話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

異世界なう―No freedom,not a human―

逢神天景@小説家になろう

82話 ボディタッチなう

 ガイィィン! とまるで重機同士が打ち合っているかのような金属音が響く。俺の槍と冬子の剣がぶつかり合う音だ。
 冬子は普段の綺麗な剣筋なんか関係なくただ力任せに剣を俺に叩きつけてくる。やれやれ……受けきる身にもなって欲しい。この力任せな剣は一撃一撃が重くて受ける度に手が痺れるんだから。


「冬子、ちょっと落ち着いて……ッ」


 右下からの斬り上げを『円捌き』で流す。そこで体勢を崩しかけた冬子の腹に槍の石突を叩きつける。


「ガハッ」


 綺麗に入って横合いに吹っ飛ぶ冬子。腹を押さえながら立ち上がるけど……目が相変わらず正気を失っている。


「まったく……そんな荒い剣で俺に攻撃が入るとでも……」


「うるさいっ!」


 ふらふらと立ち上がった冬子はまたも俺に斬りかかってくる。槍を盾代わりにしてそれを受け止めてから、冬子を落ち着けるために話しかける。


「冬子、冷静になってよ……っ、こんなことして、何の意味があるのさ」


「何度も言っている! あんな、あんな汚らわしい亜人をパーティーメンバーにいれるなんて……ッ!」


 ギリギリ……と冬子が叩きつけてきている剣を受け止めながら、キアラの到着を待つ。というかさっさとキアラ来てくれないかな。
 冬子の剣を弾き、足を狙って石突を繰り出すが――それは剣の柄の部分で止められる。って、どんなアクロバティックな止め方だよ……。


「異世界人ってのは本当に……」


「お前も、異世界人だろう……がっ!」


 四発ほど風の弾丸を撃ちだしたら、そのすべてを斬り伏せられた。冷静さは失っているはずなのにスキルは使えるとかどうなってるんだ。


「ふっ!」


 一歩――一歩しか踏み込んでいないはずなのに、既に冬子は俺の懐の中に入ってきている。なんだ……ッ、さっきまでの荒々しい攻撃ではなく洗練された攻撃になりつつある。
 ギンッッッ!
 空気が震える。無駄が排除された攻撃は重いというよりも鋭い。鋭く、速い攻撃の場合、一撃一撃はいいものの、こうして物凄い回転力で連撃されると捌くのがつらくなってくる。


(キアラはまだかな)


(カカカッ! キョースケ、もうキアラは狙いヲ付けテルゼ? オメーラの動きが速スギテウテネェミタイダナ)


 ヨハネスが教えてくれたところによると、もうホテルの窓から俺らに向けて狙いをつけているらしい。らしいが――冬子の動きが速くて解呪が出来ないみたいだ。


「だったら動きを止めればいいんでしょ?」


 俺は指パッチンをして地面から水の鞭を出して動きを拘束しようとするが――それも全部剣で斬り飛ばされた。『断魔斬』って敵に回してみると厄介だね。
 って、そうか。キアラが今魔法を使っても今の冬子に斬られるから撃てないのか。


「厄介だな……『断魔斬』」


「どこを見ているっ!」


 まったく、こうなったら仕方ないね。
 俺は槍の石突で冬子の剣を弾こうとするが、それは読まれていたのか躱されてしまう。剣さえ叩き落とせばスキルも使えないというのに。
 冬子が頬を歪ませる。普段の冬子からは考えられないほど邪悪な笑みだ。まったく、冬子をこんな風にするなんて……。


「本当に……本当に、イライラさせてくれるよね」


 目の前で爆風を起こし、一瞬冬子が怯んだ隙に俺は『天駆』で空へ駆けあがる。


「降りてこい、京助!」


「もちろん、降りるよ。ただその前に……」


 俺は『魔昇華』を発動する。冬子はそんな俺の様子を見て目つきをさらに真剣なものにする。


「やっと本気でやる気になったか」


「そうだね……ちょっと、本気でやらないとキツそうだからね」


 地面に降り立つと同時に、冬子の懐へと距離をつめる。今まで俺から仕掛けなかったからか少しだけ虚をつかれたような顔をしたが、すぐに顔を引き締めて俺の槍を受け止める。
 先ほどよりもさらに大きな音が鳴るが、今度は拮抗せず俺が冬子を弾き飛ばした。


「ぐ……ッ!」


「まだだよ」


 俺は『蒸籠』を発動させて周囲の気温を上げようとしたところで――


「効くかっ!」


 ――冬子が周囲に『飛斬撃』を放って『蒸籠』の結界を斬り裂いた。


「!」


(何故バレたッ)


