを燃やしている新井。その元が何なのかは分からないが、無理なものは無理だ。

「勇者たちに何の不満があるのかは知らないし、抜けたいという考えを否定するわけじゃない。だけど、うちのパーティーは無理だよ」

 そう言って俺が新井の肩を押すと――彼女はふらりと背後に倒れた。

「む、り……?」

 ぺしゃん。
 水たまりが出来ている地面にしりもちをつく新井。溶けそうなほどドロドロしていた眼から『情熱』のようなものは何処かへ消えうせ、何も映っていないように見える。虚空を見つめる、でなく眼の中に虚空が広がっている。
 虚無、新井はブツブツとなにか呟きながら虚ろな眼で空を見上げた。

「無理……? なんで、なんで……? 強くなった、私は、強く……なのに、なんで? なんで、清田君は私を……選んで、くれないの……?」

 何を言っているのか分からないが、取りあえず新井が何か変なことになっていることは理解出来る。
 彼女の真意が掴めない、というか何がしたいのかがよく分からない。何も分からないまま何かマズいことが起きていることは察してきた。
 何か、マズい。
 何が、マズい?

「……新井。取りあえず落ち着いて。分かった、話をしよう。君をうちのチームで雇えないのには理由が――」

「無理……無理……? 強く、私は、強く……でも、それが清田君には、分からない? だって、そう……清田君は、凄い強くて、Sランクで、魔族も一瞬で倒せて、だから、そうか……うん、きっとそうなんだ……」

 ブツブツと呟いたまま、魔力が増大する新井。練り上げられ、彼女の周囲から魔力が溢れ出す。

「あ、新井?」

「だって、私より清田君は強いから……だから、きっと私の強さを分かってくれない……だから、そう。だって私は、まだSランク魔物を倒してない……そうか、じゃあきっとそういうこと……? うん、きっとそう。天川君も言ってた……」

 魔力が溢れ出すだけじゃない。
 コォォォォォォン……と、木と木を打ち鳴らしたような音が鳴る。それは俺がよく聞く音で、この王都で敵が鳴らしているのも聞いていて……っ!

「なるほど……ねっ!」

 俺は新井の左肩を貫こうと槍を振り上げる。しかし新井はギラン! と目を見開くと、謎のシールドを出して防御してきた。
 というかこれ……さっき言ってた、志村製のシールドか!

「くっ……」

 マズい。あのバカが厄介なものを厄介な人間に渡したせいで時間を稼がれた。
 新井が――

「ああ……分かった、分かったよ。清田君……の、中で特別な存在に……選ばれる、ためには、こうするべきなんだ……追い抜きたい、存在になるんだ……!」

 ――轟々と魔力が溢れる。俺が再び槍を構えるよりも速く、彼女の背後に氷の鬼が現れる。その鬼が尋常ならざる速度で剣を振り下ろしてくるため、やむなくバックステップしてそれを躱した。

「……俺と同じ、か? いやどう見ても正気じゃないところから考えるとまた違うのかな」

「清田君……清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君清田君! 私はなります……貴方から、追い抜かれる存在に……だから、そのために……」

 一切、呼吸を挟まず俺の名を連呼する新井。
 もはや、寸分の勘違いも無い。今の彼女は、俺と同じ。

「……魔族は、厄介な置き土産を残していったもんだね」

 コォォォォン……。
 木と木が打ち鳴らされる音と共に、俺の周囲に紫色の魔力が渦巻く。俺が戦闘態勢に入ったからか、新井は嬉しそうに更に魔力を活性化させた。

「だから、そのために……清田君」

 新井は俺の姿を見て、口を三日月形に開く。それが笑顔なのだと気づくのに数秒を要した。
 それと同時に、彼女の頭に角が生える。眼が片方紅く光り、まるで氷のように透き通った青白い魔力に覆われた。
 新井の髪ゴムが弾け飛び、ばさぁ……と彼女の髪が風に靡く。

「私が、貴方を……殺します」

「『魔昇華』」

 同時に俺のそれも完成する。紫色の魔力で覆われ、周囲に風と炎がまき散らされる。
 恍惚とした、まるで絶頂を迎えているかのような顔になる新井。絶頂を迎えた女性とか見たこと無いけど、たぶんこんな感じなんじゃないかな。
 いや、アレだ。どっちかというと……クスリで目が逝ってる方が近いか。

「どうしたものかな」

「やる、ちゃんとやる……清田君、貴方に選ばれるために……貴方を、殺す!!!」

 次の瞬間――王都の一角に、氷の城が出来上がった。

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