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異世界なう―No freedom,not a human―

逢神天景@小説家になろう

52話 どちらが悲しい? なう

「お、おい! 阿辺! 勝てるわけがねえだろ!」


 難波が阿辺の肩をぐっと掴むが、それを振り払って清田を睨みつける。


「うるせえ!」


「……そもそも、相手は神器を持ってるんだぞ」


「はっ、あの神器だって、どうせ汚い手を使って手に入れたに決まってる。途中で出てきた魔族の女は魅了の魔法を使えたとか言っていた。清田も、そんな手を使ったに違いない。あのキアラとかいう枝神だってそうだ。あの女を魅了して、清田がまんまと掠め取ったに決まってる!」


「いや、それは……」


 難波がまだ何かを言っているが、そんなものは聞く価値はない。


(だいたい、塔の中でも俺がいないと大変だったじゃないか。俺のおかげで皆は睡眠もとれていたんじゃないか。なのに、みんな天川や清田ばっかり持て囃しやがって……)


 阿辺はそんな怨嗟の籠った目で清田を睨みつけてから、杖を突き付ける。


「決闘だ、決闘。俺が勝ったら佐野さんは置いていってもらう!」


「えー……」


 清田がげんなりとした表情になり、ため息をついてから阿辺から目を逸らした。
 それを見て、阿辺はハッと察する。


(そうか……やっぱり俺に勝つ自信が無いんだな!?)


 そもそも、阿辺は魔法使いで、清田は槍使い。
 確かに、その槍捌きは怖いが、清田は炎を主戦力にしているような節のことを言っていた。だが、あの大きな炎はこんな街中では使えないはず。あの炎さえなければこっちの物だ。


(俺は杖が無くても魔法が使えるが……)


 これで、決闘のルールとして武器を使うのを禁止にすれば、清田は魔法も武器も使えないという状態になる。素手対魔法なら、負ける気はしない。


「お、おい、阿辺……」


「うるせえ!」


 難波が未だにうるさいので、今度は腕で振り払い、蹴飛ばす。


(――ちっ、バカは黙っていろよ。こっちには勝算があってやってるんだ。邪魔者は黙ってろ。俺の魔法が破られるわけがないだろうが)


 阿辺の魔法は、天川すら破れたことはない。清田ごときに破られるものか。


「決闘……? 嫌だよ」


 心底、面倒くさそうな顔を阿辺に向ける清田。
 その表情に、一瞬頭に血が上る。


「はぁ?! なんでだよ!」


 ――しかし、そうしてさらに観察してみて、気づく。
 怖気づいたのか。
 そもそも、阿辺の魔法は破られたことがない。結界に籠ってその中から攻撃を繰り返せば、それだけで決着がつくのは明白。


(つまり、最初から俺に勝てるはずがないんだ!)


 阿辺はますます笑みを深めるが、清田はフルフルと首を振る。


「いや、そうじゃなくてさ……」


 そして次の瞬間、ゴッ! と槍が飛んできた。


「ッ!?」


 咄嗟に、顔を傾けてその槍を躱す。槍は凄まじい勢いで地面に刺さるが、そんなことを気にしている暇はない。


(――俺じゃなかったら刺さってたぞ!?)


 マズい、と阿辺が思った瞬間には、すでに清田が懐に潜り込んでいた。
 左のボディアッパーが来るだろうと考え、咄嗟に体をガードする。
 そしてガシィッ! と鈍い音がしたかと思うと、清田の一撃を受け止めることに成功する。


(よしっ、これで――)


 バッと顔を上げた瞬間、阿辺の意識はぶつりと途切れた。




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




 ゴッ! と鈍い音が響き、阿辺の身体が後方へ吹っ飛ぶ。
 ……まさか、昔漫画で読んだパンチがそのまま使えるとは思わなかった。
 ボディブローで、相手の目線を下に引き付けておきながら、相手の視界の外から弧を描くように右のパンチを打ち出す技。
 こうも綺麗に決まるとは。
 とはいえ、まだ意識があるかもしれない。ちゃんととどめを刺さないと。
 俺は吹っ飛んだ阿辺に『天駆』で一気に近づき、風を纏った足で蹴り上げ、さらに同時に俺も空中の阿辺に向かって跳躍し、空中コンボを浴びせる。丁寧に、風の弾丸もぶち当てながら。
 そして十数発撃った時点で、もう大丈夫だろうと思って俺は地面へ叩きつけた。あ、地面に思いっきり穴が開いちゃったね。……まあ、いいか。


「さて……これでいいかな」


 俺は地面で伸びている阿辺の頭を踏みつけ、意識を完全に失っていることと、死んでないことを確認する。死んでなければ、あばらの一本や二本くらい空美が治すだろうしね。
 そしてそのまま、別におせっかいかとも思ったけど、そのまま空美達がいる方へ阿辺を蹴飛ばす。どうせ今から治すんだ。一個や二個、折れてるところが増えたところで別に構わないだろう。