 信じられないが、それは冬子が魔力を『視』る眼を持っているとしか考えられない。今日魔法を使う修行をし始めたっていうのに、もう出来るようになったんだろうか。


「俺でも二週間くらいかかったっていうのに……」


「なんの話だっ!」


 さらに冬子の『飛斬撃』が何発も飛んでくるが、それを俺はステップで躱してこちらも『飛槍激』を撃つ。
 以前、AGギルドでやった時と違って今回は真剣と真槍同士。一瞬でも油断したら冬子を傷つけてしまう……というか、俺もやられちゃう。
 轟! と周囲に炎を巻いて冬子の接近を牽制する。どうせこれも切り裂かれるが、取りあえず数瞬の猶予が稼げたらそれでいい。


「甘いぞ!」


 やっぱり一瞬で対応されるけど、もう遅い。『断魔斬』はあくまでも剣で魔法を斬ることが出来るというだけで――足元がお留守になってるよ。


「どっちが甘いかな」


「なっ」


 冬子が足を地面にとられてガクッ、とバランスを崩した。地面をぬかるませただけだけど、単純な手こそこうして冷静さを失っている時にはよく効く。


「しまっ――」


 その瞬間、俺は水を冬子の剣にぶっかけ、滑りやすくしてから剣を蹴飛ばす。『天駆』を纏った蹴りだからよく飛ぶね。
 俺は槍を仕舞って冬子をガバッと羽交い絞めにすると、冬子はジタジタ暴れるのをやめて俺の方を見てからバッと眼をそらした。


「くっ――殺せ!」


「なんでだよ」


 それ言いたかっただけじゃないの、冬子。
 俺は上を見てからキアラを呼ぶ。


「キアラ、今だよ」


「『ディバイン・ブレイク・スペル』!」


 キアラの詠唱が聞こえて冬子の身体が光りに包まれると……冬子は意識を失ってしまっていた。
 一安心して、俺は冬子を抱えてキアラの元まで駆けていく。


「キアラ、助かったよ」


「……お主、もう息を吸うように空を飛ぶのぅ」


 別に構わないでしょ。


「空を飛ぶことに不安はないのか?」


「ないよ」


 俺が答えながら窓から部屋の中に入ると、部屋の中にいたリャンがこちらを心配そうに見上げてきていた。


「普通は空中で魔力切れになったらどうしようとか思うものなんぢゃが」


「ああ……確かに、それは少し思ったけど『パンドラ・ディヴァー』があるから魔力切れに陥る可能性は低そうだし、そもそも俺の魔力量は残量をヨハネスが教えてくれるからその心配はしてないかな」


 ベッドに冬子を寝かせると、リャンが水を持ってきてくれた。一息つこうと思ってそれを受け取ってから俺も椅子に座る。


「ありがとう、リャン」


「いえ。それよりも……いえ、マックと接触してしまったんでしょうね」


「そう……だろうね」


 心配そうに冬子を見つめるリャン。俺は活力煙に火をつけてから煙を吐きだす。


「キアラ……今の冬子の状態はどう?」


 脈はあるし、呼吸も安定しているから眠っているだけだとは思うけど……ここは異世界。さっきも冬子は呪いとかをかけられていたはずだから俺には分からない何かがあるかもしれないからね。
 キアラはしばらく診察していたようだけど、ポゥと冬子の身体を光らせてから立ち上がった。


「大丈夫ぢゃ。一時的に体力が落ちているだけぢゃろう。疲労回復の魔法もかけたしもう少しすれば眼を覚ますはずぢゃ」


「そう」


 ホッとして俺は活力煙を吹かす。やれやれ……。
 そしてキアラの方を見て肩をすくめた。


「それにしても、キアラ。魔法名だけとはいえ詠唱するなんて珍しいね」


 何とはなしに言ったセリフに、キアラが真剣な表情を俺に向ける。


「それほどまでに強い呪いがかかっておったということぢゃ。……お主は、妾がいたことをもっと感謝せねばならぬぞ。あれは勇者に惚れておる小娘でもどうにもならん」


 勇者に惚れておる小娘って……空美か。あれでもどうしようもないほどの呪いだったのか。たしかに、体力お化けの冬子がここまで疲労するなんて考えられないからね。
 危ない状態だったんだな、とゾッと背筋が凍る。


「……よかったよ」


「そうですね」


 キアラが俺の頭に手を置いてわしゃわしゃと撫でる。


「……何さ、キアラ」


「分かっておるか? キョースケ。……トーコがこうなったのはお主のせいぢゃぞ」


「……そんなの、言われるまでも無いよ」


 自分の不甲斐なさにイライラする。
 正直、舐めていた。そう……舐めていたんだ、敵を。こんなに直接的にこちらにちょっかいをかけてくるとは思ってなかった。
 仲間と協力することが悪いとは思っていない。だけど、違っていた。周囲を見ていなかったんだ俺は。
 今日、俺は外で何をしていただろうか。派手にAGを蹴散らし、ギルド職員の呪いを解き、挙句の果てには街で敵本人の聞き込みだ。
 目立たないわけが無い。