「じゃあ、行こうか、佐野」


 神器を取りに行こうと、俺が足に風を纏わせて浮かぼうとした瞬間――後ろから拳が飛んできた。


「ッ!」


「俺さ、こういうまどろっこしいこと苦手なんだよ」


 咄嗟に躱し、その拳の相手を見る。
 そこにいたのは――白鷺。腕をよく見ると、青白く光っているね。……強化系スキルを使ってるってことか。
 白鷺は、元の世界にいた時や、普段の姿からは想像がつかない程、獰猛な笑みを浮かべてこちらへ闘気を向けている。


「要するに――お前を倒せば、みんな一緒に行けるんだろ? 人数多い方が楽しいぜ」


 さらに、左、右と鋭いパンチが飛んでくる。この動き――そう言えば、前の世界で見たことがある。確か、ワンツー。
 しかも、かなりの練習量が伺えられる。これは、元の世界からやってたタイプかな、佐野と一緒で。


「ボクサーだったんだ、白鷺」


 首を傾け、それらを躱しながらバックステップで距離をとる。


「へぇ、よく知ってんな。元の世界じゃ、そこそこならしてたんだよっ!」


 さらに、鋭い一撃。……魔物と戦うときはスキルばっかり使っていたからわからなかったけど、流石に対人戦慣れしている。足運びも距離の詰め方も、堂に入っている。
 しかも今の俺は、さっき阿辺に攻撃したときに槍を投げたせいで、丸腰。ボクサーと素手で殴り合いをして勝てる道理もない。
 魔法なり魔術なりを使えばまた話は変わってくるんだろうが――肝心の魔法や魔術を撃つ意識を集中することができない。
 ほんの数瞬でも魔力に意識を向けられればいいんだけど、白鷺の攻撃が速くてそれができない。
 さて、どうするか……


「ボディががら空きだぜ!」


 さらに、ボディブロー。
 それをガードすると、今度は上から拳が飛んでくる。さっき俺がやった技だけど、俺なんぞとは比べ物にならないほどのクオリティ。来る方向が分かってなかったらやられていた。
 なんとか凌いだところに飛んでくる痛烈なジャブ。ジャブは躱せないと書いてあったけど、実際にその通りだった。速すぎて、ガードするしかない。
 そしてガードで動きが止まったところに、追撃の右。これは躱して蹴りを叩きこもうとするも、その蹴りはあっさりと捌かれる。
 ステータス的には、たぶん半魔族化した俺の方が上回っていると思うけど、それを補ってあまりあるほどの動きの差。
 槍があれば、まだ話は別かもしれない。けれど、槍はアイテムボックスにしか入っていない。ただ、それを出そうにも、構えるための距離が無い。槍は本来中距離戦闘用だからね。こうも接近されてしまうと。
 魔法を使う暇はいいから、少しの距離が欲しい。そうすれば、アイテムボックスから槍を出せる。


「面倒なことになってきたね!」


 白鷺の攻撃を避けてカウンターを狙うが、失敗する。
 そして俺が後退した分だけ、差を埋めてくる。距離のとりあいで白鷺に勝てる気がしない。ーー俺は距離とか間が欲しいんだけどな。


「俺は、あんまりなんも考えてねえけどよ――」


 白鷺の表情は、嬉しそうだ。ボクサーの血が騒いでいるのかもしれない。
 白鷺は攻撃しながら俺に語り掛けてくる。


「要するに、俺らが信じられねえから一緒に行きたくねえんだろ? なんでだよ、塔では普通に接してくれていたくせによ」


 嘘つけ。俺がヒルディを殺した時はさすがに引いてたでしょ。
 ……と思ったけど、白鷺はそういえば割と普通にしゃべってくれていたかもしれない。


「あんまお前の考え方は分かんねえんだ、俺。だって、人を信じない方が怠いし大変だしよ。まして、それで誰はいい、誰はよくないって……人を選別するの。そんなの、なんか嫌じゃん?」


 動きに無駄がない。どんどん追い詰められていく。
 また、神器のある場所に行こう、行こうと動いているんだけど、それも白鷺に読まれているのか、神器になかなか近寄らせてもらえない。
 これは……マズいね。


「俺は、お前にはついてきて欲しいぜ? だってよ、やっぱ人は多い方がいいじゃん? 強さとか関係なく、やっぱ、日本人ってだけで心強いんだよ。俺の心が弱いだけかもしれねえけどよ」


 ダン! とひときわ大きく踏み込み、白鷺が俺の目を見つめてくる。
 そこにあるのは、心配する気持ちと――ほんのわずかな、憐れみ。


「だから、俺は思うんだ――」


 さらに、一撃、二撃、激しい攻撃が俺に降り注ぐ。
 そして、そのうちの一撃が俺の頬をかすり、さらにさっき阿辺との戦いで開いていた地面の穴に足をとられてしまった。
 ニッと笑った白鷺が、足を止めて言い放つ。


「しまっ――」


「――人を信じられないって悲しい、ってよ。行くぜ、『拳々轟々』!」


 白鷺の必殺スキル。足を止めて、中距離から近距離の敵に連打を浴びせる速度的には最速に近い、連打の必殺技。


「清田っ!」


 佐野の悲痛な叫び声が聞こえた瞬間に――


「そうかな? 人を安易に信じて痛い目にあう方が、よほど悲しいよ」


 ――俺は白鷺の顔面に、おもいっきり槍の石突を突き刺していた。


「ガッ……」


 白鷺がスキルを使うために、一瞬でも間をあけてくれたおかげで、俺はアイテムボックスから槍を出すのが間に合った。
 こっちに来てすぐ、ゴゾムにやった時と同じ要領で。アイテムボックスから、射出するような形で相手に攻撃する技。


「じゃあね」


 別に、これが必殺の一撃になるわけじゃない。ほんの少し、ほんの少しだけ白鷺が、のけぞる。だけど、俺にはそのほんの少しの時間で十分。白鷺の必殺スキルをキャンセルし、魔力へ意識を向けることに成功した。
 そして、俺は予備の槍に炎を纏わせる。


「フレイムエンチャント」


 炎を纏わせた槍の石突を、白鷺に息もつかせぬような勢いで大量に叩き込み、最後は風を纏わせた拳で白鷺を吹っ飛ばした。
 二度、三度バウンドして、動かなくなる白鷺。
 ……さすがに、手ごわかったね。


「白鷺!」


 加藤が白鷺の傍に駆け寄り、すかさず回復魔法をかけている。
 さっきの阿辺みたいにおざなりに殴ったんじゃなくて、白鷺は炎を纏った槍で、確実に急所を撃ち抜いた。刃のある方じゃなかったとはいえ――さすがにもう立てないだろう。
 俺の方は俺の方で、ダメージが無いわけじゃない。ガードした腕は痺れているし、頬はやはり痛む。
 阿辺は、戦闘不能。新井は戦う意思が無いように見えるし、木原は今、白鷺がやられたのを見たからか、井川に止められている。
 元から難波は俺の処遇に関してはどうでもよさげだからか、特に何もせずにこの状態を見ている。
 ふう、不意打ちを食らわせられることはなさそうだね。


「…………」


 俺はそのまま神器を拾いに行き、佐野の手を取る。


「京助……やりすぎじゃ、無いのか?」


「阿辺と違って、白鷺は手ごわかったからね。手加減する余裕もなかったよ」


 魔昇華しているなら話は別かもしれなかったけど、素の状態で、尚且つ槍もないとああするしかなかった。
 そして、今回の出来事で思ったけど……魔昇華してないと、やっぱり魔術も魔法も使うのにワンテンポ遅れるね。魔昇華していたら、筋肉を動かすかのように魔法を――というか、魔力を使えるんだけど、通常状態だとそうもいかない。やはり、筋肉を動かすように、反射で動かすことは出来ない。
 まあ、強い敵と出会ったら出し惜しみせずに魔昇華しよう。じゃなきゃヤバそうだ。


「神器解放――打ち砕け、『ロック・バスター』」


 轟! と、『力』が吹き荒れる。
 見れば――天川が、神器を解放させていた。


「……何の真似?」


 まさかこんな街中で神器を使うつもりだろうか。


「神器解放――喰らい尽くせ『パンドラ・ディヴァー』」


『カカカッ! イイ感ジノ展開ジャアネェカ!』


「うるさいよ、ヨハネス」


 俺も神器を解放して、天川を睨みつける。
 いくらキアラが人払いの結界を張っているとはいえ、街中で、神器でやりあったら、被害がどれほど出るかは分からない。
 すると、天川の横から空美がひそひそと何かを小声で伝えている。


「清田――今から、俺と決闘しよう。俺が勝ったら、お前も一緒に付いてくる、お前が負けたら好きにしていい」


「……俺になんのメリットが? 俺は勝っても現状維持、負けた時だけリスクを負う――理不尽な話だと思わない?」


「……そうでもない。この決闘に乗らないんだったら、今から神器を使って攻撃する。さしものお前も、神器で攻撃されたら本気にならざるを得ないだろう。それはとても、めんどくさいことじゃないか?」


「ふうん……」


 神器でぶつかり合ってしまえば、勝てるかどうかも分からないし、天川が戦うとなると全員が俺に襲いかかってくるかもしれない。
 全員が俺を攻撃する意思を固めてしまう前に、決闘に乗っておくほうが無難かもしれない。