「妾も、あの時容赦をしなかったから人のことは言えぬ。しかし……こうしてお主が考えも無しに敵のホームで暴れた結果がこれぢゃ。お主の行動はもはや一人ですむだけのことではないと自覚するんぢゃ」


 ズキリと胸が痛む。
 今回の件は、俺だけが悪いわけじゃないのかもしれない。だけど、ギルドで暴れる前にもホテルでは一度暴れているわけだ。俺は自分の力を過信して慎重さを失っていた。
 なんとかなる――そう思った結果が、これだ。


「目立つな、とは言わぬ。しかしもっと慎重な行動を心掛けねばな……」


「……分かってるよ」


 事態を甘く見ていた。それが今回で一番の失敗だろうな。


「マスター。獣人である私が通報される危険性があったから、キアラさんのボディーガードも兼ねてホテルに置いてくれていたんでしょうが、やはり敵を甘く見ていたと言わざるを得ませんね。……もっとも、それは私もですが」


 ……異世界モノのヒロインって普通は主人公の意見をホイホイ聞くもんじゃないんだろうか。まあ、イエスマンならぬイエスウーマンに囲まれても意味が無いからいいけどね。
 なんにせよ冬子の目が覚めるまで、動かない方がいいだろう。


「キョースケ」


 俺が新しい活力煙に火をつけると、キアラもパイプに火をつけようとしていたのでキアラの分もつけてあげた。


「我慢できるのか?」


 まっすぐ俺を見据えてそんなことを訊いてくるキアラ。まったく、美人にこうも見つめられると照れちゃうよね。
 我慢できるかって? そんなの決まってる。


「出来るわけないよ」


 俺が言った瞬間、周囲に火の粉が飛ぶ。ああ、また魔力を暴走させてしまった。
 感情が高ぶるとこうして周囲に迷惑をかけてしまうのはどうにかしたいものだよね。


「でもさ」


 活力煙の煙を思いっきり吸い込み、一気に吐き出す。


「今ここで焦って突っ込んで……全滅するのは避けたい。特に、こっちはキアラを落とされたらアウトだからね。確実に足跡を追って罠にかける。魔族とは二回しか交戦経験はないけど……どちらも強敵だった。今回みたいに楽観視しながら戦っていい相手じゃなかったんだ。それを分かっていて、ここで感情だけで突っ込むことなんてできないよ」


「マスター……」


 リャンが俺の横に跪くとそっと手を握ってくれた。……いつの間にか、俺の手のひらから血が出ている。ああ、拳を握りしめ過ぎて爪が食い込んでたのか。


「……怒りや、憎しみなど。マイナスな感情は時に物凄い爆発力を生むものぢゃ。しかし、せっかくの爆発力をただ爆発させるだけでは惜しいぢゃろう?」


「……そう、だね」


 火薬だって、ただ爆発させただけではあんなエネルギーを生み出さない。然るべき手順を踏んで爆発させねば意味が無い。
 今回のことも、そうなのだろう。


「マスター。落ち着いたら……計画を練りましょう」


 リャンが俺の手を握りながら微笑んでそう言う。
 ……大丈夫だよ、ここで冷静な思考を失うほどガキなつもりはない。


「お主は妾から見れば十分ガキぢゃ」


「そりゃキアラやリャンに比べればね」


 何気なく言うと俺の手を掴んでいる手にいきなり力が入った……って痛い痛い痛い! どんな握力してるんだよ!


「マスター。私はまだそんな歳ではありません」


「……そーかい」


「ほっほっほ。本当にいい女は歳のことなど気にせぬし気取らせぬものぢゃ。年上の魅力というものがあるでのぅ」


 知らないよ。


「トーコはそう時間がかからず目覚めるはずぢゃしの、ゆっくり計画を練るとしようかのぅ」


「この部屋に結界を張ることは出来る? キアラ」


「もうやっておるぞ」


 さすがキアラ、仕事が速い。


「なら少しだけ作戦を立てようか。……と、言ってもそんなに大したことはしないつもりだけどね。けど、今までよりも慎重に行動しようってだけで」


「そうぢゃな」


 イスから立ち上がり冬子が寝ているベッドの横に座って、活力煙を吹かしながら俺は少し考えてみる。
 まず、マックと接触するのは俺だけだ。過信するわけじゃないが俺だけが精神系の魔法に耐性あるからね。
 しかし、戦闘は俺たちの最大戦力で……つまり四人で戦いたい。これまでの戦いと違ってケガをした場合はキアラが回復させてくれるからね。
 ただ、それをするには相手の『呪い』の条件をハッキリとさせておく必要がある。魔法ならば結界で防ぐなどの方法があるからね。そうなると、俺が『呪い』を受けてみてヨハネスに解析させるのがいいだろうか。
 そこで少し俺は考えることがあって、キアラに尋ねてみる。