『イイノカ? キョースケ』


「いいもなにも、勝って天川達から佐野を引き離せるっていうなら、悪い展開じゃないかもしれないし――」


 それに、負けたとしても、逃げ出すチャンスはいくらでもある。天川たちに付いていれば、志村のことも迎えに行けるかもしれないし。


「――あとは、そうだね、天川。俺からも一つ簡単な要求を後でしていい?」


「簡単な?」


「そ、凄く簡単なお願い。それが決闘を受ける条件。いいでしょ?」


「……分かった。それじゃあ、決闘だ」


 天川はそう言うと、神器を納めた。ここで先に納めちゃう当たり、やっぱり無警戒だな、と思わなくもない。


「ルールは単純だ。素手で殴りあって、立てなくなった方の負け。神器はもちろん、鎧もなしだ」


 そう言うと、天川が、いきなり上半身の鎧をばっと脱いだ。
 インナーも脱ぎ、上裸になる天川。……さすがに、野球部員だったということもあって、鍛えられた体をしている。
 俺も脱がなきゃいけないのかな……と思いつつも、一応上の鎧だけアイテムボックスに仕舞う。


「きょ、京助、インナーも脱がないのか……?」


 なんで目を輝かせてるの、佐野は。


「そ、そうですよ! 清田君! インナーも脱いで天川君と同等にならないと!」


 新井はなんで鼻息を荒くしてるの!?
 俺はため息をついて、インナーもアイテムボックスの中に仕舞い、上半身裸になる。


「……まさか下も脱げとは言わないよね」


「それもいいね!」


「それもいいな」


「そ、それもいいですね……」


 空美は天川を、佐野と新井は俺を凝視しながら言う。


「いや脱がないで大丈夫だ。というか、俺も脱ぎたくない」


「だよね」


 俺はアイテムボックスから活力煙を取り出し、咥えて火をつける。
 煙を吸い込み、吐き出す。


「さて、と。他にルールは?」


「魔法、スキルの類は禁止しない。俺は普通にスキルを使わせてもらうからな。そして、アイテムボックスの使用は禁止だ」


「だいぶそっちに有利じゃない? スキルも魔法も禁止しないなんて」


「どこがだ? 魔法の扱いはお前の方が上手だろう」


 天川の修羅化は、ステータスがたぶん倍近くなるスキルだろう、魔物との戦いを見る限り。
 アレは確かに、強い。強いけど……俺が魔昇華したときも、似たような倍率になるんじゃないだろうか。
 さて――終扉開放状態を使えば、当然勝てるだろうけど、いかんせんあれは限界ギリギリまで力を使う技だ。使いたくないし、使う気もない。
 となると……魔昇華と、魔術。それと喧嘩の腕だけで戦うことになるわけだけど。


「どうなることやら」


 勝てるかどうかと言われたら、正直厳しいかもしれない。


「きょ、京助……?」


 心配そうな顔の佐野。そんな顔をさせるくらい追い詰められた表情をしていただろうか。
 まあ、彼女を心配させない表情くらい作ろうか。
 そう思って、煙を吐き出しながら、佐野の方を向いて、少しほほ笑む。


「どうしたの、佐野」


「いや、お前が負けるとは思わないが、やりすぎないようにしてくれよ? と思ってな」


 まさかのそっち。


「……とはいえ、手加減できるほど楽に倒せるわけじゃないよ?」


「? ゴーレムドラゴンを圧倒していたアレを使えばいいんじゃないのか?」


「あれをしたらさすがに天川は死ぬ」


 天川に防御系の技が無いと、確実にアレは死ぬだろう。それに、あんな技、タメが大きすぎてその途中でやられちゃうし。


「そうか……だが、それならどうするんだ?」


「いや、普通に戦うよ。たぶん、何とかなるでしょ」


 ヒラヒラと手を振りながら、天川の方へ向かって一歩踏み出し、天川を見据える。


「準備はいいのか? 清田」


「ん……まあ、いいよ」


「では、ルールの確認をするぞ。スキル、魔法の使用はあり。しかし、武器や鎧の類は使わない。殴り合いの、一対一の勝負だ」


「OK。そうそう、戦ってから再戦は無しだよ」


「もちろんだ」


「じゃあ、やろうか」


 天川が、拳を掲げてから、一瞬体に力を籠める。


「はああああああああ! 『修羅化』!」


 その間に攻撃を仕掛けたかったけど、距離的にそれは厳しい。
 なら、俺も自分を強化させてもらおう。


「『炎鬼化』、ってね」


 魔昇華を行い、肉体を強化するとともに、魔法を数個準備する。


「行くぞ、清田!」


「さて、暑苦しいのは嫌いなんだけど」


 白鷺も、だいぶ暑苦しかったからね。
 ……さて、気張らないとな。


「天川――俺の経験値になってくれよ?」

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