「……って、思うんだけどどう?」


「……ふむ、まあ考えとしては間違いないぢゃろうな。それなら妾もできるぞ」


「ん、わかった」


 俺は寝ている冬子の顔をじっと見る。彼女をこうして傷つけられたことに対するイライラは収まりそうにも無い。
 そっと……頭を撫でてみる。さらさらの髪の毛が気持ちいい。


「何か悪戯をするのなら妾たちは外へ行っていようかの?」


「マスター。反応が無い相手といたすのがご趣味なんですか?」


 女性陣2人の視線が痛い。というか、どういう意味だよ。


「ちょっと愛おしくなっただけだよ。……確かに、付き合っても無い女性の髪の毛を触るのは事案だよね。冬子には黙っていてくれるかな?」


 俺が二人にそういうと、キアラはニヤニヤを加速させ、リャンは少し不機嫌そうな顔になった。
 リャンは俺の隣に来ると、ぴったりと足や肩をくっつけてくる。


「……ど、どうしたの?」


「なんでもありません。強いて言うなら、私も自分の気持ちに驚いているところです」


 なんかリャンが怖い。頬を朱に染めそっぽを向くリャンだけど……酔っぱらっているのだろうか。
 リャンはキアラを少し睨んだかと思うと、キアラは「ふっ」と笑うとソファから立ち上がった。


「妾は少し湯浴みをしてくるぞ。キョースケは一番最後ぢゃな」


「湯浴み……ああ、シャワーか。うん、俺は最後でいいよ」


 古めかしい言葉を使うせいで一瞬何を言っているのか分からなかった。このホテルにはシャワーがあるのは楽でいいよね。無いと自力でお湯とかを用意してお風呂に入ったりしないといけないからね。
 キアラがお風呂の方に行ったのを見て、俺は紅茶でも淹れようかとベッドから立ち上がろうとしたところで、ガシッとリャンに腕を掴まれた。


「りゃ、リャン?」


 どうしたんだろう……と思ってリャンの顔を見ると、彼女は立ちあがって「紅茶を淹れますね」と紅茶をとりに行った。
 ……さっきの急接近はなんだったんだろう。


(カカカッ! 案外、本当に惚れテルンジャネェカァ?)


 ヨハネスの戯言を鼻で笑い、俺は活力煙の煙を肺の中いっぱいに吸い込む。


(そーいうのは……もっと長い付き合いになってからだよ。別に信用してないことも無いけど)


 美人であるのは間違いないし、ここ数日の付き合いで彼女が凶悪な存在でもないことは分かっているつもりだ。


「だけどねぇ……ボディタッチが増えてくるのはちょっとよく分からないかな」


(ダカラテメェに惚れてンジャネェノカッッテ話ダロウガヨォ)


 それは無い。
 脳内でヨハネスと会話していると、リャンが紅茶を淹れてきてくれた。


「さんきゅ」


「……私はマスターのことを子供扱い出来る年齢ではありません」


 それまだ根に持ってたんだね。
 俺が少し苦笑いすると、リャンは「だから」と続けた。


「だから……案外、感情が先に動くこともあるようですね」


 そう言って、俺の顔にリャンが顔を近づけてきた。


「……はぁ、いいですねトーコさんは」


「な、なんの話か分からないけど……取りあえず、冷める前に紅茶を飲んでもいいかな?」


 俺は一体何に巻き込まれてるんだ。
 こっちの世界の女性は……なんていうか、パーソナルスペースが狭い気がするんだけど。さすがの俺も、出会って数日の女性にこんな接近されると怖いんだが。
 リャンが手を離して冬子の方を見ると額に手を当てた。


「熱は無いようですね」


 そう言ってリャンはソファの方へ行ってしまう。
 ……なんだったんだ一体。
 俺は少しモヤッとしたものを感じながら、紅茶と一緒に活力煙を吹かす。
 甘い活力煙には紅茶がよく合う。


「んー……」


 取りあえず、日記でも書くか。
 どうせ明日は敵対者とやり合わなきゃならないんだ。
 俺は明日の作戦について思考に耽るのであった。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「お待たせしました。初めまして、AランクAGのマック・ブラスです」


 後ろから聞こえた声に振り向くと、そこにはなかなかのイケメンが立っていた。金髪碧眼で整った顔立ち。身のこなしも歩き方にも隙が無い。腰に下げた剣はよく手入れが行き届いているようだ。防具も綺麗に磨かれている。前衛職であるとは思えない程に。


「ああ、こちらこそ」


「えっと……トーコ・サノさんですね?」


 にっこりとほほ笑むマックに、にっこりとほほ笑み返す。


「よろしく頼む」





「異世界なう―No freedom,not a human―」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く